・「バランス論」は自然界には通用しない
・「アラキドン酸/EPAバランス」も自然界には通用しない
・脂質の消化吸収と輸送のメカニズム
・FABP(脂肪酸結合タンパク)とアルデヒド
・脂肪酸のエネルギー燃焼「β酸化」のメカニズム
・PUFAのβ酸化メカニズムと還元ストレス
・ペルオキシソームの本質は有害物質の分解
・フリーラジカルによるPUFAの過酸化メカニズム
・長寿のハダカデバネズミはオメガ6/3比が高い
・抗酸化能と長寿は全く相関しない
・長寿の馬はPUFAリッチでリノール酸がダントツで多い
・aerobic scopeから捉える酸素消費能の重要性
・イヌイット伝説の誤解 〜PUFA蓄積が少なく飽和脂肪酸蓄積は多い〜
・イヌイットと昔の日本人 〜健康を維持するために共通していた食べ方は?〜
・創造と破壊の諸刃の剣 〜アラキドン酸とDHAの存在意義〜
・花粉症の謎を解く 〜C20以上の脂肪酸を持つ特殊な植物「花粉」と「海藻」〜
・ビーポーレン(花粉団子)が免疫に働きかけるのは何故か?
・魚類ですら慎重に蓄積するDHA
・長寿動物が持つIHP(イノシトール6-リン酸)
・年中冬眠状態、甲状腺機能低下生物「ナマケモノ」
・脂質代謝が活性化する妊娠中の脂肪酸組成変化
・日本人が夏に代謝が落ちる理由
・穀物飼料育ちの鶏、豚がオメガ6/3比が高いは誤解
・AGEs(終末糖化産物)は脂質から発生する
・鉄とPUFAと還元ストレス
・オメガ3はLPS由来の炎症を抑えるのか?
〜論文の正しい読み解き方〜
〜論文の正しい読み解き方〜
・代謝が高い/低いに優劣はない
・代謝が高い/低いと免疫、症状の関係
・代謝が高い/低いと免疫、症状の関係
現時点での僕のマスターピースと言える「脂質クラス3」です。
地球上の動植物がそれぞれ大きく異なった脂肪酸組成を持ちます。それは何故なのか? 不飽和度が高い(PUFAの多い)生物はどのように自らの命を守っているのか? 二重結合の多い/少ないは生物の何を決定するのか? 二重結合とはそもそも何に使われているのか?
脂肪酸の持つ生理的意味を、地球上の動植物の代謝や性質を縦横無尽に分析しながら導き出します。俯瞰して見えてくるのは全生物が持つ共通のルールです。
脂肪酸によって決定される生物の代謝の高低、そしてエネルギー産生、免疫、フリーラジカルの関係を細胞レベルと自然界を大胆に繋ぎ合わせて慢性疾患の謎を解いて行きます。
他者を深く知ること、それは自己との違いを知ることと同義です。細胞レベルの代謝から地球全体を俯瞰することが出来る、これぞ生化学の真骨頂。自然界が魅せる最高のエンターテイメントをぜひ感じ取りに来てください!
※ 糖質クラス1〜3と脂質クラス1〜2をご受講頂いた後でないと少々難しい内容になっています。