ものすごく久しぶりですが、畑ブログを更新したいと思います。
このコロナ問題で、食料の確保、という問題についてもクローズアップされたように思います。
引用元:日本農業新聞
そもそも、当たり前のように食材が手に入っている現代が不自然すぎるのかもしれません。
だからという訳ではないですが、自分の食べるものを少しでも自給できることはこれからの時代、重要なのかなと感じています。
無農薬の野菜や果物を食べたいならば、なおさら。
そんな気持ちもあり、京田辺に越してきてから畑を始めて今年で3年目。(私が本腰入れたのは2年目…)という、まだまだ畑初心者、ペーぺーですが。実際にやってみないとわからなかったことは大いにあって。
正直なところ…
畑をやるって、野菜を作るって、大変っすね。(規模にもよると思いますが。)
特に4・5月はやることがたくさんで、時間があっという間にすぎていく。体力勝負でもある。天気との調整も必要。草もがんがん生えてくる。
暇だから趣味で畑やっています、というレベルなら気持ちがまた違うかもですが、仕事をしながら、育児をしながらの畑。
でも、それ以上に畑をやる意味は大きいと思っています。
何よりも、畑は美しくて…
桜とか、もちろんキレイだなぁとは思いますが、正直、畑に咲く花々の方が私は美しいと感じます。
桜をキレイと言っている自分は、それって本心?と思う自分もいたりするのですよね。
そんな最近の畑仕事の様子をご紹介させていただきます。今回は採種方法も合わせまして。(自分のために。笑)
採種についてはこの本を参考にしています。
種を繋いでいかないと、毎年毎年、購入しなくちゃならなくなる。
もちろん、タネや苗を販売している業者さんには感謝していますし、今回も大いにお世話になっています。あれだけの種が入って数百円って!安っ!って思います。
それを自分で種取りをし、保存し…って実際やってみると案外と手間暇かかるのですねぇ。それが数百円で買えてしまう… と思うと、心が萎える私もいます。^^;
ただ、購入先があればいいのですが、これも依存に変わりなくて…
そして何より、この畑の環境で育ち、感染症や敵にやられることなく種まで繋いだ子の種を、また次に繋いでいく、ということが最も大きなメリットだと思います。
そうしてこの環境に適した子が残っていく。
植物たちも弱ければ害虫にやられやすくなる。
感染症に負けやすくなる。
その中で、農薬や肥料という力を借りて生き延びる子もいる。
何が正しくて、間違っているかなんて私にはジャッジは出来ませんし、農業で生きている方からすれば、私なんて趣味レベル。そんな農家さんの苦労も知らない自分があれこれ言えたもんじゃないと思っています。
でも、家庭菜園レベルだからこそ、自分の心が納得するところを試行錯誤していきたいです。
そして種苗法改正により今後の動向も気になるところです。(参考:中日新聞社説 種苗法改正 農業崩壊にならないか)
ということで、まずは冬から越冬してきた野菜たち。
ブロッコリー
これは固定種からなので、今は種を取るべくお花を咲かせています。
種ができるまで、その株を残しておかなくてはいかなくて、そこは次の作物を作ることができない。(案外と期間が長い^^;)
そこまでを考えて作付けしていかなくちゃいけないのですなぁ。
今、かなり広く畑を貸していただいているので、こういった状況ならばまだ可能ですが、広けりゃ、それはそれで管理は大変になりますしね。雑草とか。
がんばるぞー。
9月に種まきし、11月に植え付けした玉ねぎたち。
…といっても200粒以上種まきした苗は30株くらいしか育たず^^;購入してきた苗が250苗。合計280苗植えました。
さぁ何玉の玉ねぎ収穫となるか!?(収穫は5月末〜6月初旬予定)
で、ここから採種しようとすると、まだまだ長い道のりみたいで。
この出来た玉ねぎを収穫し10月くらいまで貯蔵し、再び植え付け、越冬すると翌春にとう立ちし、今からちょうど1年後の5〜6月に葱坊主から花が咲いたら、手で撫でて自家受粉させて、そしてようやく種ができるようです。
玉ねぎの採種は最低2年はかかるという…(汗)
食卓に身近すぎる存在の玉ねぎちゃんですが、まだまだ知らない事実がたくさんありますなぁ。
玉ねぎといえばね。さくらももこさんラブな我ら夫婦です。
9月17日に植えましたにんにく92株。
さぁこれもいくつ収穫できるか。
にんにくは収穫後、風通しのよいところに吊るして保存、それをまた9月に一つずつ植え付けていけばOK。繋ぎやすいですね。
今回も一部、昨年の株から繋いています。畑を貸してくださっている地主さんから頂きました。私たちは全部食べちゃって…^^;ニンニクの使用量が多めな我が家、今年は来年用に残しておきます。
そら豆はぐんぐん成長中。
自然農をされている方が苗を分けてくださったのと、昨年の種を繋いだもの。
そら豆の採種は葉が枯れる頃に株ごと抜いて、莢のまま乾燥させて保存みたいです。すぐに莢から出していた去年。今年はこれで挑戦してみよう!
そう、種取りしようとすると、それなりにお庭とかがないと厳しいなぁとも感じています。そもそも農業するとなると、特に田んぼしようと思うと。
幸い、今お借りしている家はお庭が広くてありがたいです。そういった面でも都会だと畑はハードルが高くなるのかもですね。。
そ、そして、今の時期の定番、エンドウ豆ですが…
写真は去年の。
今期は私がタネをまくのを忘れてしまっていたため…昨年の秋は色々と忙しかったので… ごにょごにょ… なんと今年は収穫できず;;
畑部長としてかたじけない…。
「反省だけなら猿でもできるよ。」
ゔ!!!!2021年はがんばります。
小松菜、キャベツ、白菜、ブロッコリーの種取り待ち。
ただ、ここに大豆を蒔きたくて。いつこれらを刈り取るか悩ましい私です^^;
ある程度種が出来てきたら刈り取り、乾燥させておけばいけるのかなぁ。
今年から生えてきてくれたアスパラちゃん。
ごぼうの種から発芽。
かぼちゃ。昨年収穫し保存していた種から発芽。
発芽した時って、心がときめいて、感動するんですよね。「わ〜!!」って。まるでお産したときみたい。
まぁ、ここからどう育つかは未知ですけどね。
お産するだけならば私は何度でもOKなのですが(ギャーギャーいいますが。)あの瞬間は何にも代えがたい世界がつまっている。(末っ子のお産時のブログに綴っています。ちょうど2年前ですなぁ。)
ま、でも、それから育てるという現実が待っているわけで。子どもは勝手に育つとかいいますが、そりゃ育ちますが、育たないとも思っています。お産の感動はそれはそれ、みたいに思っている自分がいます。笑
発芽した時の自分の心情って、それと似ているなぁっていつも思うのですよね。笑
ここは里芋と生姜を混植しています。それぞれ25株ずつ。
里芋の種芋の一部は去年できたものを土で保存していたものです。生姜は食べきっちゃって…^^; にんにく同様、生姜の消費量も多い我が家。来年は次の年用に保存しておかなくては。今だけを見ていちゃだめっすね。
悠馬さんが竹を山で切ってきてくれて、作成した蔓野菜の支柱。とてもよい感じでテンションがあがります。笑
つるむらさきと、空芯菜。奥のはコンポスト、生ゴミは細かくして投入しています。
トマトなどの夏野菜は苗を購入し植えました。
この季節の畑は恵みに溢れていて…。少しだけでも寄ると心がホッとして、そして美しいなぁと見入っています。
人間も含め、すべての生物は、ただただ生きて命を繋いでいく。その役目を果たしたいだけであり、そのためにどんなことでもする。
■環境に対応し、耐性を獲得したり、変異をしていくかもしれない
■ここは居心地がよいと思えば、そこに住み着いていく
■餌が豊富にあればそこに集まる
■ストレスなく生存することができるのならば、問題に直面せず避けていく
■自分のために、搾取をしていく
ウイルスだろうと、細菌だろうと、真菌(カビ)も、寄生虫も、動物も、植物も、そして人間も、みんな同じだと思います。それが良い悪いではなく。
だからこそ、この地で採れた種を繋げれたら嬉しい。
そして私たち人間は、だからといって何をしてもいいのか、と言ったらもちろん違う。想像力を働かせ、自分の在るべき姿を模索していくことが大切だと思っています。
そのために重要なことは枝葉の方法論ではないなぁと最近、強く感じています。
自分の意識がどうあるか。
ここを変えない限り、自分自身も変化も成長もない。問題も解決に至らない。症状の克服にも繋がらない。
ご近所のカフェに書かれていた言葉。
どんなことも、やらされている、という意識の中では何も身につかない。葛藤から克服することもない。自分から湧き出るものしか誰の心にも響かない。そのためにも「自分の意識がどうあるか」そこに尽きる。隣でそれを真っ直ぐに実践している悠馬さんから、私も日々、感じています。
ここをもう少し丁寧に綴りたいので、次回から、私の摂食障害克服について記していきたいと思います。
過去の畑ブログ一覧
畑ブログ④畑を始めて見えてきた自然界の世界 ★
畑ブログ③ハーブを育てよう ★
畑ブログ②5月は夏野菜シーズン ★
畑ブログ①越冬野菜と春野菜 ★