社会人は謝罪で許すな、仕事で許せ②

画像はここから借りました。真面目に仕事しろよな。

 


 

—目次—

1.  DaiGoの解説文字起こし

2. 論文に「砂糖」への言及はゼロ

3. DaiGoが見ていたのは論文ではなくマスメディア

4. 知識があれば気が付く「おかしな表現」

5. 白砂糖が漂白?

6. 言い訳していれば許されるのか?

7. スキンケアでも同じ詐欺をしている

8. 結論:DaiGoの仕事は酷い

9. 小山田圭吾とDaiGoの違いを認識すべき

10. 仕事を改めることで許すべき

11. 自分の仕事を改めるのは容易では無い

 


 

メンタリストDaiGoの炎上問題より Part.1〜Part.3 + 1

  1. 「言葉だけ」で人を判断するのはもうやめませんか? **
  2.  社会人は謝罪で許すな、仕事で許せ①  **
  3.  社会人は謝罪で許すな、仕事で許せ②  👈この記事です
  4.  解説:「言葉だけ」で人を判断するのはもうやめませんか? **

 


 

では、私が必要だと思う「DaiGoの仕事の評論」をここに行います。

 

この動画をテーマとします。

 

趣旨は「砂糖=アルツハイマーになる(罹患リスクを上げる)食品」です。

DaiGoの解説文字起こし

動画の主要な部分の文字起こしをします。

 

***文字起こしはじめ(1:00〜)***

あるものを食べ過ぎると、アルツハイマーになるぜって結構恐ろしい食品なんですけど、皆さん若い方も今から気をつけたほうがいいと思います。

これは何かっていうと、バース大学の研究で分かったんですけど、アルツハイマーになりやすい人って、頭の中とか、何が違うのってことを調べたんですよね。アルツハイマーになってしまった人の脳のサンプルを採って、健康な人の脳のサンプルと比べて、脳の中で何が起きてるのかってことを調べるっていう、結構ガッツリした実験になりますね。はい。

これで何が分かったかっちゅうと、なんとアルツハイマーの初期段階にいる患者さん達は、砂糖、いわゆる糖によってMIFという酵素が、実はおかしくなっちゃっている、変容しているってことが分かったんですよね。

研究者さんのコメントによると、砂糖がMIFの機能を阻害しちゃってるんじゃないかって言ってるんですね。

MIFって何かっていうと、この酵素は、脳内に異常なタンパク質、おかしなタンパク質がたまっちゃって、脳細胞が死滅したりして、アルツハイマーになったりするんですけど、MIFは脳内に異常なタンパク質が蓄積するのを防いでくれる働きがある、すごい良いやつなんですよ。「MIF先輩」なわけですよ。

このMIF先輩を、なんと砂糖の野郎が邪魔するわけですね!はい。ってことなんですね。

砂糖をたくさん食べすぎると、糖尿病になるよとか、肥満になるよみたいなことをよく言われてますけど、実はアルツハイマーのリスクなんかも関係してることが分かっちゃったんですよね。だから砂糖ってよろしくないよねって話なんですよね。

これは糖質ってことじゃないから気をつけてくださいね。これが健康的なフルーツだったりとか、お米とかもそうですけど、いわゆる自然な状態の食材の糖分ってのはもちろん栄養になる、そうじゃなくて、あの、ほら、真っ白な粉の砂糖あるじゃないですか?

精白されたっていうか、漂白されたっていうか、真っ白に加工されてるお砂糖ですね。ああいうのが良くないって話なんですよ。

***文字起こしおわり***

 

といった感じで、砂糖の有害性(アルツハイマー罹患リスク)をDaiGoは伝えています。

 

次は、参照にしている「バース大学の研究論文」を見てみましょう。

論文に「砂糖」への言及はゼロ

論文はこちらです。

 

Omar Kassaar et al.
Macrophage Migration Inhibitory Factor is subjected to glucose modification and oxidation in Alzheimer’s Disease.
「アルツハイマー病でのマクロファージの遊走抑制因子は、グルコースによる修飾と酸化を受ける」
Sci Rep. 2017 Feb 23;7:42874.

 

全文確認してみて驚きました。「砂糖」について、何も書いていません。

 

論文の概要(Abstract)はこちらです。

 

“グルコースおよびグルコース代謝物は、糖化と呼ばれる非酵素的な反応によってタンパク質を悪影響を与えることができる。この反応は、アルツハイマー病(AD)の病理に関連しており、糖尿病によって引き起こされる高血糖の特徴でもある。しかし、ADを特徴づける正確なタンパク質の糖化プロファイルは十分に定義されておらず、高血糖とADの間の分子的な関連性は不明である。

本研究では、蛍光フェニルボロン酸ゲル電気泳動法を用いてヒト脳の早期糖化プロファイルを定義し、AD脳におけるマクロファージ遊走阻止因子(MIF)の早期糖化および酸化を同定した。この修飾は、MIFの酵素活性とグリア細胞を刺激する能力を阻害する。MIFは、免疫反応やインスリン調節に関与しており、高血糖、酸化ストレス、糖化はすべてADに関与している。今回の研究では、グルコースで修飾され、酸化されたMIFが、高血糖とADの自然免疫系の調節障害との間の分子的なつながりである可能性が示された。”

 

結論(Conclusion)はこちら。

 

“ブドウ糖およびブドウ糖代謝物は、高血糖の特徴である糖化によってタンパク質に悪影響を及ぼすことが知られている。本研究では、疾患に特異的なグルコース修飾を同定することを目的として、蛍光フェニルボロン酸ゲル電気泳動法を用いて、ヒト脳のタンパク質糖化プロファイルを定義することを試みた。この新しい技術は、ボロン酸と糖化タンパク質中のフルクトサミン-タンパク質付加体のシス-ジオールとの間の可逆的な共有結合を利用しており、血漿や脳ホモジネートなどのさまざまな複雑なサンプル中の未修飾タンパク質よりもそれらを同定することができます。この新しい化学的ツールを用いることで、我々は以下のことが可能になりました。これまで検出できなかったヒトの脳内の初期糖化付加物を可視化し、同定することができた。

興味深いことに、ADの初期および後期の脳において、グルコースで修飾されたマクロファージ遊走阻止因子(MIF)の酸化変異体を同定した。また、これらの修飾は、in vitroで数日のうちに生じ、不可逆的なAGEsが形成されるよりもずっと前に、MIFの活性と分解に影響を与えることを示した。MIFは重要な免疫調節因子であり、インスリンの調節にも関与していることから、今回の発見は、グルコースで修飾された酸化されたMIFが、ADにおける高血糖、酸化ストレス、自然免疫系の調節障害の分子的なつながりに関係していると考えられる。”

 

以上、概要と結論を転載しました。私はその他全文を確認していますが、どこにも砂糖についての言及はありませんでした。

 

この研究が提示しているは、高血糖(血中グルコース濃度が高い状態)が、MIF(マクロファージ遊走阻止因子)という酵素(サイトカイン)の機能不全を起こすことの発見です。

 

それが軽度/早期アルツハイマー脳サンプルで、コントロール群と比較してより多く確認されたので、アルツハイマーの発症と関係しているのではないか?という仮説を研究者達は提示しています。

 

砂糖は、グルコース(ブドウ糖)とフルクトース(果糖)が1分子ずつ繋がった二糖類です。私たちが主食として食べる米や小麦のでんぷん質は、グルコースが多数連なった多糖類です。

 

砂糖の弊害が研究される場合、通常はフルクトースの影響について言及されます。砂糖の半分はフルクトースであり、でんぷんにフルクトースは含まれないからですね。

 

確かに砂糖は血糖値を素早く上昇させますが、慢性的な高血糖を起こすことと、血糖値を素早く上昇させる砂糖に、摂取量に関わらず強い因果関係があるという論文を、私はこれまで一度も見たことがありません。

 

フルクトースを摂取すると、それは小腸と肝臓でグルコースに代謝され、血糖値(血中グルコース濃度)は上がります。大量に摂取すると小腸や肝臓に負担がかかるかもしれませんが、あくまで大量摂取した場合に限ります。影響は完全に摂取量依存であり、血糖値を上げたり、大量に摂取して体に負担がかかるのは、グルコースも同じです。

 

そもそも、論文内に砂糖についての言及そのものが一切ありません。

 

DaiGoは全く論文に書いていないことを話しています。一体なぜでしょうか?

DaiGoが見ていたのは論文ではなくマスメディア

“Sugar”や” alzheimer”などのキーワードでGoogle検索してみると、テレグラフというイギリスの新聞紙のwebsiteのニュースがひっかかりました。

 

タイトルは「Alzheimer’s could be caused by excess sugar: new study finds ‘molecular link’(アルツハイマーは過剰な糖によって引き起こされる:新しい研究は分子レベルの関連性を発見した)」で、これは先程の研究論文内容を報道したものです。

 

トップ画像に、どーんと白い角砂糖と、ジュースの写真が使われています。

 

ニュースは、この一文から始まります。

 

“People who eat diets high in sugar could be at an increased risk of developing Alzheimer’s disease, a new study has found.”

“糖質の多い食事をしている人は、アルツハイマー病の発症リスクが高くなる可能性があることが、新しい研究で明らかになりました。”

 

このSugarは、論文の内容通りに「糖分子」を指しており、砂糖を指すものではありません。そしてニュース本文にも「精製された白いお砂糖」への言及はありません。

 

テレグラフは、ただ高血糖の象徴として、白砂糖の画像を利用したのでしょう。

 

研究元のBath大学も、論文のプレスリリースを出しています。

 

“Sugar’s “tipping point” link to Alzheimer’s disease revealed”

アルツハイマー病と砂糖の関係が明らかに

 

もちろん、ここにも砂糖についての言及はありません。白砂糖の写真もありません。

 

“バース大学のオマー・カサール博士は、「過剰な糖分は、糖尿病や肥満の原因になることはよく知られていますが、今回のアルツハイマー病との関連性の可能性は、食生活における糖分の摂取量をコントロールすべき新たな理由になります」と述べています。”

 

と書かれており、「(アルツハイマーのリスクが)糖質の摂取量をコントロールする理由になるだろう」と述べてます。糖質とは、砂糖だけを指しているのではありません。

 

となると……

DaiGoが見たのは、テレグラフのようなニュースサイトか。

 

もうひとつ考えられるのは、web翻訳にかけるとSugarが「砂糖」に翻訳されるので、それを見て「砂糖がアルツハイマーになるんだ!」と思い込んだか。

 

いずれにしても、一次情報(研究論文)を読まずに、二次情報(マスメディア、またはバース大学のプレスリリース)だけを見て、「白砂糖がアルツハイマーになる食べ物だった」と動画をつくってしまったことが明らかになりました。

 

論文を読んだフリして適当なことを言う人は世の中にごまんと居ます。そんな人達でも最低限、論文の要約くらいは読みます。

 

しかし、DaiGoは論文の要約すら読んでいない様子です。これは評価以前の大問題でしょう。

知識があれば気が付く「おかしな表現」

DaiGoの語り口の中で、生物学や生化学に精通していればすぐに分かる「おかしな発言」を少し述べておきます。

 

・砂糖、いわゆる糖によってMIFという酵素が〜

 

生化学や生物学において糖とは、主に細胞内で代謝される単糖を指します。米が消化分解されてブドウ糖になれば、それは糖です。砂糖は食品名であり、「砂糖、いわゆる糖」という言い回しになってしまうのは、生物学的な認識になれていない故かと思います。前後の文脈から考えてもおかしい。

 

・MIFは脳内に異常なタンパク質が蓄積するのを防いでくれる働きがある、すごい良いやつなんですよ。「MIF先輩」なわけですよ。

 

「先輩」は特に面白くないギャグとしてスルーしますが、MIFを「すごい良いやつ」と表現するのは素人の証です。

 

MIFは確かに適切に働いた時には異常タンパクの除去をサポートしますが、炎症性疾患、自己免疫疾患では悪化の原因となりますし、がんの発症にも関わりますDrug Discov Today. 2013 Jun;18(11-12):592-600. )。

 

全ての生体内物質は、多すぎても少なすぎても弊害があります。単純に良い、悪いで分類できる酵素やホルモンなど存在しません。細胞に糖を取り込むインスリンも、多くても少なくてもダメなのですが、糖質制限のような誤った科学を信じている方はインスリン=悪と決めつけます。

 

 

そんなDaiGoが糖質制限派医師を酷評していますが、果たして他人を指摘できるだけの仕事をしているのかは甚だ疑問です。

 

これらの言い回しで、分かる人にはDaiGoの知識の致命的な欠如が分かるのですが、一般の人には全くわからないと思います。

白砂糖が漂白?

もっと単純なところにも問題発言があります。

 

・精白されたっていうか、漂白されたっていうか、真っ白に加工されてるお砂糖ですね。

 

と発言しているのですが、白砂糖は漂白されていないんですね。これ本当に漂白していると思っているのか、炎上狙いなのか謎ですが…….一応、農林水産省のページから引用。

 

  • 砂糖の主成分のショ糖は無色透明の結晶です。
  • 砂糖が白く見えるのは、このショ糖の結晶が光を乱反射するためで、雪が白く見える現象と同じ理由からです。
  • 砂糖の製造工程で漂白剤は使用されていません。

 

まあ……1個の動画からここまで問題が掘り起こせるのも、なかなかだと思います。

言い訳していれば許されるのか?

しかし、DaiGoは卓越したビジネスマンなので、問題にならないように対策がしてあります。

概要欄に、「この動画は独断と偏見を含む考察で、科学の面白さを伝えるエンターテイメントであり、真偽を確定しない」と言い訳が書いてあります。

 

しかし参考文献を読んでおらず、「科学の面白さを伝えるエンターテイメント」がまったく成立していません。

 

根拠もなく砂糖でアルツハイマーになる!という恐怖を植え付けるのは、なんにも面白くないでしょう。

 

白砂糖は漂白しているのではなく、「白く見えるのは雪が白く見える理由と同じだよ」と伝えるのが科学のエンターテイメントかなと思います。

 

「正確な情報が必要な方は参考文献をあたれ」は、君がまず読みなさいよ…という話ですし、「信頼できる専門家に相談することをオススメ」は、小山田ブログの過去記事で孤立無援のブログ主のコメントを引用したのですが↓

 

“もっとちゃんとした答えを求めているのなら、福祉関係の専門家とか障害者自身におたずねください。”

 

多くの場合、無責任で何も知らない人が使う定番の言い訳だってことは覚えておいてください。

 

いつも名を連ねている「リサーチ協力 Yu Suzuki(鈴木 祐」も、かなり問題だと思います。

 

著書の帯は常にDaiGoが推薦文を書いていて、ビジネスパートナーでしょう。

 

こちらもベストセラー1位を獲得したりヒットを飛ばしていますけど、読んだことはありませんが、この調子では内容を疑います。

スキンケアでも同じ詐欺をしている

ほかに誰か、DaiGoの論文誤読を指摘していないか探したら、ありました。

 

 

指摘されている動画はこれです。

やさしい皮膚科というアカウントが、「明らかに論文を読まないまま、ノースウェスタン大学の権威を利用しようとした完全なデマです」と書いている通り、論文の要約すら読めていないレベルの、明らかな誤読です。

 

もう誤読というか、最初から読む気がない、ものすごく適当といった印象を受けます。

あり得ないレベルの誤読原因を、「他のYouTuberからパクったのではないか?」と指摘されています(笑)

 

この指摘は、残念ながら正解でしょう。

結論:DaiGoの仕事は酷い

結論を出すには十分でしょう。DaiGoのこれまでの仕事は、最低の評価をせざるを得ません。詐欺師レベルで誠意のないものであることに、ひとつの言い訳も出来ないはずです。

 

稼いで高額な税金を納めることが偉いとDaiGoは考えているようですが、詐欺まがいの仕事で金を稼ぐことをやめた時に、果たして同じことが言えるでしょうか?

 

ほとんど不正と言っていい稼ぎ方で成功してしまっているからこそ、生活保護受給者に対して「頑張ってない」と思わず口から出てしまうのでしょう。

 

ちょっと頑張れば、金なんてすぐ稼げると考えてますからね。しかし金が稼げるのは、仕事に対する責任感や倫理感の欠如があってこそです。真面目に論文を読み始めたら、もっと稼げなくなるでしょう。

小山田圭吾とDaiGoの違いを認識すべき

最後のテーマに入ります。

 

【3】小山田とDaiGoの問題点の相違はハッキリと区別認識できなければならない

 

DaiGoの仕事は全く評価できないものでした。小山田さんの仕事については、私自身が評論できるほどの音楽の専門知識を持っていないので、書くことができません。

 

ただ世界的に評価されているのは確かで、wikipediaでコラボレーションやリミックスを手がけたアーティスト一覧を見ると、Beck、Blur、Sting、Moby、Kings of Convenience、UNKLE、Coldcut、The High Llamasなど、ロック、エレクトロ、ブレイクビーツ会の大物揃いです。ワールドツアーも盛況を収めているようです。

 

音楽に好みはあれど、これを見て「いい加減な仕事だな」という感想にはならないのではないでしょうか?独創性とクオリティの高さから、海外の大御所からも評価されているのでしょう。

 

相対的にDaiGoの仕事は、ここまで説明した通りです。

 

イギリスのテレグラフ紙は、小山田さんのいじめを、モーリー・ロバートソンだか、あらまJapanだかの「一次情報確認なし」の情報を、そのまんま流してしまうような新聞です。関係ないのに論文紹介に砂糖の画像を使ったり。

 

別にテレグラフに限らず、マスメディアはほとんどこんなものです。だから容易に信用してはいけない。

 

小山田さんはマスメディアの被害者ですが、DaiGoはマスメディアの誤情報をそのまま流すような仕事をしていたことが分かりました。

 

問題となった発言は、小山田さんは26年前で、DaiGoは今です。

 

この状況の差、分かりますかね?

間違っても「同じ差別思想のある人間」と括らないで頂きたいものです。

 

小山田さんは、これまでのブログで説明してきた通り、よく調べてみると騒がれているほどの問題を起こしていない。26年前のインタビューが、一部の人間の悪意と不誠実な報道によって蒸し返されている状態でも、自分の非を認めて誠実な謝罪文を出しました。

 

DaiGoのように開き直ってもいませんし、26年前のインタビュー以降、おそらく問題ある発言をしたこともないでしょう。

 

DiaGoは、調べれば調べるほどに、ここで紹介した以外にも、問題ある仕事が掘り起こされるでしょう。そんな無責任な生き方をしているから、あの無責任な発言が出たというのが正しい因果関係だと思います。

仕事を改めることで許すべき

まとめます。

 

メンタリストDaiGoは、発言について謝罪をさせたり、ホームレス支援や寄付などをさせるよりも、仕事を改めさせるべきです。

 

支援や寄付をさせたって、その金は不正な仕事から生み出されていて、そこにこそ直接的な被害者がいます。砂糖やスキンケアについて、誤った知識を植え付けられますからね。

 

アルツハイマーに怯えて砂糖入りの食品の多くを避け始めると、生活から豊かさが失われ、買い物にも困るので、色々と問題が起こります。生活から砂糖を遮断して、健康になるわけでもありません。

 

私は、このような誤った食や医療の知識を植え付けられて抜け出せなくなっている人達を相手にするのが専門くらいの感じで仕事しているので、食に関する誤情報の刷り込みが惨事を招くことを知っています。

 

食や医療、すなわち健康とは生活と人生の根幹です。その知識が歪められるのは、ものすごく大きな影響があります。いじめ紀行を読んで傷ついただの、胸糞だの、そんなレベルとは比較になりません。

 

相対的に、DaiGoの差別発言から現実的、直接的に被害を被ったホームレスなどいないでしょう。せいぜい、腹が立ったくらいのもので。

 

だから謝罪内容を論議したり、ホームレス支援をさせるとか、無意味です。批判すべきは、彼の仕事です。

 

もし彼が仕事に誠実さを持っていたならば、そもそもあんな発言が出てこないはずです。お金を稼ぐ苦労が分かるはずですからね。

 

間違いなく、DaiGoの仕事を批評し、仕事を改めさせた方が建設的です。彼を師匠と崇める盲目的なフォロワーの生き方も、それでいくらか意識が改まるでしょう。誤情報拡散も、それで防ぐことができます。

 

発言はただ口が滑っただけで、そこを責めても何も変わらないし、しっかり仕事を批評して、仕事を改めさせる。これが良いはずです。

 

そしていつの日か、DaiGoがきちんと論文を読み、誠意を持って情報発信をしていると判断できるような仕事に変わったら、その時はDaiGoを認めて許すことが必要です。

 

逆に今までと全く仕事が変わらないなら、一生ずっと差別野郎扱いを受けたとしても彼はそれを受け入れなくてはならないし、その苦境がなければ逆に何も変わらないと思います。

自分の仕事を改めるのは容易では無い

仕事(生き方そのもの)を改めるとは、容易ではありません。謝罪や活動自粛は、仕事を根本から改めることに比べれば、よほど簡単なことです。

 

その例を提示します。

 

「マスクで低酸素血症にはならない」〜崎谷博征先生、マスクが危険って本当ですか?その1〜

この記事から8回にわたり、論文多読を売りにする崎谷博征が、論文を全然読めていないことを徹底的に書きました。あの後、本人がどうしたかというと、私と悦子をFBでブロックしただけです。

 

自分が論理的に正しいと思うなら論理的に反証すれば良いだけの話ですが、私の批評が正しく、崎谷博征が間違っていることは明白なので、反証は無理でしょう。しかし撤回された論文を元にした投稿を、削除も訂正もすることはありませんでした。

 

普通に考えておかしな話なんですが、権威を得た人が、反省して大きく方向転換をした例はほとんど見ることがありません。

 

崎谷博征に限らず、DaiGoや他の人々についても、これには考えられる理由が3つあります。

 

1つめは、公衆衛生、医療、健康に関わる情報発信者は、その情報が正しいかどうかが人の命に関わったりしますから、長年の路線を方向転換することが非常に難しいということです。私は詳しくありませんが、おそらく政治もそうなんだと思います。政治は生活にダイレクトに関わってきます。

 

特に地位や名誉がある人、有名になってしまった人にとっては、方向転換には勇気がいると思います。

 

2つめは、それぞれの正義に基づくドグマ(信条)があるので、間違いがあっても、そのドグマのもとに自己正当化してしまうこと

 

崎谷博征氏や他の反ワクチン勢力(内海聡など)の場合は、薬害を訴えるためには、何をしても良いみたいな感じです。薬害から人々を救うためには、多少の誤情報など許されると。その背景には、そもそも現代医療側も嘘ばかりついているのでお互い様だくらいの意識があるかもしれません。

 

ワクチン推進派も同じです。2ヶ月前の、人気若者YouTuberのチャンネルで、河野太郎大臣は単なるデマをYouTubeに流したことが今や明確になりましたが、「ワクチン摂取率を高めること」が彼の正義なので、反省することもないでしょう。悪いことをしているという自覚すら持てないはず。

 

大臣のブレインである忽那賢志も「娘がワクチンを打つメリットは、重症化しやすい高血圧で肥満な私を守るため」というかなり歪んだ発言を平然と記事にしているのですが、何も間違っていると自覚していないでしょう。「ワクチンで日本を守る」というドグマが、彼の中で成立しているためです。

 

DaiGoだって、自分のおかげでもっと稼げたり、仕事が上手くいったりしている人間がたくさんいるのだと、自己正当化しているでしょう。

 

3つめは、地位や収入源を確率している人に限定される話ですが、生きていくのに困るほど収入が減らないことです。

 

大臣であれば、何も困ることはないでしょうし、DaiGoはすでに一生困らない程度の金は手にしているでしょう。崎谷博征も、一定の陰謀論信者は存在し続けますから、そこまで困らないでしょう。陰謀論者は、情報が正しいかどうかには拘りません。

 

人間は、窮地に追い詰められないと変わらないものです。病気で死ぬかもとか、膨大な借金を抱えたとか。それさえも、窮地を脱して数年経って安定したら、そのインパクトは忘れ去ります。

 

岡本太郎が、「いつも自分を絶望に突き落として、自分を落ち込ませる」という理由は、ここにあります。

 

さっさと絶望して生まれ変われ!

 

「このままでは死ぬぞ」みたいな緊張感って、生まれ変わるには必須なんですよ。

 

闘争・逃走反応の本質 

 

でも、生まれ変わるには多大なコストがかかりますし、そもそも、生きていけるだけの条件(金)があれば、生まれ変わる必要もないですし。

 

という話は、去年長々とブログに綴りました。

 

話を膨らませ過ぎたかもしれませんが、私の主張は以上です。

 

形ばかりの謝罪を求めたり、大金持ちに対して「ホームレスに寄付しろ」とか、あまりに空虚で無意味です。そもそも、寄付目的だとしても謝罪動画に投げ銭と広告付けてましたしね。

 

デタラメで不誠実な仕事を続けたまま、ホームレス支援を盛大に始めて、それを世間が評価するようなことがあったら……寒過ぎて震えますよ。それこそ、世の中に絶望しますね。

 

誠実に頑張っても報われずにホームレスになっちゃった人だって、いると思いますから。

 

仕事を評価して、仕事を改めさせるべき。これが正論だと思いますし、社会にとって大事なことだと思います。

 

メンタリストDaiGoが真面目に仕事をするようになって復活することにわずかな期待をかけ、この記事を終わります。

 

まあ記事の主訴としては、良識人の顔してDaiGoや小山田圭吾の言葉だけを評論する人達は本当に寒いと思うし、あなた達こそ何の役にも立ってないんじゃないの?ってことなんですけどね。

 

—メルマガ—

セミナーやブログ更新のお知らせが主。ちょこっと文章をプラスしてお届けしてます。

 

明日の(9月2日)のメルマガは、「メンタリストDaiGoが非常識なほど稼ぎたがる(or 稼げた)理由」を占星術から分析する内容を少し書こうかなと思います。

よろしければどうぞ。本名じゃないと登録消しちゃいますけどね。

藤原 悠馬生化学講師、占星術講師、EMFA1級電磁波測定士。

「症状の原因を根本から読み解く エネルギー代謝学」セミナー主宰。細胞レベルの代謝、病理、自然界、食文化を縦横無尽に繋ぐ他に類を見ない圧倒的な俯瞰力と分析力が話題を呼び、全国から多数の現役医師、治療家、薬剤師、美容家、栄養士、料理人、ボディインストラクターなどの健康・治療業界のプロから一般の主婦までがセミナーへ集う。どこにも所属しない、日本で唯一のフリーランスの生化学講師。2019年より「生化学講師が教える 占星術の基本の考え方とホロスコープチャートの読み方講座」を始動。IC魚座29度「プリズム」/MC乙女座29度「読んでいる書類から秘密の知識を得る男」。全ての生命の普遍的な創造原理を、文献や生活の全てから抽出し、具体化するのが生業。

藤原 悠馬ブログYuma's Blog

健康を知ること
= 自然の法則を知ること

藤原 悠馬生化学講師、占星術講師、EMFA1級電磁波測定士。

「症状の原因を根本から読み解く エネルギー代謝学」セミナー主宰。細胞レベルの代謝、病理、自然界、食文化を縦横無尽に繋ぐ他に類を見ない圧倒的な俯瞰力と分析力が話題を呼び、全国から多数の現役医師、治療家、薬剤師、美容家、栄養士、料理人、ボディインストラクターなどの健康・治療業界のプロから一般の主婦までがセミナーへ集う。どこにも所属しない、日本で唯一のフリーランスの生化学講師。2019年より「生化学講師が教える 占星術の基本の考え方とホロスコープチャートの読み方講座」を始動。IC魚座29度「プリズム」/MC乙女座29度「読んでいる書類から秘密の知識を得る男」。全ての生命の普遍的な創造原理を、文献や生活の全てから抽出し、具体化するのが生業。