7月5日のメタトロンセッション申し込み開始までに、お申し込み頂く方々への理解を促すため、前回までを何とか書き上げてアップしました。
- honoiroのメタトロン・セッションが目指すのは「深い気付きと自己理解」の提供 ★★
- なぜ占星術を使うのか/複数のチャートを使う理由 ★★
- 創造的に生き、全てを学び尽くす為に人生は在る ★★
- クライアントへ送ったメタトロンセッションレポート no.1 ★★
- 女性Aさんからのレスポンス −本音が次の扉を開く− ★★
- クライアントへ送ったメタトロンセッションレポート no.2 ★★
その後すぐ続きを書くつもりだったのですが、5日空いてしまいました。
こういった記事を書くのは、相当に神経を擦り減らします。神経がすり減れば、身体は壊れます。
実際、壊れてきています。耳鳴りが酷く、物書きに集中するためのコンディションを失いました。昨夜くらいから、ようやく回復してきています。
本質を指摘される側よりも、指摘する側の方が、何倍ものエネルギーを消耗するんですね。大人と子供のような関係です。子供を正しい方向へ導こうと思う時、大人は子供の何倍もの思考力を持って接する必要があります。
先日、悦子がアップした記事です。
この記事に、私からひとつ補足を書かせて頂きます。
以下、悦子記事からの抜粋です。
自分の問題の本質に触れると、人間は恥ずかしいと思うからだと思います。
特に私は、もう散々、悠馬さんとこうしたやりとりを繰り返し認識していたつもりなのに、また同じことやっている。
そこに「恥」といった感情が湧き上がる。
これが初めての場合、加えて「恐怖」「劣等感」といった感情が湧き上がると思います。
過去の自分を否定することに恐怖を覚えるのですよね。
その感情が苦しくて、耐え難く感じてしまい、「逃走」という反応をとる。
または「怒り」という感情が湧き起こる場合もあると思います。
なぜ、私をこんなに辱めるの、なぜ、苦しめるの、と。
その結果は「闘争」という形として現れる。
「心の本質を突かれた時に人間は皆「闘争・逃走反応」を起こすのか?」と問われれば、私は「いいえ」と答えます。
今までの人生において、忍耐力を持てず、対人関係や、自分の心から逃げ続けてきたり(逃走)、子供のように理不尽に、自分のことを棚に上げ、自分が不愉快に感じる事に対して怒り続けてきた人(闘争)だけが、「闘争・逃走反応」を起こします。
「闘争・逃走反応」を生物学的に説明すると、体内に蓄積したエネルギーをかき集める事です。ストレスを受けた時に放出されるホルモンは、全て体内に蓄積されたエネルギーを壊し(異化)、必要な組織へエネルギーを再分配するためにあります。
成長するためには、多大なエネルギーを必要とします。
成長するということは、新しい自分に生まれ変わっていく、という事です。
新しい自分に生まれ変わる時、また新しい命を生み出す時、全ての生物は多大なエネルギーを必要とします。
どんな生物であっても、それは同じです。
エネルギーは、骨格、筋肉、脂肪などを中心に、身体に蓄えています。エネルギーを蓄えられる身体をつくるために、生物は成長していきます。
人間も、哺乳類でも、魚類でも、昆虫でも、同じ事です。
しかし人間は、人間以外の生物のように、エネルギーを蓄えられる大きな身体をつくり、生存するための本能的な知恵を身に付けるだけでは不十分です。精神的、心理的に成長する事が求められます。
人間は、昆虫のように脱皮することはありませんが、心の脱皮を繰り返し、大人になっていきます。小さな子供ではとても耐えれないストレスに、耐えられるようになっていく。それが成長です。そうならなければ、子供を教育し、育てることはできません。
心の脱皮には、たくさんのエネルギーが要求されます。皆さんも、自分の人生を思い返せば、周りの人々を観察すれば、その様子が分かると思います。
離乳する時、排泄を自分でする時、思春期、社会人としてステップアップする時、恋愛、結婚、親になる時、、、、、今までとは少し違う自分になる必要に迫られるタイミングが、人生には何度もあります。その時には、苦悩や葛藤を必ず経験します。
その苦悩や葛藤に対峙するには、多量のエネルギーが必要です。しかし精神的、心理的な成長を遂げてきた人は、心の脱皮をうまく行ってきた人は、その心の脱皮はもう小慣れた作業ですから、そこまでのエネルギーを必要としません。慣れないことに対しては、多量のエネルギーを必要とします。過去に経験があり、対処方法を理解していることなら、スムーズに対応が出来るでしょう。これはどんな事でも、当て嵌まると思います。
昆虫や甲殻類は、脱皮に失敗すると、そのあとの生命力は著しく弱まり、死に至ることがあります。脱皮は、成長を目的とした命がけの行為です。
人間には、そこまで現実的にシビアな状況は訪れないように、皆さんは思うかもしれません。しかし、本質的には同じことなのです。
上半身の脱皮に失敗したダンゴムシ(参照:なぜ脱皮するのか?もし失敗すると・・・/ ダンゴムシジャパン)
心の脱皮を上手くしてこれなかった人、古い殻をいつまでも身に付けたままの人は、新しくやってくる心の脱皮をしなくてはならないタイミングにおいて、とてつもなく大量のエネルギーを要求されます。
心の脱皮とは、より成熟した思考力を身に付けることです。本能的、感情的に生きる子供時代から、成熟した思考力を身に付け、物事を多方面から理解し、より多くのことに対応できる力を、人は身に付けていきます。人間が、心の脱皮のタイミングで求められるのは、より成熟した思考力です。
その思考力について知っておくべきことは、より利他的な思考力を身に付けなくてはならないということです。親に擁護されて生きていける子供は利己的です。大人になるには、より利他的な思考を発達させなければ、この社会で他者と共存できません。
「闘争・逃走反応」に話を戻します。つまり、引用した悦子の言葉のように、自分の心の問題の本質に迫られた時に、羞恥心、恐怖、劣等感、怒りの感情を持ってしまうのは、成熟した思考力を養ってこれなかった人、養うためのタイミングで、「闘争」や「逃走」のような、本能的、感情的なずっと行動を繰り返してきた結果、心の脱皮ができずに、古い殻を身に付けたままの人だけです。
脱皮に失敗した昆虫のように、自分の生命を維持するだけで精一杯です。親に擁護されなければならない子供のような心理になってしまい、利他的な思考を持つことができず、本能的な行動に走ります。
何度も心の脱皮を繰り返すことで、より本当の意味での幸せと充実感を得られることを知っている人は、訪れる葛藤や苦悩を「当然のイベント」であると知っています。葛藤や苦悩は必要なことであり、悪いものではないと、十分に理解しています。
そのような考え方を持つに至った人は、本能的な「闘争・逃走反応」をしません。それによってますます事態が悪化することを、経験によって理解しているからです。
長く問題に対して蓋をしてきた人ほど、新しい自分に生まれ変わるために、とてつもなく大きなエネルギーを必要とします。
その結果、書籍やネットに氾濫するお手軽な心理術から、高額な自己啓発、マインドブロックの解除などのセミナー、コーチング術などへ依存することがあります。それらのメソッドを提供する側は、「お金さえ払えば、あなたの人生が一瞬で良くなる考え方を教えます」と宣伝するので、長年の苦しみから解放されるのではないかと、魅了されてしまうのですね。しかし上手くいくことは有り得ません。
昨年のエネルギー代謝学セミナーにも、そんな方々(心理系セミナーの信者)がいくらか参加されていましたが、張子の虎のような空虚な自信しか持っていないので、非常に残念な人格へ陥っていました。
メタトロンは、その張子の虎を一瞬で見抜き、残酷なまでに事実を表示します。
心理術を学んだところで上手く行かない実例ですが、心理カウンセリングを仕事にしている方に強く共鳴していた感情です。これでクライアントを導くなど不可能でしょう。
こちらは、高額な音叉セラピーを仕事にしている女性の感情。
この女性は、まさに「闘争・逃走反応」を示した一例で、「私はお金を払ってここに来ているのだから、私にとって不快なことは言わないでください!」と、メタトロンセッション中に噴火。このメンタルで音叉セラピーを他人に施すなど恐ろしい事です。音叉に乗って、この悲惨な感情を届けるのですから。
細かいことは省きますが、散々私の献身を裏切った後に、
(食に関しては、2019年に藤原悠馬さんの代謝学セミナーを受講し、生化学から代謝のメカニズムを理解することができ、とてもすっきりしました。)
と自分のホームページのプロフィールに書いてあるんですよ。講師の私から断言しますが、この女性は生化学を理解したというには程遠いレベルです。金を払った分だけ(非一般の半額受講です)、空虚でも、人の献身を裏切っても自分のビジネスの糧にするという、まさに「けち」で「傲慢」です。
このような人格は自己愛過剰(ナルシシズム)によって形成されます。現代は完全な自己愛過剰社会です。だから、自己愛を助長させるような自己啓発、マインドブロック解除、コーチングなどが、張子の虎の作り方を教えて一時的な評価を得ても、本質的に上手く機能しないのは当然のことです。
このメタトロンセッションから、というよりも昨年のエネルギー代謝学からですが、私が問題の本質を突いた時に「闘争・逃走反応」を起こさず、自分の問題に向き合った人間は、片手で数えられるくらいしか居ませんでした。
女性Aさんは自分の問題に向き合ったひとりですが、向き合ってゴールではありません。そこからようやく「スタート」です。それまで住んでいたファンタジーから抜け出し、ようやく本当の世界を生きていく出発点に立ちます。
私の仕事は、まずは出発点に立って頂くための深い気付きを提供することですが、、、そのための話をセッション時に1から長々とするのは、時間が勿体ないです。本当は、そのための話を長々として、お金を稼ぐのが、心理の世界のビジネスモデルです。でも、私はそれは極力避けたいと思っています。本来、互いにもっと高いところを目指せるはずだからです。必要があれば、1から話すのも仕事なのでやりますが、、、セッション参加者は、余分なお金と時間(というエネルギー)を浪費する事になります。
(これまでは無料で献身していましたが、一切辞めます。エネルギーの循環として間違っていると腑に落ちたからです。事業の継続が出来なくなります。)
スタート地点に立ってからの方が大変なので、どうしたら「闘争・逃走反応」を避けられるのかは、私の記事からヒントを得て、じっくりと自分自身で考えてから、セッションに望んで頂きたいなと思っています。5日前にあれだけの記事をアップしても、全文読まずに、理解しようと努力せずに、セッションに申し込まれた方がいます。
自分自身と向き合うことを長年放棄してきた結果、「何を読んでも他人事」なんですね。自己愛に陥り、利他的な思考が出来なくなった人は、自分自身を客観的に眺める努力が出来なくなっています。批判的なメッセージを、「もしかして自分に当て嵌まる事かもしれない」と考えて受け取ることが出来ません。セッションでもセミナーでも、こういった方々を本当に沢山見てきました。
それでどうなるかというと、、、セッション当日にいきなり「自分自身に潜む闇」を目の当たりにする事になります。
そこで「闘争・逃走反応」を起こさないで向き合える人は、殆ど居ません。だから、これだけ詳細に、丁寧に記事にしているのだから、しっかり読んで、自分で「脱皮する準備」はしてきて欲しいです。
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前回掲載レポートに対する女性Aさんのレスポンスを掲載するつもりで書き始めた記事ですが、書きたいことが沸いたので、「闘争・逃走反応の本質」の話になりました。
結論ですが、心の本質に触れられた時に、「闘争・逃走反応」を起こすのは、子供や、子供のように未成熟な精神の、今まで自分と向き合うことをサボっていた大人だけです。どんな事からも逃げずに経験を積んできた大人は、「闘争・逃走反応」を起こしません。
脱皮するための力をつけましょう。その先にある、本当の世界にワクワクしましょう。
次回へ続きます。
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この記事は、こちらの「月」の解説も合わせて読んでください。理解の助けになると思います。