畑ブログ④
新米畑母ちゃん、夏野菜になかなか恵まれ。畑をやってよかった〜と思う夏でした^^
ちなみに今更?かもですが無農薬で育てています。化学肥料は使用していません。
一般的にはこういった栽培を「自然栽培」と表現するのかなと思います。
自然栽培というものを
・自然のまま
・耕すこともせず草も刈らない
・そのままで野菜は育つ
そんな風に思い込んでいたところがありました。
といいますか一般的な野菜の育て方すら全く知らなかったです。実家では祖父母と暮らし、ほとんどの野菜を育てていたのに。全く手伝っていなかったですね^^;でも、こうして畑をしている今。
子どもたちにも親が畑していたと、なんとなく記憶に残ってくれたらいいなぁと思っています。過度に期待はせず。笑
末っ子が半目…^^;
農作物には有機とかオーガニック等、表現が色々あります。
それを名乗ってOKにするにはこういった定義です、無農薬とは表示してはいけない等、色々あるようです。
その辺りは検索したら出てきますので、これとか。ここで書くまでもないので省略しますが
我が家としては自分たちの食べるものを自分で作りたい。食べるとは生きること。
完全自給自足なんて到底できたもんじゃありません。でも、せめて野菜くらい作れるようになりたい。
そのことが講座や健康に対しても机上の空論にならない、地に足のついたものになるんじゃないかなって…
実際にやってみて本当によかったと思っています。
あの食材がいい、よくないとかあれこれ言われる世の中。作ってみてわかりました。その季節に採れるものしか、本来、食べれない。作れなくなったら食べるものなくなる。
生きるか死ぬか、そんなストレスと隣り合わせだった時代と比較したら、今はいかに「生きる」ということにストレスの少ない時代だろうと思います。
もちろん別のストレスが生まれているのかもですが… そこは乗り越えていきたいところ。だって生きているんだから^^(私も相当問題な思考回廊でしたが^^;少しずつ乗り越えつつあります。これはまた。)
そのストレス耐性を上げるためにも食事は大きく関わってくると思います。
一般的な慣行栽培では農薬や化学肥料を使っているのかな、と。
具体的には、化学肥料の発明、窒素を効率的に利用できる新しい品種の開発、合成農薬による病害虫・雑草の防除を組み合わせたことで、作物の収量が大幅に増加したそうです。こちらの本より。
農薬を使うことで土にも菌がいなくなる。栄養を作ってくれる人がいなくなる。だから栄養を補給する。その肥料も分解する菌がいなくちゃ使えないので、すぐに使える化学肥料を使う。そうした土地には虫たちのバランスも崩れ、天敵もいなくなり、その野菜を食べる虫だけが増える。農薬を使う…
できればその循環ではない野菜づくりをしたい。何かに頼らなければ野菜は作れない、という世界はなんだかつまらない。
もちろん、無農薬であることが健康に寄与することは生化学の世界からみても明らかですが、栄養を与えたり殺菌する薬を使うという作業を想像するだけでテンションが上がらない^^;
土の微生物の環境を整えるような土壌にしていくことで結果的に野菜が育つようになる、そんな畑に少しずつ進化していく方が、すぐに結果が出なくても何だか嬉しい。
でもでも自然環境を整えることが目的ではない。野菜を育てることが目的。
何もしなくても野菜は育つ♪ …わけがなく^^;
何もしなくても育つのは雑草だけでした。笑
野菜を育てるとは手をかけなくちゃいけないんだと実感しています。それは慣行栽培も同じ。どんな風に手をかけるかという違いだけかなと。実際に慣行栽培されている周りの方々、とっても元気なんですよね。はつらつとされている。
手をかける、これはまさに子育ても同じ。子どもはそのままで完璧! …じゃなかったなぁと、もう、本当に毎日実感しています。(ここは過去にもブログ記事にしています。)
野菜を育てる!という私の目的に立ったときに「障害」となるものが
①虫
②雑草
③病気
これらといかに付き合うかが野菜をつくれるか否かの分かれ道と思っています。もちろんお薬は使いたくない。
ということで①の虫に対してはネットで物理的に防御。
人参の葉っぱを食べ尽くしちゃったアゲハの芋虫。
もちろん彼らだって、ただ生きているだけ。害虫と表現するか益虫と表現するかは人間の都合だと思います。
でも、私も生きるために野菜を作っている。彼らに食べ尽くされるほど心も体も生活も余裕があるわけじゃない。君らも生きることに必死なだけなんだよね。でもね、同様に私も必死なんだ。君たちにすべて食べられるわけにはいかないんだ。
ということで、ネットは張らせてもらうぜ。 …そんな感じでネット張っています。笑
それでも侵入してきちゃう、たくましい虫たちも。ま、少しくらい食べてもいいぞ。なんて気持ちも。単に私がネットの端をしっかり固定していないだけとも…(゚∀゚)
②の雑草。草も多少ははえていいと思っています。が、さすが雑草。はえるのが半端ない…
これは共同畑のさつまいも。これでも途中で草刈りしているも、もっさもさ。笑
これではさすがに負けてしまう…特に発芽まもない子たち。ある程度大きくなったら大丈夫ですが。
そしてあまりにもさもさだと、風通しが悪くなり、これも虫や病気の原因となるんじゃないかと… 発芽まもない子は食べられやすいですしね… どの世界も幼い子は狙われやすい。
でも草の根が土の中の微生物叢や水分の調整役となり、土を整えてくれているとも考えていて。ということで、草を抜くのではなく「草刈り」をひたすら頑張った2019夏。
・今年から畑は2箇所。
・しかも子ども3人(1歳含む。)
・悠馬さんはなるべく仕事に没頭してもらいたい。
・私も仕事しなくちゃならない核家族。
去年までの↑これじゃ、草刈りで人生が終わっちまうぜ〜ってことで、今年は文明の機器を手に入れました。
私が使えて重すぎなくて。(子どもも抱えているのに、運ぶだけで重いと嫌になる。笑)
灯油とかじゃなく電気で充電式のもの。(バッテリーは2個買いました。1個だけだと30分くらいでタイムオーバー、あとちょっと!ができなくて。笑)
これは今年一番の買ってよかったと思う逸品です。笑
もちろん、ビニルマルチとかも一つの案。草対策に。
でも、なんとか草マルチでいきたいなぁと。家庭菜園レベルなのでね。
草マルチって?はこちらのサイトとかわかりやすいかもです。要は刈った草を敷いて次なる草をはえにくくする、さらに養分や保温、水分保持などの役目を果たしてもらおう作戦。ビニルマルチより環境に良さそうだし♪
わかりにくいですが、こんな感じ。
ちなみにこれは固定種ブロッコーリーを種からポットで育てて畑に定植させたところです。うーん…育つか微妙だ…^^;がんばれー。
って理想と現実は、やってみたらわかりますね。草マルチ、家庭菜園レベルのサイズならできなくはないですが…。
草もそれなりの量が必要。種や苗を蒔いたり植えたりして、その上から草を集めて、敷いて…って書くと単純に聞こえるけど、やるとわかる、なかなかの作業量。案外と草も足りなくなる。あれだけ草を刈るのは大変なのに草マルチにしようと思うと案外と足りない。
一回やっておしまい♪ …ではもちろんなく。笑
草だって生えたい。隙間があれば光を受けて生えるのさ。草マルチだってだんだん薄くなっていくのさ。
今では、草刈りをされたところを見つけると「草もらっていいですか?」と頂いたりしています。笑 それを積み上げておいて乾燥させて草マルチ用に。特に夏場の草生えシーズン、今が狙い目。冬は草がなくなるのでね。
手前の茶色の山が草マルチ用に集めた草たち。
自分でやってみてビニルマルチを使うことにも全く見る目が変わりました。プラを土に使うなんて!とか思っちゃっている自分がいました。ごめんなさい…やってもいないのに理想論の色眼鏡で見ていました…(_ _).。
ちなみに草刈り機導入しましたが、野菜の近くはもちろん近づけない。草刈りが野菜刈りになってしまう。笑
そこは釜で手刈りです。これまた地味な作業。笑
しかも発芽時が草多すぎると負けてしまうみたい。野菜の発芽した姿はなんとなく草と見分けがつくようになったものの、生姜とか一定の大きさになってくれないと刈ってしまいそうで。どっきどきでした。笑
→のが生姜の発芽したところ。植えた場所をマーキングしとかなくちゃ確実に草認定されちゃいます。笑
野菜づくりの障害となる③の病気。ここは人間の体と同じだと思っています。つまり、いかにその野菜自体が健康か否か、というところ。
健康ならば病気に負けない。反対に抵抗力(免疫力)が低下しているから病気にかかる。
むしろ植物の世界は白黒はっきりしている。抵抗力が落ちている個体が存在し続けることは
その種全体からみてもメリットがない。だからこそ、弱い個体は病気にかかり、朽ちていく。
そこで打ち勝った強い個体が種を繋ぎ、次の世代に繋がっていく。
これは自然界の動物の世界も同じだと思います。
本来「生きる」とはある意味、残酷な世界ともいえます。そうでなくちゃ生き残ることなんてできない。
畑をやりだして一番よかったと思っているところが、この当たり前すぎる自然界のルールを体感できたことです…
野菜を含めた植物たちも、みんな次に命をつなげていきたい。これはすべての生物の共通のことだと思います。
だからこそ、動けない、逃げることのできない植物たちは自ら防御物質も持っています。紫外線からも守らなければならない。
それがファイトケミカルと呼ばれる抗酸化物質やエストロゲン様作用の物質です。それを私たちは栄養素としていただいている。
でも、植物はその成分を人間のために持っているの?もちろんNO。物の自分自身のために、その成分(栄養素)を持っている。
この視点をくれたのは悠馬さんです。この考えは非常に重要だと思います。2017年の記事なので細かい内容で修正部分もあるようですが、ぜひ。「栄養素はその生物自身のためにある」
もちろん普通に食事をしている分にはファイトケミカルは健康に寄与してくれると思います。これが「健康にいい」という脳内変換が起こることで過剰に摂取し出すことはよくあることです。特に健康に意識が向いた場合に多いです。
抗酸化作用の強いサプリメント、ローフード、ビーガンなど… 豆乳を毎日飲むことや抗酸化作用の強いお茶を多飲することにも注意する必要があります。
…話が逸れましたが^^;
野菜が病気にならないようにするためには、その野菜が健康であることが一番の対策。野菜自身が本来もっている抵抗力を活かせるようにしたい。
そのためにできることは、土壌を整えること、強い個体の種をつないでいくこと、植物自身の限りあるエネルギーを無駄使いしなくてもよいよう適度に手を加えること、今はそんなところを意識しています。
これは人間も全く同じですね。
今は秋冬野菜の準備。
玉ねぎを種から苗を育ててみたり、秋じゃがいもを植えたり、にんにくも植えました。キャベツやブロッコリーは種をポットで育てて畑に定植。かぶ、小松菜、白菜、大根の種まき。
玉ねぎタネを蒔き、籾殻を上に。
何事もやってみなくちゃわからない!ということで、数年後にはそれなりに野菜づくりができるよう毎日ちょっとずつ精を出してまいりたいと思います〜^^
そんな畑のこともインスタで呟きだしています。毎日ごはんも地味にアップしております。
こういった自然現象を「エネルギー」という視点を根幹に、科学的に解き明かしていくのが悠馬さんのエネルギー代謝学です。
2020年の日程も決まりました。
■オンラインでの予防接種講座、10/16に開催いたします
■お母さんに知ってほしい皮膚の症状の仕組みを考える講座
10/3開催は満席、次回は11/8予定です(募集前)