女性Aさんは、4月2日に私のメタトロン・セッションを利用され、その後5月に、私もお世話になっている桜木町のIMCクリニックへIMEDIS診察へ行かれました。
IMCクリニックは日本で(本当に!)数少ない、代替医療系の素晴らしいクリニックです。私もブログで紹介させて頂いてますし、メタトロンセッションでも関東の方には直接紹介しています。
website : イメディスジャパン / IMCクリニック
私は4月のメタトロンの解析レポートを、2ヶ月以上経ってもまだ、女性Aさんに届けられずにいました。
情報は多い方が、私も女性Aさんの状態を理解できますし、女性Aさんにより有意義なレポートを作成できますので、IMCクリニックでどのような診断を受けたかを女性Aさんに伺い、診断結果を考慮した上で、私のメタトロンセッションレポートを作成しました。
私のもとでメタトロンセッションを利用し、またはブログを読んで、IMCクリニックへも診察へ行かれた方は、報告を受けているだけでも、かなりの人数がおられます。それは嬉しいことですが、クライアントの理解不足から来る若干の不協和音も感じられるようになりました。これを何とかしたいと思っています。
今回の女性Aさんとの一連のやり取りは、私のメタトロンセッションと、IMCクリニックのIMEDISによる診察の、「立場と目的の違い」を皆様へ知って頂く為に、格好の機会となりました。ここではまず、女性AさんがIMCクリニックでどのような診断を受けたのかを、ここで解説したいと思います。
もしかすると、IMCクリニックの富永先生、村上院長も、これを読まれるかもしれませんし、IMCクリニックへ通われる方へも誤解をして欲しく無いので、最初にここに宣言しておきます。私はIMCクリニックの先生方がIMEDISによって行う診察を、100%支持しています。私も精巣がん診断を受けた際に、大変お世話になりました。これには感謝しかありません。今後もお世話になりたいと願っています。
ここで説明するのは、私のメタトロンセッションの全貌を説明する為に必要である事、そして私が行う仕事と、クリニックが行う仕事は、立場も目的も異なる事を、皆さんにご理解いただきたい為です。
私は守るべき立場も何も無い個人事業主、IMCクリニックは多数の患者さんとスタッフを抱えるクリニックです。皆さんにも、この違いをご理解頂きたいです。どうしてこれが重要なのかは、読んで頂ければ分かると思います。
IMCクリニックのIMEDIS診断と、私のメタトロン・セッションの違い
IMCクリニックでIMEDISが導き出すものと、私がメタトロンで導きだすものは、目的が異なる為に、内容も異なります。
IMCクリニックは治療院なので、患者さんがいち早く健康を回復することに、当然ながら最大の目的があります。
一般的な病院でも、患者さんがいち早く健康を回復することを目的としていると思います。しかし、そこで行われるのは完全なる対処療法です。単純に症状を消失させる事に成功したとして、その後患者の健康がどうなるかという視点は、ほとんどの一般的な病院には無いと言っても差し支えがないのが現状です。私自身も、精巣がん診断で病院へ通いながら、この現状を痛感しています。症状を取り去ることだけが目的であり、原因を考える事がありません。これが標準的な現代医療です。
IMCクリニックでは「体調不良の根本改善」と「健康維持・促進」をミッションとして掲げています。これは一般的な病院と、IMCクリニックの大きな違いです。
体調不良の根本は精神的な領域に存在することもありますので、IMCクリニックでは精神的、心理的な領域での体質、気質などについてもアドバイスが頂けます。それらも含めて、健康をいち早く、根本改善を目的として活動されているのがIMCクリニックのIMEDIS診察であると思います。
一方、私のメタトロンセッションですが、7ヶ月の間メタトロンとクライアントに徹底的に向き合った結果、こう結論を出しました。私のメタトロン・セッションでは「深い気付きと自己理解」を得て頂くこと、その先の「精神的な成長」を目的とします。
従って、「今すぐ私の肉体に健康をもたらしてください」という方には、私のメタトロンセッションでは、結果的に健康が得られるケースがあったとしても、その要望に応えるものではありません。
私も、「体調不良の根本改善」を提供したいという意志を持っていますが、体調不良の根本改善のための鍵は、ほとんどのケースにおいて、本音で語れば100%の確率で「精神的領域」に存在すると私は考えています。
自分の精神や感情と向き合わなくとも、対処療法的に、または生活習慣の改善で、抱えている症状が治る事は勿論あると思います。しかし、自分の精神や感情と向き合わない場合、何かが治っても、何かが違う形で、いつかまた、肉体に症状として表れる事もあります。
私は「体調不良の根本改善」を提供したいと考えていますが、その「根本」の定義を、「最も人の深い部分」だと捉えています。また根本的な話として、体調不良や症状を「すぐに消去すべき悪」と思っていませんし、時に体調不良を患っても良いし、むしろ患うべきだろうと考えています。
肉体に不具合を認めない限り、人は、生き方の方向転換をしようとは思わないものです。
生命の本質は、肉体ではなく精神に存在する
次に説明する事が、最も重要な事です。度々引用している言葉を、再掲します。
-潜在意識は、身体的な病態の根本に存在している-
-病気は体の言語で、その潜在意識を表現する方法です-
Didier Grandgeorge, M.D. (小児科医, ホメオパス)
症状とは、潜在意識が望む生き方に気付くために、肉体を通して送られてくるメッセージでしかないと、私は考えています。私は昨年、病院で「精巣がん」と診断されました。IMCクリニックでは、「悪性腫瘍反応は無い」という診断を頂きました。
私にとって、IMCクリニックでの「悪性腫瘍反応は無い」という診断は、とても有り難いものでした。安心感を得られましたし、非常に納得の行くものでした(詳細は過去記事にありますので、未読の方は是非読んでください)。
まだ精巣組織に少し異常はあるので、いまだに病院では精巣がん診断ですが、私はもう完治していくものだと思っていますし、もし精巣の組織異常が完全に治らなかったとしても、私にとっては特に問題のない話です。
今現在、何の問題もなく生きていますし、肉体が病院の検査として合格か否か、という事にこだわるのは、人生において何の意味もないと考えているからです。今後も肉体に何か病気を患うかもしれませんが、それは日常で健康に出来る限り気をつけながら、その時々、活動できるようにメンテナンスをしていけば良いだけの話です。
元々そういう考え方でしたが、私のメタトロンセッションの狙いと方向性としても、これを打ち出していくことにしました。
なぜなら、生命の本質とは、肉体ではなく、精神に存在するからです。
私はアンパンマンマーチのように「愛と勇気だけが友達」だなんて思っていませんが、分かりやすいように引用します。
何が君の幸せ 何をして喜ぶ?
分からないまま終わる そんなのはいやだ!
多くの人が抱えている想いだからこそ、この歌はヒットしたのでしょう。人間にとっての幸せとはなんでしょうか?
答えは簡単です。
人間として生まれた全ての生命は、ピンピンコロリと言われるように、肉体が健康で生き続け、苦しむことなく死ねれば幸せだとは、思えないように作られています。
幸せは、金、名誉、権威でもありません。または一般的に想像されるような、穏やかに過ごす中流階級のファミリーでもありません。
「いや、私はそれで幸せだと思うし、それを望む」と思う人もいるかもしれませんが、あなたが持っていないものを、もし手に入れた時に、「それだけでは」必ず心の欲求不満を持つことになります。「隣の芝は青い」感覚に嵌っているだけです。
人は、創造的に生き、精神的な価値を持ち、どんな感情や体験であっても、全てを学び尽くす為に生まれてきています。
アンパンマンマーチではなく、占星術的観点として、松村潔氏の言葉をここに引用します。
”かつて何らかの業績を残したり、作品を残したりした人は、健康だった試しがありません。
傑出したもの、すなわち、身体からはみ出したものであり、それは身体の閉鎖的なまとまりを壊してしまうのです。となると身体を壊すとは、可能性を拡大することであると考えてもよいかもしれません。
物質肉体がかろうじて維持できる限界を超えてしまうと、その時に死にますが、それまではすれすれで誤魔化しながら生きるというのがよいかもしれません。
今は、身体は元気で死ぬ直前まで活動するという「ピンコロ」がもてはやされていますが、正直、これは死ぬ直前までありきたりで特徴のない人だったということになるのではないでしょうか。”
(トランスサタニアン占星術/ 松村潔著より抜粋)
私は、松村氏の意見に100%賛同します。
健康を維持しようと思えば、大金持ちにならずとも、必要なだけの金を稼ぐ仕事をして、規則正しい生活と睡眠のサイクル、健全な食事、適度な運動を行えば良いだけです。しかし傑出したものを生み出したいと願う時、自分の可能性を拡大させたいと願う時、それを守る事はできません。
本当の意味で真実を突く先鋭的な仕事は、労働力と対価が見合う事はありません。呑気に、または不平不満を口にして生きている大半の「鈍感な人間」の理解には及ばないからです。その先鋭的な仕事、先鋭的でマイノリティな生き方を貫く事は、容易ではありません。
時間はどれだけあっても足りなくなります。傑出したものを生み出すには、何かの模倣ではない、ステレオタイプではない生き方を模索するには、それだけの時間を必要とするからです。
時間だけではありません。傑出したものを生み出すプロセスには、既存のつまらない常識からはみ出す事には、必ず心の葛藤や負荷に見舞われます。それは自律神経を乱し、睡眠のサイクルに支障をきたします。
そこで、肉体は時に壊れることもあります。壊れた時に、重大な何かに気がつく事があります。その気付きこそが、最大のギフトです。破壊がなければ、新生もありません。
一方、肉体的に十分満足な生活をしていたとしても、傑出したものを生み出すどころか、人生の学びの課題から目を背け、逃げ続けている場合も、いつかは体調不良に陥るでしょう。精神や心魂が満足しないからです。心と身体は繋がっています。
だから私は、肉体の不具合=体調不良を取り除くことを主目的として、メタトロンセッションを行いません。繰り返しますが、「深い気付きと自己理解」を得て頂くこと、その先の「精神的な成長」を目的とします。
肉体を整え、維持することは、精神がこの地球で学びを得る為、学びを続ける為に必要なことであって、人生の目的ではありません。
体調不良は不快で、辛く、嘆かわしい事ですが、潜在意識からのメッセージです。この問いに向き合うタイミングです。
何が君の幸せ 何をして喜ぶ?
分からないまま終わる そんなのはいやだ!
ここで多くの人が、こう考えます。
「体調不良さえ無くなれば、生活に余裕が出て、健全に物事を考えられるようになり、自分の心にも向き合える。だからまずは身体を整える事が先決。私が自分の心と向き合えないのは、体調が悪いから。」
この考え方に納得してしまう人は、「明日やろうは馬鹿野郎」と言われて然るべきマインドを持っています。一生堂々巡りで同じ過ちを繰り返し続けるでしょう。
なぜなら症状とは、潜在意識が望む生き方に気付くために、肉体を通して送られてくるメッセージだからです。人間が意識を変えるには、古い意識を破壊するようなイベントを必要とします。
では、具体的な話に入っていきます。まずはIMCクリニックのIMEDISによる診断を、皆さんに読んで頂きます。
IMCクリニックにて女性Aさんが受けたIMEDIS診断
以下、女性Aさんが私に送ってくれたメールです。
※これはIMCクリニックの診断書ではなく、診察で女性Aさんが自分で取ったメモを整理し、私に送られたものです。詳細が実際の診断とずれている事もある可能性があることを了承の上お読みください。()内の女性Aさんの言葉などは、あえて残してあります。
*********転載始め*********
<女性AさんがIMCクリニックの診察で伝えた要望>
幼少からのアトピーもち、甲状腺機能低下を指摘されたりもありながら、現在は治療を要するような自覚症状はないが、倦怠感や疲れやすい、眠りが浅く些細な音や光で目が覚めて熟睡できない。まずは現状を診察いただきたいということで、富永先生にお願いいたしました。
<チェックがついた項目(不調箇所)>
- 内臓系 :子宮、子宮内膜
- 骨格, 筋肉, 神経系 :頸椎、仙骨、仙腸関節、顎関節、歯噛み合わせ、副交感神経
- 血管系 :OK
- 脳 :OK 甲状腺もOKとのこと
<診察詳細(女性Aさんが取ったメモ)>
- 外的要因は地理病理学的影響、放射線も電磁波もなし(就寝時のアースリネンシーツのおかげ?)
- ビタミン、ミネラル、ホルモンもOK(オーソモレキュラークリニックで散々ダメ出しされたのですが)ステロイドやホルモン剤の残留はないとのこと
- 感染症もなし
- DNA染色体 重金属 腫瘍反応はなし
- アレルギー原因物質 「グルテンアレルギー」とのこと。
<脳内ストレスに関して>
- 第六感、直感力、共感能力がとてもつよく、ロシア製らしい表現だが「遊牧民気質」が強いとある。自由を求める気質である
- 直感力がものすごく強いので、行き過ぎて同調しやすい。
- 周りの環境に影響されやすい。
- 例えると、地上波TVしか映らないところで衛星テレビ見てるような感じ。
- 少しの情報からたくさん受けとってしまう。人混み集団が苦手。
- 先のことも見通してしまい考えを巡らせている。
- これらがストレスとなり筋肉の過緊張から、噛みしめ(顎関節)に。
- リラックスする方法を考えること。単にボーっとすることではリラックスできない。一人でクリエイティブなことに集中することを探すとよい。
- 常に新しい刺激が必要なタイプ。小さなことから、一駅歩くとかいつもはいかない店に入るとか、でもよい。行き先を決めない旅行など。自由気質なので、ジムに通うなど向かない、定期になにかをするのは合わない。
- しつけが厳しかったか?いつもきちんとしていないと、というのがありそう。
- 姿勢はただすものとか、〇〇しなくては、とか、コツコツ努力は苦手タイプ。
- とにかくきちんとしてしまうこと自体ストレス。
- その延長として、背筋をのばそうと頭を引き上げずにそり腰になってしまう。余計に下半身の骨格に負荷がかかっているのもある。前腿、ひざ下が硬くなる、さらにゆがみへ。
- 子宮に反応しているのは、おそらく過緊張から骨盤内の血流がうっ血している。ひどくなると骨盤底筋症候群、という言われ方もする。
- 噛みしめがとても強いのも、頸椎に影響する。噛みしめから首回りがかたまる。噛みしめがつらくて朝起きると顎が疲れていて、マウスピースを割ってしまった。
- 歯科を替えて、総合的にかみ合わせをみながら治療中だとお伝えしたらそれはやったほうがよいが、根本治療は歯のかみ合わせではないとのこと。
<IMCクリニックからの提案>
- シャーリック :BDNFサポート 脳神経栄養因子
- 生活習慣 :運動(歩く、でよい)
- 食生活 :グルテン控えめに!
- 整体等による骨のゆがみの改善 :頸椎、仙骨
- 整体はよい。ただマッサージ師も直感で決めること。カリスマ何とかなどは抜きで、合うかどうか自分の気分で決めること。
<総合コメント>
- ストレス が脳に影響(BDNF 神経栄養因子の低下) BDNFは運動すると増加する
- 脳神経をとても使っているので、甘いものが好きなはず。
- 最近ははちみつに黒糖をたくさん摂っていることをお伝えしました。果物、はちみつ(単糖がよい)を進められたが、そこでまたきちんとしようとしすぎないとのこと。固執して、たとえば出先で蜂蜜がない!だめだ!としないで、そのときはコンビニチョコでもいいかと、妥協すること。
- ストレス→筋過緊張→骨格のゆがみ(頸椎、仙骨)→ 顎関節、胸鎖乳頭筋
- 噛みしめで首の前側、副交感神経が働かず、交感神経が常にON
- リラックスできない=寝ても疲れがとれない、疲労、倦怠感に。
- 同じくストレス→過緊張で首の前が硬くなり、背の過緊張、反り腰
- 骨格のゆがみから、血流低下→子宮機能低下
- 子宮機能低下は無自覚であっても、このまま続くと組織的症状がでる可能性あり。
レポートにそってまとめました。たくさんの情報を的確にまとめる作業が苦手なので分かりにくいところがあると思われますが、よろしくお願いいたします。
*********転載終わり*********
私もお世話になっている、尊敬する富永先生の診断です。
ここに書いてある多くの事は、情報のひとつひとつとしては、正しいです。流石は富永先生、そしてIMEDISのスペックだと思いました。わずか1時間で、自分の心身に関するこれだけのヒントが得られるのは凄い事だと思います。
私の役割は、これらの情報を俯瞰し、統合し、占星術からの示唆と合わせて、深い気付きと自己理解を得て頂くためのサポートをする事です。私はクリニックが行うイメージの「治療」やセラピストが行うイメージの「セラピー」を提供するつもりがありません。
次の記事では、このIMEDISによる診断も合わせて作成した、私のメタトロンセッションレポートを紹介します。