インフォデミックを理解しよう 〜マスク論文の拡散を時系列で整理〜

 

今回は、前回の記事の補足記事となると同時に、「インフォデミック(infodemic)」を理解して頂くための記事となっています。

 

日本経済新聞より画像引用)

 

PubMedで「infodemic, Covid-19」で検索をかけても、210件の論文がヒット(6月18日時点)します。私はウィルスの伝染よりも、誤った情報の伝染の方が遥かに大きな被害をもたらしていると思います。

 

全ての人々が冷静であれば、ここまでの社会現象にはなり得ないでしょう。

 

トップ画像を理解することは重要なので、さらに分かりやすく整理します。前回の記事が未読の方は、ぜひ以下からどうぞ。

「マスク有害論はヒステリー」〜崎谷博征氏、マスクが危険って本当ですか?最終回〜

 

私が一連の記事で解説をしているVainshelboimの「Facemasks in the COVID-19 era: A health hypothesis」が出版された日は以下です。

 

オンライン:2020年11月22日

出版:2021年1月

ほぼ全員がオンラインで読みますから、昨年の11月には論文は全世界で誰もが読める状態にありました。

 

次に、世界と日本で、この論文が拡散された事例を、時系列で並べます。

以下全て、Vainshelboimの論文がSNSに投稿された順番です。

 

ナオミ・ウルフ(フェミニスト)
フォロワー14万人(Twitter)

▶︎3月13日にツイッターに投稿したかも?

(アカウント凍結につき確認不可/他の方がリツイートしたログを参照)

 

Prashant Bhushan(弁護士)
フォロワー225万7千人(Twitter)

▶︎4月10日にフェイスブックへ投稿。

(Twitterにも投稿されているが運営に削除されている)

 

このフォロワー200万越えのインド人弁護士がSNSに拡散をした前後から、爆発的にシェア拡散が発生しています。ここから日本にもインフォデミックが伝わるまで、わずか10日です。

 

Jeffrey Tucker(作家、実業家、出版者)
フォロワー6万7千人(Twitter)

▶︎4月15日に”American Institute for Economic Research”というウェブサイトへ投稿。

同日に、ツイッターへも投稿しています。

Steve Cortes(TVキャスター)
フォロワー21万9千人(Twitter)

▶︎4月16日にツイッターへ投稿。

 

GatewayPundit(ニュースサイト)
フォロワー17万9千人(Instagram)

▶︎4月19日にホームページへ投稿。

 

崎谷博征(TUEETエネルギー量子医学会)
フォロワー1万7千人(Facebook)

▶︎4月20日にフェイスブック(ブログ)へ投稿。

You(翻訳者/匿名の一般人)
フォロワー1万4千人(Twitter)

▶︎Jeffery Tuckerのツイートを、4月20日にリツイート

▶︎4月23日にnoteへ記事をアップロード。

新しい研究結果:マスクはコロナの感染拡大防止に効果なく、むしろ有害

 

福田世一(内科医)
フォロワー3千人未満(Twitter/Facebook)

▶︎4月23日にFacebookへYou氏のnoteをシェア。

 

 

これらを時系列でまとめた図がこちらです。

 

 

図解で分かりますかね?

 

Vainshelboimの論文は2020年内にすでにオンラインでリリースされていましたが、それが2021年の3月に、影響力のある何者かに発掘され、シェア拡散が続いたのでしょう。

 

今回収集したデータ内では、これを格好のネタとして最初に拡散した影響力のある人物は、アメリカ人のフェミニスト活動家、ナオミ・ウルフです。

 

4月10日にはインド人の最高権威の弁護士が、その数日後にはアメリカでトランプ元大統領とも仕事をしていた著名なTVキャスター、無政府主義とビットコインで有名な実業家、反社会的なニュースサイトが、それぞれSNSやウェブサイト上で論文をシェア拡散しました。

 

それを、4月20日に崎谷博征氏、一般人翻訳者のYouがキャッチして日本で拡散。

 

日本で拡散された情報を、福田世一医師がさらに拡散。

 

こんな流れです。

 

Vainshelboimの論文がデタラメであったことは私が徹底解析した通りですが、それを誰も検証せず、むしろ検証などする気はなく、「格好のネタ」として取り上げて、あとは論文の正誤などお構いなしの大拡散祭りです。わずか10日ほどでフェイク論文が全世界を駆け巡りました。

 

今回調べてみて、このスピード感はすごいと私も改めて認識させられました。

 

 

コロナ、ワクチン、マスクに限りませんが、陰謀論は絶対的に外国生まれ→日本に流入という流れがあり、大元の外国人はきちんとした情報精査など全く行なっていないことを、このマスクの1件から覚えておいてください。

 

大きな拡散は、基本的に海外から発生します。全世界的にありますが、アメリカは多いです。

 

4月9日

 

ツイッターの検索から拡散の様子が分かるかと思い、動画を撮ってみました(Twitterで投稿した3つの動画をつなげてます)。

 

低いテンションが、夜中の3時収録につき、さらに低いのですがご勘弁ください。

 

あれだけ学術論文として不正確な記述が多いにも関わらず、「撤回されたマスク論文を擁護する!」とブログを書いている人も発見。

で、そのコメント欄にて「その1」で紹介したブルース・チャールストン(クビになったMedical Hypotheses2代目編集長)を発見しました(笑)

 

これは笑えますが、本人は至って真剣ですからね…….。

 

「なんでみんな気がつかないのか!」と世間に対して憤慨している反ワクチン、反マスク、反現代医療の人々が、全くの盲目的、無思考であることが、これでもう十分ご理解いただけたと思います。

インフォデミックには常に「ヘイト感情」を持つ人々が加担している

最後に、このインフォデミックが私のツイッターから発生しかけた一例を提示します。

 

前回の記事内、そして今回のトップ画像にしようしている画像が、スクショだけ切り取られて拡散されるという事が起こりました。

 

 

私は発見後すぐに、拡散主に削除依頼をかけました。早急に対応頂いたのでそこで止まりましたが、放っておいたら大拡散に繋がった可能性があります。

 

これは陰謀論とは逆側の、アンチ陰謀論者によるインフォデミックの一例として知ってもらうにはちょうど良かった為、以下に分析を6つの画像で提示します。

 

 

 

 

 

 

分かるでしょうか?

 

シェアする人々の特徴は、陰謀論、反ワクチン、自然派、スピ系の人々に対してヘイト(憎しみ)や差別的な感情を持つ人々です。

 

マスク論文を容易にシェアする人々は、現代医療や政府に対してヘイトを持ち、「あいつらは気づいていない、私たちは気づいている」という意識高い系の差別感情を持つ人々でした。

 

どちらも共通しているのは、情報の中身について精査する気がないという事です。

 

それはつまり、異なる意見を持つ人の話を聞かないことと同義です。

 

聞く耳を持たない人々の感情的な吐口が、インフォデミックの正体と言っても過言ではないでしょう。

 

現状のSNSは、感情の吐口を無思考に拡散させるためのツールとなっています。ヘイトを溜め込んだ人々のガス抜きをさせるために必要なシステムとも言えるかもしれません。

 

インフォデミックは常に感情的で、恣意的です。自分のヘイト対象が間違いであることを認めさせるために、情報からチェリーピッキング(自分の立場を有利にするために部分的に情報を抜き取ること)を行います。

 

これが私のツイートから画像だけが切り取られた理由です。

こんな状況にメタトロンとTimeWaverが必要だ

最後に一見関係がないようで、決して切り離せない問題について一つお話しします。

 

この日経新聞のオンラインに掲載された画像が示すように、善意から発生する誤った行動が社会に混乱を招いていると、心理学的にとか、社会行動学的にって言うのでしょうか?そのように分析されています。

 

ところがメタトロンで人間の主観を抜いた周波数測定にかけると、その分析が間違いであることが分かります。

 

みんなの健康を守るために!

子供達の未来を守るために!

愛と感謝!

 

という発言を頻繁にしている人や、自分のことを親切で善良と思っている人の感情の測定結果は、怒り、憎しみ、傲慢、妬み、怖れ、けち等が非常に強いことが「ほぼ全例」です。

 

逆に、「まあ自分の感情なんてどうせ悪いんだろう」と思って測定にくる方のほうが、比較的良好な結果を示します。(メタトロンの感情の読み方は非常に複雑なのですが、ここでは単純な話として書きます。)

 

悦子にも「反ワクチン活動の根源となっていた動機は何か?」と私は確認していますが、

 

①人気と名声を得た。

②講座で儲かった。

③自然療法への愛。

④ワクチンと現代医療へのヘイト。

 

「自然療法スクール」と称した活動をしていた彼女からの回答で、この4択において残念ながら③は最も薄い動機です(笑)

 

①②④は当てはまりますが、もっとも根深かったのは④であると本人は言っています。特に悦子の場合はワクチンでした。彼女が自然療法を全く愛していないということはないのですが、ヘイトに対するアンチテーゼとして利用していたことは否めません。

 

悦子に限らず、活動の根源的な動機がヘイトにある人間は多いです。むしろ、「特定のものを称賛する人々」は、ほとんどが何かに対するヘイト感情を動機に活動していると言っても過言ではありません。

 

愛と憎しみは表裏一体ですから、自分で区別がついていない人が非常に多いと思います。彼ら、彼女らは、実際にはヘイトが根源にあるのに、自分は愛を動機に行動していると本気で考えています。

 

それゆえに、全く異なる意見が耳に入りません。なぜなら自分はすでに「善良」であり、意識、行動を改めることなど無いと本気で信じているからです。

 

ですから、意識を変えるためにメタトロンやTimeWaverを活用しましょうと私は言っています。ところが、せっかく人間の愚かな主観を抜いて意識・感情を測定できる最新のテクノロジーでさえも、人間が歪んだ解釈をして利用するので全く無意味な使われ方がなされているのが現状です。

 

私は率直にこの2機と向き合っていますが、それは、被測定者の「事実のかけら」を提示するということです。その事実のかけらを提供すると、ほとんど全員が拒絶反応を起こします。

 

事実を確認する気はない。

事実を提供すると拒絶反応を起こす。

自分が信じる世界に生きる、自分が肯定される世界にのみ生きる。

 

これがネット上でインフォデミックに加担する人々の正体です。それは反現代医療派も、アンチ自然派にも共通して言えることです。

 

私はそれを自分自身を不自由にする、自分自身を縛りつける無益な行為だと思いますけどね。

 

1年半ぶりのセミナーを開催します

崎谷博征著書「ウィルスは存在しない!」+「ワクチンの真実」徹底検証セミナー(オンライン)を開催します。

 

皆さんの「心、精神を自由にする」ことだけが私のセミナー開催の目的です。

自由になるために、事実を徹底的に整理します。

それは自分を縛り付ける不要な主観と感情から、自分を解放するためのプロセスです。

ウィルスやワクチンのみならず、あらゆる事象に応用可能な「考え方」が身につくと思います。

 

詳細はただいま検討中ですが、こちらにアップデートします。しばらくお待ちください。

 

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藤原 悠馬生化学(生物学) / 西洋占星術
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「症状の原因を根本から読み解く エネルギー代謝学」セミナー主宰。細胞レベルの代謝、病理、自然界、食文化を縦横無尽に繋ぐ他に類を見ない圧倒的な俯瞰力と分析力が話題を呼び、全国から多数の現役医師、治療家、薬剤師、美容家、栄養士、料理人、ボディインストラクターなどの健康・治療業界のプロから一般の主婦までがセミナーへ集う。どこにも所属しない、日本で唯一のフリーランスの生化学講師。2019年より「生化学講師が教える 占星術の基本の考え方とホロスコープチャートの読み方講座」を始動。IC魚座29度「プリズム」/MC乙女座29度「読んでいる書類から秘密の知識を得る男」。全ての生命の普遍的な創造原理を、文献や生活の全てから抽出し、具体化するのが生業。

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= 自然の法則を知ること

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「症状の原因を根本から読み解く エネルギー代謝学」セミナー主宰。細胞レベルの代謝、病理、自然界、食文化を縦横無尽に繋ぐ他に類を見ない圧倒的な俯瞰力と分析力が話題を呼び、全国から多数の現役医師、治療家、薬剤師、美容家、栄養士、料理人、ボディインストラクターなどの健康・治療業界のプロから一般の主婦までがセミナーへ集う。どこにも所属しない、日本で唯一のフリーランスの生化学講師。2019年より「生化学講師が教える 占星術の基本の考え方とホロスコープチャートの読み方講座」を始動。IC魚座29度「プリズム」/MC乙女座29度「読んでいる書類から秘密の知識を得る男」。全ての生命の普遍的な創造原理を、文献や生活の全てから抽出し、具体化するのが生業。