天体について〜太陽と月の認識の誤解を解く〜【占星術ブログ③】

占星術ブログ②」では12サイン、3区分、4元素について説明しました。

 

次は非常に重要な10天体です。

根幹となる重要な情報だけに、なるべくフォーカスして文章を書きます。

 

ホロスコープでは10個の天体を全て合わせることで、初めて一人の人間の性格を知ることが出来ると考えられています。

こんな記号でチャート上に表示されています。

 

10個のそれぞれの天体が、どこのハウスとサインに入っており、天体同士がどんなアスペクトで繋がる場所に位置しているかが、その人の性格を形成していきます。

 

※ハウスとアスペクトは次の記事で説明します。

 

1. 太陽

みなさんが「私は○○座生まれ」と考えているのは、太陽星座のことを指します。

 

例えば僕は山羊座生まれですが、それは生まれた時に太陽が山羊座のサインの範囲内にあったということを意味します。

 

しかし太陽はその人の生まれ持った本質的な性格(=自分自身)を表しているわけではありません。

(とても重要なので大きな文字で書きました 笑)

 

太陽は、命あるものに内包される創造的な意志という定義を持つようです。

 

「創造的な意志」とは、どのように解釈するのかというと……

 

「創造的」ですので、生まれた時点で持っているものではなく、生まれてから意志を持ち、どのように自分が人生を進めていくのかを示すものであり、自分を自主的に生かす道です。

 

では、生まれてから死ぬまで、自分自身がずっと持っている本質的な性格は何に表されるのかというと、それはアセンダント(上昇点/ASC または AC)になります。

 

そして、自分自身であるアセンダントは、MC(Medium Coeli/エムシー/天頂)という場所を目指して進んでいきます。

 

この2つについては次の記事でハウスと共に説明させていただきますが、太陽とは、自分自身であるアセンダントがMCヘ辿り着くための乗り物だと考えても良いと思います。

 

もしくは、自分自身にすっぽり被された仮面。

 

またはMCという到達点へ向かっていく目標を達成するためにクリアすべき課題と捉えても良いでしょう。

 

何れにしても、生まれ持った自分の本質的な性格や自分自身を、太陽のサインが表しているわけではありません。繰り返しになりますが、ホロスコープで広まってしまっている太陽星座=自分自身という考えは間違いです。

 

「太陽にこめられた課題をクリアすることによって、人生の目標を達成しやすくなる」というのが妥当な考え方だと思います。

 

太陽系の構造としては、太陽の周りを全ての天体は回っていますし、太陽の動きとは地球の動きを指しています(地球が太陽を中心として動いています)。

 

ホロスコープを考える上で、地球に住む人間にとって、太陽は最も中心にあるエネルギーを持つのは間違い無いと思います。

 

しかし太陽から非常に強い影響を受けても、自分自身の本質的な性格を表しているわけではないのです。本来、占星術ではそう言われているはずなのですが、誕生日で判明する明快さからか、簡単な星占いのブームによる影響なのか、太陽星座=自分自身という認識が最も一般的に広まっています。

 

この誤解があると、ホロスコープを正確に読むことができません。

2. 月

太陽は「創造的な意志」なので、未来へ向けて積極的に行動するエネルギーへ使われる天体です。

月はそれと対称的な関係にあり、その人が眠れる場所、安心できる場所へ戻る時、気力を使わずにぼうっとする時に使われます。

 

「意識的に活動するための太陽、活動するための力を回復させるための月」という関係です。

 

太陽=地球の動きですが、その地球の周りを月は公転しています。そして昼と夜で、太陽と月は陰陽のようにエネルギーを二分し、循環しています。

 

 

そのため、月の力に欠けてしまうと、イライラしたり、生きている実感を失ったり、衣食住という生活の基礎的な面が不安定になってくるようです。太陽が活躍するためのエネルギーは、月が握っています。

 

僕の月サインは牡牛座です。口が対応部位で五感で楽しむ牡牛座らしく、「美味しい食べ物」「美味しいお酒」「美しい音楽」などは僕に活動のエネルギーを補充してくれます。

 

悦子の月サインは水瓶座なので、家族という狭い範囲内だけのコミュニケーションよりも、ブログを書いたり、もっと大きな枠組みの中で発信して人と交流する時間が彼女の癒しの一つになっています。水瓶座=ネットワークです。

 

月は「その人が眠れる場所、安心できる場所へ戻る時、気力を使わずにぼうっとする時に使われる」ので、プライベートな性格とか、心の内面のような表現をされます。

 

もしその意味が、「太陽が表向きな仮面であることに対して、月は本当の自分」と考えているのだとしたら、それは間違いだと思います。

 

本当の自分はアセンダントだからです。

 

では月とは何か?

 

内側に隠れているものではなくて、自他共に認識しやすい基礎的なキャラクター行動特性だと言えます。

 

月は安心感を表します。これは他者にも安心感を与えるという意味があります。

 

認識しやすい明確なキャラクターや行動の特性が分かるからこそ、人は警戒心を緩めて、安心して他者と接することができます。

 

何を考えているのか分からない人へは、自分の心を開くことは出来ませんよね。

 

また自分自身も当然ながら、自分の安心できる方法を認識していないと、疲労から回復することが出来ません。

これは10天体の年齢域と特性をリストしたものです。年齢域とは、各天体が特に活性化する時期です。

 

月は生後1年で形成され始めます。僕の月は牡牛座ですが、1歳の頃からとにかくよく食べてぶくぶくと太り、近所の方から千代の富士と言われていたそうです(笑)

 

記憶のある子供時代も、自分が食べ物で癒されることはよく知っていました。

 

小中学生の頃は、水星の影響もあるでしょうか、癒しはテレビゲームになりました。

 

高校生になると、金星の影響で間違いないと思いますが、音楽が最大の癒しになりました。

 

振り返っても、月は自分ではっきり認識していて、それは他者から見ても同様だったと思います。

では今現在の僕の月、つまり安心感を得られるのはどんなものかと、自問してみます。

 

音楽をじっくり聴く時間など日々に設定してません。小さい音でちょこっと聴く程度です。

 

食べることはもちろん好きですが、この間家族が愛知に帰り、約1週間ほど自分ひとりで自宅で過ごした際には、ずーっと芋、果物、乳製品で過ごしてます。

 

最初っからそうしようと決めていたわけですが、それで良いという程度のものであるとも言えます。もし本当に美味しいものを食べることが最大の癒しであれば、同じ食べ物で1週間過ごすのは、ちょっと厳しい気がします。

 

ではその間、料理をする時間を惜しんで何をしていたかと言うと、勉強です。ブログは1本簡単なものを書いただけ、あとはずっと勉強してました。朝の8時ごろから夜中まで、1日中、1週間ずっとです。1回だけ、ずっと家にいることに閉塞感を感じて、自転車で5分の店に蕎麦を食べに行きましたが(笑)僕にとって勉強することは一つの安心感を得られる要素でもあります。

 

美味しいごはんを作る動機は、もちろん美味しいものを食べて感じたいという欲求もありますが、家族との楽しい時間を共有するためというのが自問すると最大の答えになります。お酒を飲むのも、飲んだ方がリラックスして晩ごはんの時間を楽しく会話して過ごせます。それは間違いなく癒しです。

 

今現在は、ここに楽しく時間を過ごせる家族がいることが、食事を楽しむ前提になっていて、純粋に食べることに癒しを求めていた頃とは少し感覚が違います。

趣味とか癒しとなるものって年を追うごとに変わっていく人がほとんどだと思います。月のサイクルが早く、日毎に形を変えるように、月に求めるものが一生不変ではないでしょう。月は変化していくものです。

 

天体とアスペクトの影響を受けて月の性質が変化するのは、考えてみれば当然かなとも思います。僕は太陽と月がトライン(120度)という強調される角度を持っていますが、太陽の年齢域に入ってからは、パートナー(月が表す要素のひとつです)との関係が良好であることが、もっとも自分に安心感を与えます。これも、もちろん自覚しています。

 

ということで、最近は「月星座」というものが流行っていて、生まれ持った本当のあなたの性質とか、心に奥深くに秘められたものという表現がされますが、やはりこの考え方ではホロスコープから正しく情報を読み取れないぞ、ということになりますね。

 

その表現に適合し、なおかつ不変のものは、やはりアセンダントでしょう。

 

話を元に戻しますが、意識的に人生を進めるのは太陽ですので、「目覚めの太陽、眠りの月」という関係性を持っていると言えるでしょう。月だけが力を増しては、人生は進んで行きません。

 

また月は欲望も表します。健康的に欲望を持つことは大事ですが、振り回されると人生は台無しです。月星座ブームのように、「月を知って大事にしましょう」と、大事にしすぎて月が増大しすぎても人生に躓きます。

 

月のサインが強すぎると、防衛心の強い、変化を恐れるわがままな人になってしまうようです。しかし適度に発揮された場合には、いつもの自分らしさに戻った時の安心感を得ることが出来ます。

 

いかがでしょうか? 太陽と月は、特に正しい認識を持ってホロスコープを読むことが大事だと思います。

ー太陽、月以外の天体ー

太陽が人生を意識的に進めていく最重要天体であり、月は太陽と陰陽関係にあると説明してきました。この2つは10天体の中でも特別な影響力を持ちます。

 

では、その他の天体はどのような位置付けとなるのでしょうか?

 

太陽と月以外の8天体は、地球と兄弟的な関係にあり、人生に色付けする、という意味合いを持つようです。

 

3. 水星、金星

水星と金星は、太陽をサポートするための側近であり、ホロスコープの第一人者である松村潔さんは太陽、水星、金星のセットを「水戸黄門御一行様」と表現されています。

 

太陽が目的を果たすための情報処理を担うのが水星。

 

根回しや愛想良さを振りまくことを受け持つのが金星。

 

双方、太陽の目的に従って活用されなければ全く意味を持たない、と言われます。

 

太陽の目的を達成するための、水星の知性とコミュニケーション。

太陽の目的を達成するための、金星の感受性と社交センス。

 

その他の天体も、全て重要な意味合いを持っているのは間違いないのですが、全ては太陽の目的を達成するものであったり、太陽という目的へ向かって進む人生へ色付けをするエッセンスであると言えます。

 

その他の天体がどんな性質を持つのかという詳細は、それを説明するのがこの記事の目的ではないのでここでは割愛します。(あくまで仕組みにフォーカスします)

 

前述した「年齢域」で考えると、太陽という生きるための意志を使うための準備段階として、まず幼少期に月によってキャラクターが形成され、次いで社会の中へ飛び込んでいくために水星と金星の力を強めていくと考えることが出来ます。

 

そして生きていくための月、水星、金星のエネルギーをしっかりと蓄えた後に、太陽の力を活性化させて人生を主体的に進め、MCヘ向かっていくと。

 

全ての天体はそれぞれ特徴的な影響力を持っていますが、自分の人生を自主的に生きようと思うのであれば、太陽が最重要になると、僕は考えています。

 

繰り返しますが、全ての天体は重要ですし、それらを総合して初めてひとりの人間の性格や課題をホロスコープから読むことができます。これは間違いありませんので、全ての天体を読む知識は必要とされます。

 

ただし、天体1個1個にとらわれ過ぎて、枝葉を見て「私はこんな人」と認識するだけで終わるのではなく、根幹としては太陽と月のエネルギーバランスが適切かどうか、太陽がしっかり機能しているかどうかは、特に20代〜40代の年齢ではとても大事なのではないかなと。

 

どんな人も主体的に人生を進めていかなくてはなりません。太陽が働かなければ、MCまでたどり着けないでしょう。太陽の課題は度数(サビアンシンボル)まで見る必要がありますが、これもまたのちの記事で説明します。

 

全ての天体が重要ではあるんですけどね。これは表現が難しいところです。

 

次の記事では、天体と同様に重要になるハウス、アセンダント、MCについて説明します。

 

 

あ、ホロスコープに没入してますが、↓↓も絶賛受付中です。ホロスコープも生化学も、物の考え方は一緒です ^ ^

症状と食事を読み解く生化学セミナー

〜2018年秋のスケジュール〜

10月13日(土)14日(日)

大阪:お気軽会議室 堺筋本町

10月27日(土)28日(日)

名古屋:自然の薬箱千種駅前店Learning Room(8F)

11月23日(金/祝)24日(土)

東京:八重洲藤山ビル 2階「ふれあいセミナールーム八重洲④」

セミナー受講者様からのご感想【東京2018.08.04-05】

受講者様よりいただいたご感想です。感謝。

藤原 悠馬生化学講師、
EMFA1級電磁波測定士、整体師

「症状と食事を読み解く生化学セミナー」主宰。細胞レベルの代謝、病理、自然界、食文化を縦横無尽に繋ぐ他に類を見ない俯瞰力と圧倒的なリサーチ力、分析力が話題を呼び、全国から多数の現役医師、治療家、美容家、栄養士、料理人、ボディインストラクターなどの健康・治療業界のプロから一般の主婦までがセミナーへ集う。どこにも所属しない、日本で唯一のフリーランスの生化学講師。MCサビアンシンボルは乙女座29度「読んでいる書類から秘密の知識を得る男」。知識の中に留まる事なく実践と行動から現実と知識に架け橋を作り続ける。

藤原 悠馬ブログYuma's Blog

健康を知ること
= 自然の法則を知ること

藤原 悠馬生化学講師、
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「症状と食事を読み解く生化学セミナー」主宰。細胞レベルの代謝、病理、自然界、食文化を縦横無尽に繋ぐ他に類を見ない俯瞰力と圧倒的なリサーチ力、分析力が話題を呼び、全国から多数の現役医師、治療家、美容家、栄養士、料理人、ボディインストラクターなどの健康・治療業界のプロから一般の主婦までがセミナーへ集う。どこにも所属しない、日本で唯一のフリーランスの生化学講師。MCサビアンシンボルは乙女座29度「読んでいる書類から秘密の知識を得る男」。知識の中に留まる事なく実践と行動から現実と知識に架け橋を作り続ける。