お腹に4人目の子どもを授かり、現在、妊娠4ヶ月です。
正直に書くと予定外の妊娠でした。予定外といっても、もういい大人で、妊娠している以上やることをやっているわけで、予定外も何もないやろ、という話ですが、願っての妊娠ではありませんでした。
そして今まで綴ってきた通り、悠馬くんとは衝突しまくってきました。感情の爆発を止められなくて、ヒステリー女と化していました。
その根底に、私が自分自身のアイデンティティを見失っていたからというのを彼が分析し綴っています。
自分自身のアイデンティティ、本当の自分の見つけ方も分析してくれています。サビアンシンボルの正確さをこれでもかと証明しています。
出生時間と出生場所によって、針穴に糸を通すような精密さで、宇宙から運命がもたらされています。その運命こそが、「本当のあなた自身、本来のあなたのアイデンティティ」です。(本文より)
私とは対照的に、悠馬くんがブレることも私や家族から逃げることは一度もありませんでした。そんな彼が私は羨ましく、妬ましく、依存もして、まっすぐ向き合うことが苦しくなり、終いにはhonoiroの仕事も放棄し出していたのがこの数年です。
そんな状況での妊娠。
誰がどう考えても、冷静に考えれば考えるほどに、産むべきではない状態でした。私の精神的にも、経済的にも。
タイムウェーバーでも何度も分析しました。
答えは「No」という結果。
いずれもクリティカルヒットとは言えない結果ですが、総合的に「産むべきではない、中絶を選択するべき」という結果です。
タイムウェーバーを扱っている以上、この結果を受け入れないといけない。クライアントさんにはこれが本質ですと提示しているのに、自分がこの結果が納得できなかったら矛盾しています。
そして、なぜ、タイムウェーバーからも「中絶しなさい」と言われているのか、そこを考えることが最も重要なことのはず。
でも、この時も私はやっぱりヒステリーが止められませんでした。感情をコントロールしないといけないこの時でさえ、悠馬くんに感情をぶつけ続けました。だからこそ、タイムウェーバーに、今の私では妊娠の継続は無理です、という現実を伝えられたのだと思います。
でも、どうしても中絶という選択を受け入れられませんでした。
産めば終わりではない。むしろ子育てはそれからというのを、もうこれでもかというほど味わっています。妊娠と出産も、今までは特にトラブルはなかったものの、40歳という高齢出産、何事もなく経過する補償もありません。
看護師の仕事も一時ストップしないといけなくなります。その分をhonoiroでの仕事でカバーするほどに現時点で私は取り組めていない状態。
それでも、中絶に踏み切れない自分がいる。
中絶しないならば、産めるように行動していけばいいだけの話なのに、どこかで何も悩まずに産めないことを悠馬くんの責任にする自分が居続けました。
そんな私が何度分析しても、タイムウェーバーは事実を淡々と突きつけます。
(10のD3、という結果は高いヒットです。)
タイムウェーバーは、自分が投げかけた文言に対するエネルギーの高さを分析します。
あくまでも「自分が投かけた文言」に対するエネルギーです。
その文言が具体的であればあるほどに、タイムウェーバーの結果も具体的なものとなります。
「家族が最適な人生をおくるために第四子を出産すべきか分析します。」という問いかけに対しては中絶という結果でした。これを「お腹の子の最適な選択を分析します。」というやや曖昧な表現で分析した結果です。
出産は私だけのものではなく、当然、家族みんなに関わることです。上2つの結果を比較し、同度数の結果だったとしても、これらの結果を総合すると「わたしのために産んでいい。」と単純な解釈はできません。
そして結局決断できず、覚悟もできずにいました。
考えている間にも日にちは経過し、お腹の子は成長していく。悪阻も始まる。
もしかしたら中絶するかもしれないという状況では病院でも話すことは出来なくて、そもそも気軽に話すことでもない。相談するにも自分たちで決断するしかないことです。
ただ産みたいだけではいけない、ただの動物的本能、自分のワガママ、エゴだと思いながらも、産みたいという気持ちが抑えられない自分がいました。
今までの妊娠とは状況が違います。でも、それを受け入れ、ぼけっとしていていも生活も家族も成り立つことなんてないことを肝に命じ、タイムウェーバーをやると決めた自分を貫いて、悠馬くんと生きていくと決めたのに裏切り続けたことを反省して。
そして、家族を愛することに欠如していた自分を認める。
マイナスから積み上げていくしかないことへの覚悟を持つしか、妊娠を継続する道はない。
ようやく、そのような意識が少し出てきた時のタイムウェーバーの結果です。
「今の私の精神状態では産むべきではない。家族を愛するという決意がないならば。」
「家族の精神的的な成長の為に産む。特に私と、長男と長女。」
この条件の元ならば、妊娠継続との結果となりました。それでも100%「YES」とはほど遠い結果です。
つまり、私の意識次第。
タイムウェーバーは「私に覚悟を決めて産みなさい。ないならば中絶しなさい。」という回答でした。
誰もがそうだよね、と納得する、その通りの結果を提示し続けてくれました。
タイムウェーバーはその時の自分の意識が忠実に反映されます。
今回も妊娠当初の私の意識では「中絶すべき」という結果でした。それが私の少しの意識の変化により「意識を変えるという覚悟があるならば、変えていくという条件付きで妊娠OK」という結果になりました。
これはタイムウェーバーの重要なポイントです。
タイムウェーバーは、その時の意識の元で、投げかけた文言に対しての結果を提示してくれます。分析結果はそれ以上もそれ以下の意味も含みません。
その結果が、永久的に正しい、ということではありません。意識の変化と共に、結果も変化します。
もう一つ例を出したいと思います。「息子への愛情不足を解消するために私に必要な意識・行動を分析します。」と分析した結果です。
結果は「今日の息子への悠馬の態度を否定する。私の怒りを晴らすために。溜め込んだ怒りで息子を攻撃しないために。」というものでした。
この時の私は最も感情をコントロール出来なかった時です。悠馬くんの態度を否定することで悠馬くんへ怒りをぶつけることを正当化し、怒りをぶつけなさい、それは息子を攻撃しないために、という結果でした。
つまり理不尽に息子に怒らないために、悠馬に怒りをぶつけとけ、という結果です。
根本解決は私が感情をコントロールしないといけないわけです。でも、それが今は困難なので、「息子への愛情不足を解消するために」対症療法的な結果となったわけです。
永久的な解決方法ではありません。
それを証明するように、このような結果も同時に出ていました。
「自己正当化をやめる、悠馬を信じる。」
この結果も踏まえれば、怒りをぶつけ続けていいとは言えないわけです。そもそも、怒りをぶつけ続けていいわけがないのですが^^;
タイムウェーバーは本当に正確だと思わされます。
正確だからこそ、時に受け止め難くなるわけです・・・。
そうして覚悟を決めて産むと決断したにも関わらず、それでも、それでも燻っていた私。
この状況の私にとって、この映画に心を大きく揺さぶられました。
note記事:映画「パリ警視庁:未成年保護部隊」 愛とは? 家族とは? 母性とは?
監督は女優でもあるマイウェン。リュックベッソン監督の元妻。リュックベッソン31歳、マイウェン15歳の時に妊娠し、16歳で結婚、出産、その後離婚されています。リュックベッソンの代表作である「レオン」はマイウェンとの関係からインスパイアされた映画といわれています。
この映画が扱うテーマは「愛」や「母性」です。
どれだけ警視庁の未成年保護部隊が事件解決のために尽くしたところで、子どもの問題は母親にしか解決できない現実を目の当たりにする映画です。
以下、note記事から引用です。
子どもはセックスをすれば求めていなくても生まれることがある。じゃあ、誰もが最初から母親なのかといえばそんなのは無理に決まっている。でも、母親になるという覚悟を持たないといけないのは当然で。でも、私は自然派育児に盲目的に邁進し、それが母親としての役割を全うしていることだと勘違いしていました。人を愛することを能動的にしたことがなく、今も母性や子育て、家族という課題に葛藤し続けています。
そんな自分なのに、子どもたちは唯一の母親である私を全力で欲している。むしろ私に愛が欠けているから、欲しているのかもしれない。そして母親はどんな自分でも求めてくる子どもの存在に安心し、自分の肯定材料にしていく。
子どもたちの問題をタイムウェーバーで分析すると大抵が私自身の問題に行き着きます。その現実が苦しくて目を背けたくなるけども、そうやって逃げ続けていいの?それが母親の役割じゃないの?と問われていると思います。
子どもにとっての母親という存在は偉大で、その関係が全てともいえます。もちろん、父性も重要となってきますが、前提に母親との関係があってこそ。
今でさえも子育てに葛藤しているのに、また新しい子どもを迎える、その覚悟あるの?と映画を通して問われているようで、胸に突き刺さり、心を揺さぶられ続けました。
そして、ここまで大きな影響を受けた背景に、単に妊娠していただけではなく、やはり占星術の法則がありました。
私と監督のマイウェンは、ホロスコープで小惑星の「セレス」がポイントとなっています。セレスは母性や養育に関わる小惑星です。
私もマイウェンも、ASC、DSC、MC、IC(これらは最も個人の気質に関わる)にセレスがタイトなアスペクトを形成しています。
また、軸が垂直に交わる(スクエアとなる)関係も存在していました。
私のトロピカルチャートのドラゴンヘッドとドラゴンテイルの蟹座4度と山羊座4度に対し、マイウェンはサイデリアルチャートで太陽と地球の牡羊座4度と天秤座4度を持ち、スクエア関係です。
私にとって蟹4度と山羊4度は大きなテーマの一つです。その象意に家族愛があります。その課題に向き合う時のヒントであったり、欠けている要素がスクエアの牡羊と天秤の4度にあり、マイウェンがその存在となりました。
他にも関連する要素があり、悠馬くんがTwitterで解説しています。
原題は「Polisse」で、テーマは犯罪ではなく「愛」です。
実話を元にした秀逸なシナリオで、結局誰も立ち入れない、解決できない愛の問題の本質に迫っています。
未成年保護部隊はあくまで題材。本質は「愛」。
さすがベッソンの子を16歳で産んでしまった方だなぁと思う隠れた良作。#フランス映画 https://t.co/LDCf6cQ7Xb
— 藤原悠馬 (@honoiro2021) January 18, 2023
そんな共通点のあるマイウェン監督の作品だからこそ、この映画が私に大きな影響力を与えてくれました。
マイウェン監督
サビアンシンボルを知らなかったら、私の人生に母性や家族が重要だと明確に意識することはなかったと思います。
でも振り返れば「子育てお母さん」に向けた講座をしていたこともまさに母性の世界。実は自然にやっていたのに、認識していなかったという矛盾。
私はアイデンティティを失ったことで、そんな自分の過去も否定し、自分が何をしたいのか、わからなくなりました。だからこそhonoiroに対しても意欲を失い、悠馬くんとぶつかり続けたわけです。
私が向き合うべき人生の課題に「母性」や「家族」というものは確実にあった、でも、無きものにしたかった。そこから逃げ続けたから。
でも、こうしてマイウェン監督の作品に心をゆさぶられている自分がいる。
それは私の中の母性や家族愛の課題を突きつけられたからであり、それは確実に私に必要な要素で、逃げることは出来ないわけです。逃げるということはアイデンティティの否定になる。
悠馬くんはこの映画を観た瞬間、私に通じるものを感じ、マイウェン監督のホロスコープを調べ、上記したドンピシャの繋がりを発見、そして私に映画を薦めてくれました。この能力は本当にすごいと思います。
彼の分析セッションではこのように自分にとって重要となるサビアンシンボルを持つ著名人、関係する映画を多数クライアントさんにお伝えしています。そこから、自分とは?を紐解くヒントになるからです。
ということで前途多難で始まった4人目の妊娠生活。
闘争逃走反応を起こし、迷走し続けた私に、母性や家族愛を考え直しなさい、という喝を入れるために来てくれた…なんて綺麗事を言うのはおこがましいですが。
お腹の中で今も元気に成長してくれていることが事実で、そのために私に何が必要か、覚悟を決めてやるしかないという今です。
タイムウェーバーセッションはありがたいことにお申し込みを頂いています。
昼間の開催予定日は病院の勤務表が出てからとなりますので、毎月の月末にお伝えさせていいただきます。夜の時間は随時受付中です。
2月中旬より病院勤務日数を週4→3へ減らし、タイムウェーバーセッションの開催日を増やしていきます。
私自身がタイムウェーバーの結果が苦しくて、受け入れられなかったにも関わらず、こうしてセッションをやっていることに矛盾も感じていますし、私が何か偉そうなことを言える立場ではありません。
タイムウェーバーは唯一無二の分析をしてくれることは確かで、これほどに本質に迫ることもないと思っています。
私ができることを考えながら、セッションをやらせていただけたらと思います。
ワクチンと子どもの症状の講座もオンラインでいつでも受講いただけるものを作成していく予定です。
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