以前書きました、こちらの記事。
我が家、ずっと歯磨きしていなく^^;
こちらの記事を書いた後、保育園の歯科検診で
長女に虫歯がありました。
今回の件、健康のことを本業としながら
我が家の一例だけで誤解を招く情報を書いたこと
ごめんなさい。
長女にも歯磨きをしてこなかったことを謝罪し
それ以来、歯磨きをしています。
補足記事を書かせていただきます。
現在、平均寿命が伸びている背景に
・衛生状態の改善
・栄養状態の改善
そして
・糖の安定供給があること
これらが大きく関わっていると思っています。
確かに口腔内では糖を餌に
常在菌が酸を産生
それが虫歯の原因となりますが
それを防いでくれるのが唾液。
酸性に傾いた口腔内を
唾液に含まれる重炭酸イオンが中和し、戻してくれます。
食事が虫歯や歯周病、歯並びと関係していると示唆しているプライス博士のこちらの本。
この本の中で
先住民族は(歯磨きはもちろんしていない)
ほとんど虫歯はなかったと記されています。
近代的な生活となることで
虫歯や歯周病だけでなく
歯並びにも問題が発生するケースが増えたと報告されています。
本の中での近代食として、主には精白小麦、白砂糖、植物油、缶詰など、とのことです。
この本の中でも、近代食となり歯の栄養状態がよくない人に、ビタミンミネラルなど栄養素を含む食事に切り替えたところ、口腔内の状態が改善したとの症例が数多く報告されています。
それら栄養素により、修復するための材料がそろい
唾液の抗菌力にも差が出たとのことでした。
また、妊娠中はより栄養豊富な食事をするようにしていた先住民族は多かったようです。
長女に関しては、彼女を妊娠中の私の食生活は
今とは比較にならないくらい非常にひどかった^^;
そんな私のお腹で、彼女の歯は形成されています。
愛知にいる時の彼女は山の中の保育園で日々過ごし
身体を使う量は今と比較にならないくらい多く、
給食の食材も厳選されたもので
顎をしっかり使うものでした。
京都に越してきて家庭での食事は間違いなく良好となりましたが、
当初入園した幼稚園では
市販のお菓子を毎日食べる生活となりました。
先に紹介した、プライス博士の本の中でも
先住民族の中にも、虫歯になっている人は少なからずいたようです。
現在の我が家の生活で
そして、そんな私から生まれた長女
唾液による酸の中和力や抗菌力ではカバーできませんでした^^;
むしろ、よくここまで歯磨きなしで虫歯がなかったなぁと…
糖は細菌の餌にはなるものの
私たちにとっても非常に重要なエネルギー源です。
糖を大量に摂取できるようになり
安定的にエネルギーを作ることができるようになったことが
寿命が延びた背景にあると思っています。
でも、それと引き換えに
現代では虫歯を避けることはできない状況が
発生しているのだと思います。
もちろん私は歯磨きをし、
ここ半年は皮膚や膣粘膜にも石鹸を使うようにしていました。
微生物の有害な働きを抑えるため
日々の食事では
スパイスやハーブを意識的に摂取するようにしています。
口腔内は胃酸のような強酸による殺菌システムもなく
大腸のようにたくさんの菌が住み着く場所です。
にも関わらず、子どもは私と違い健康だからそのままで大丈夫、という誤った考えを持っていました。
ましてや私から生まれた娘
元々、歯の状態が良かったとは思えない^^;
食事も幼稚園では一般的なものを食べています。
そんな彼女に歯磨きは必要でした。
誤った認識で記事を書いたこと
本当にごめんなさい。
3歳の息子も歯磨きを始めました。
これからの子どもたちの経過を観察していきたいと思います。