精巣がんと診断されました(精巣がん発症から自然治癒までの記録①)

かなり久しぶりの投稿です。

 

皆様驚かれるかと思いますが、タイトルは僕自身のことです。今年の10月30日に、精巣がん(精巣腫瘍)と病院で診断されました。

 

精巣がんとの診断基準、治療法等については、以下に幾つかのサイトを紹介しておきます。

 

  1. 日本泌尿器科学会 精巣腫瘍ガイドライン2009年度
  2. Minds ガイドラインライブラリ 精巣腫瘍ガイドライン2015年版
  3. 一般社団法人 国際医学情報センター IMICライブラリ 
  4. MSDマニュアル プロフェッショナル版
  5. 日本癌治療学会 がん診察ガイドライン
  6. 札幌医科大学講義資料 精巣腫瘍 陰茎癌

 

昨年度改された取り扱い規約も販売されている様です。

精巣腫瘍取扱い規約 第4版

(※)こちらは、たった今見つけたところなので、まだ未確認です。

 

こちらはリンクからの抜粋です。

僕は、Good prognosis(予後良好)のセミノーマ(胚細胞性腫瘍で精上皮腫)であると診断されています。

 

10月30日の精巣がん診断と共に「即切除手術」を病院から伝えられ、11月初旬には手術のスケジュールを組んで頂いてました。

 

そして今、どうしているかというと…

 

手術の延期を希望することを病院へ伝え、経過を見ています。

 

精巣がんは生検(腫瘍化している組織の細胞を摘出し、顕微鏡で調べること)を取ることが出来ません。針を刺したり切開すると、高確率で転移を起こすとされているからです。

 

従って、精巣がんは精巣摘出前の段階であれば、エコー(超音波による撮影)検査、触診、血液検査で診断されます。

 

10月18日に受診した近隣の泌尿器科でのエコー検査、そして10月30日に総合病院で受け取ったエコー検査では、どちらも組織の異常を示しました。

 

右の精巣。

左の精巣。右と比べて、組織が異常を起こしているのが明らかに分かります。

 

そして、10月24日に採取し、10月30日に受け取った血液検査では、腫瘍マーカーのひとつであるhCGβ(ヒト絨毛性ゴナドトロピンβサブユニット)が異常高値を示していました。

 

hCGのβサブユニットは0.1ng/ml以下が基準値ですが、2倍以上に上昇しています。AFP(αフェトプロテイン)は正常値で、この場合はセミノーマであると診断されます。

 

この結果を元に、どこの病院へ行っても即摘出手術の必要性を告げられます。生検は取れないものの、精巣腫瘍は90%悪性であるとされています。医師曰く手術は「準・緊急」だそうです。

 

しかし、よく考えた上で手術の延期を申し出ました。理由は簡単に言えば、「切除をしなくても治せる気がしたから」です。

 

なんて一言で書くと、医療関係者からは「完全に舐めているか、気が狂っている」と思われても仕方が無いと思っています。実際、「現実は甘くない」と思い知らされるほど、癌の診断から1ヶ月弱の間は体調が悪化しました(発熱、咳き込み、腰痛等)。

 

まだエネルギー代謝学の第4回の進行中、残りの1回のセミナー作成が残されている段階での出来事です。

 

健康であっても大変な思いをして作成してきたエネルギー代謝学のセミナー作成。

 

がんと診断され、実際に体調が悪化する中、「健康と病理」についての全72時間にわたるセミナーの最終章を作り上げ、参加費を頂いている受講者さん等の前で講義をしなくてはならない状況ですから……流石にタフな自分にとっても、辛く、厳しい期間でした。

 

11月23日、24日の名古屋のセミナーでは、がん患者として講義をしました。

 

病院には約1ヶ月手術の延期を受け入れて頂き、11月28日が再度の血液検査の日でした。11月30日、12月1日と大阪での最後のセミナーを挟み、血液検査の結果を受け取ったのは11月2日でしたが、腫瘍マーカーは半減し、あと一歩で正常値範囲内という結果でした。

 

hCGβの基準値は0.1ng/ml以下。10月24日採血で0.23ngだったのが、0.11ngまで減少。

 

話をここでは割愛しますが、他に治癒に向かっていると考えられる様な血液検査所見もあったので、11月7日、8日の東京セミナーでは前向きな見解をお伝えしました。

 

しかし残念ながら、事情で京大病院を紹介頂き、12月12日に血液検査を受け、結果を12月18日に受け取ったのですが、腫瘍マーカーは再び悪化していました。腫瘍サイズは正確に測る事はできませんが、自分の感覚としては若干大きくなってしまっています。京大病院の先生にも、エコー撮影ではその可能性が認められると告げられました。

 

12日の血液検査結果。前回0.1ng/mlまで減少したfree hCG-βは0.16ngへ上昇。基準値以内に収まっていたtotalのhCGは2.14mIU/mlと、上限を大幅にオーバー。そして他の癌で扱われる腫瘍マーカーであるCEA(癌胎児性抗原)も基準値をオーバー、NSE(神経特異エノラーゼ)も基準値上限付近まで上昇しています。

 

こちらはhCGβのtotalを、12日の検査を受け取った18日にも測定して頂いた結果。相変わらずの基準値オーバーで、横這いです。これは11月28日までは基準値以内であった為、芳しく無い結果です。

 

もちろん、即手術を伝えられたのですが、今回も断りました。そして京大病院では手術をしない限りは今後の対応は出来ないと告げられたので、近隣の総合病院を明日再び受診し、経過を確認していきたいので、血液検査を依頼する予定です。

 

大まかにですが、通院と診断履歴を説明させて頂きました。この2ヶ月ほど、通院しながらのセミナー作成、メタトロンの購入とそれに付随して増える仕事、その他調べなくてはならない事などは常に山積みで……かなり忙しくなってしまっています。相変わらず、時間が足りません。

 

精巣がんの手術は比較的簡単に済むようで、術後生存率も高いので、断る理由は一般的に考えれば、ありません。ではなぜ切除手術を拒否し続けているのか、その理由ですが……

 

勝手なイメージで医療拒否をしたがる様にも思われる方もおられるかもしれませんが、そんな事はありません。絶対に切除が必要だと納得すれば、病院に頭を下げてお願いするつもりです。自分だけの人生であれば今終えなくてはならなかったとしても、特に構わないとも思っていますが、子供達3人と悦子がいますから、医療の力を借りて生きたいと思ってます。

 

では何故すぐに、確実な方法である切除術を行わない選択をしたのかと言うと……

 

  1. 10月末に癌の診断、そして切除を告げられた時に、どうしても直感が「今、このまま流されるべきではない」と強く自分に訴えかけ、それに逆らえな買った。また、今後説明していきますが、これまで仕事の一環として様々な検査を受け続けており、発ガンに至りそうな前兆は全く見られ無かったので、今回の精巣がん診断に不可解さを感じている。
  2. 精巣摘出手術にも、その後のリスクが無い訳ではなく、より理想的な回復を試みたかった。また自分の職業的な立ち位置として、その理想にチャレンジする義務があると思った。また、自分でも挑戦してみたい気持ちがあった。
  3. 精巣がんの経過観察と治癒への道標として、思い切って購入を決断したメタトロン(周波数の共鳴によって健康をチェックする機器。医療認可はされていません。)では、精巣をチェックしても炎症も増殖も双方反応が出てきていない。メタトロンが表示する結果を100%信用する訳ではないのですが、①と合わせて頭の中から疑問が拭きれない。
  4. 11月末の再検査を元にした再受診を前にして、どうして癌になったのか、その原因を解明する手がかりが欲しくて訪れた、横浜市桜木町にあるIMCクリニックで、メタトロンと同じく周波数による共鳴を利用したIMEDIS(日本では医療認可されていませんが、EUでは認可されている診察機器)による診察を受けたところ……悪性腫瘍反応が認められませんでした。つまり、「癌ではないかも?」という診察結果を頂きました。

 

大まかに表現させて頂くと、上記4点が切除をせず、経過観察をしている理由となります。

 

また、10月30日にCT(X線を用いた断層撮影)検査を受け、その時点では肺など他組織への転移はなかったですし、転移を起こしてしまったとしても抗癌剤や放射線療法が精巣がんに関してはよく効く様ですから、生存と予後に関しては大丈夫であろう可能性が高いからこその、経過観察を行っています。

 

今日の報告は以上とさせて頂きます。

 

(どんな病気でもですけど)癌に関していい加減な情報を流したくないので、この件に関しては年が明けてから、経過を見ながらゆっくりと事実を書いていく予定です。今現在はIMEDISによる診断が妥当性が高いと様々な面から(後日解説します)考えています。だからこその、メタトロンのカウンセリングも行っています。

 

しかし腫瘍マーカーは好転の後、悪化しましたし、腫瘍サイズも大きくなっている気がしています。

 

つまり、どうなるのか僕自身今は分からないですし、分からない状態で情報を出すのは、癌というデリケートな問題を扱うには好ましく無いと考えています。セミナーでは今現在分かり得る事を全て説明させて頂きましたが、もう1、2ヶ月経過を見ないと何とも言えないのが本音です。今後、ゆっくり報告させて頂きます。やっぱりダメだったとか、転移したという報告をする可能性も、十分あり得ます。

 

本日とりあえずの報告をさせて頂いたのは、プロであるという意識を持って健康の事を伝えている立場として、「公表しないのは隠しているようで、自分が嫌だから。」という理由です。

 

今現在進行形で、医療システムの診察によれば、ほぼ疑いなく癌患者なのですが、結果がどうなるにしても、事実を記事にして、客観的な考察に努めるのが、自分の仕事だと思ってます。

 

ここまで伝えてきた事への見直しにも当然迫られています。最も大きなテーマは「急性症状の出ないアレルギー」です。IMEDIS、メタトロン、IgG血液検査と、全て乳製品とグルテンにアレルギー反応が出てしまったので、今現在は乳製品の全てとグルテンを含むものは完全に避けています。

 

乳製品や小麦類はIgE血液検査と皮膚のプリックテストを過去に受けていますが陰性ですし、もちろん急性症状は起こりません。IgGは再検査を受けて結果を見たいと考えていますし、アレルギーによる食事制限は食生活を大きく変えてしまう要素になるので、ある程度の納得がいくまでリサーチと考察を重ねてから書くべき事だと思っています。こちらも後日改めて報告させて頂きます。

 

2020年度のエネルギー代謝学を全日程開催中止にしたのは、今後の健康の見通しが立たない、無理が出来ない状態であるのが、一つの主たる理由です。

 

ただし、それだけではありません。こちらも後日詳細を書かせて頂きます。

 

僕自身の体調に関しては、元気にしてますのでご心配頂く必要はありません(メッセージ等送ってこないようお願い致します。)。気分的には晴れませんが、至って普通に毎日仕事が出来ています。少し体を休めなければと思ってますが、動けてしまうし、成すべき仕事は絶えないので、自分にドクターストップをかけるように心がけている現状です。

 

では、今日も今から病院で診察をしてきます。

 

ーお知らせー

メタトロンを利用したカウンセリングを開始しています。スケジュール、お申し込み等、こちらでご確認ください。

藤原 悠馬生化学(生物学) / 西洋占星術
セミナー / セッション

「症状の原因を根本から読み解く エネルギー代謝学」セミナー主宰。細胞レベルの代謝、病理、自然界、食文化を縦横無尽に繋ぐ他に類を見ない圧倒的な俯瞰力と分析力が話題を呼び、全国から多数の現役医師、治療家、薬剤師、美容家、栄養士、料理人、ボディインストラクターなどの健康・治療業界のプロから一般の主婦までがセミナーへ集う。どこにも所属しない、日本で唯一のフリーランスの生化学講師。2019年より「生化学講師が教える 占星術の基本の考え方とホロスコープチャートの読み方講座」を始動。IC魚座29度「プリズム」/MC乙女座29度「読んでいる書類から秘密の知識を得る男」。全ての生命の普遍的な創造原理を、文献や生活の全てから抽出し、具体化するのが生業。

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= 自然の法則を知ること

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