メンタリストDaiGoと鈴木佑は論文を読まずに動画をつくる

 画像はDaigoのYouTube「圧倒的知識の手に入れ方、教えます。」のサムネを拝借。
「年間6000本」と「圧倒的知識」は真実か、大嘘か?

 


 

 健康情報販売の世界は無法地帯です。99%が詐欺師か自覚のない詐欺師(つまりただのアホ)で間違いありません。

 大袈裟な話ではなく、本当のことです。

 健康だけではなく他の分野も似たようなものでしょう。

 

 情報は実体のないものです。

 「これ美味しくないよね…?」とか、

 「正規品と質感が全然違う気がする…?」みたいに、

 人間に備わった五感で確かめるようには判断できないので、知識がなければ容易に騙されてしまいます。

 

 健康、愛、お金の分野が特に劣悪な情報の氾濫がひどいでしょう。

 すがりつく人が絶えず需要が常に溢れているので、鴨にしようとする詐欺師もどんどん出てくるという感じです。

 私は去年から崎谷博征とか、代替医療師バニラとか、その情報を鵜呑みにした小笹れんとか、世間一般でマイナーな人物ばかりをターゲットに記事を書いていたので、そりゃ特殊な怪しい詐欺商売にハマる人間が愚かなだけだと考える方もきっと多いでしょう。

 新興宗教にハマるようにね。

 

 それが、実はそうとも言えません。私はたまたま彼らと縁があったから記事を書いただけ。日本人の大半が知っているような超有名人でも、実は彼らと同じようにとんでもない詐欺をしています。

 

 ということで、「論文をめちゃくちゃ読めそうな気がする」というイメージを世間一般の方々が持っている超有名人を本日のテーマにします。月商で億を稼ぐ情報発信者、メンタリストDaigoと、年間6000本もの論文を読むというサイエンスライター鈴木佑です。

 と言っても、3年前に書いたブログ「社会人は謝罪で許すな、仕事で許せ②」からの切り抜きです。

 あの頃のブログは健康の話題から完全に離れており、あまり読まれなかったので、最後に追記を入れて再掲します。

*****引用はじめ*****

1.  DaiGoの解説文字起こし

2. 論文に「砂糖」への言及はゼロ

3. DaiGoが見ていたのは論文ではなくマスメディア

4. 知識があれば気が付く「おかしな表現」

5. 白砂糖が漂白?

6. 言い訳していれば許されるのか?

7. スキンケアでも同じ詐欺をしている

8. 結論:DaiGoの仕事は酷い

 

 では、私が必要だと思う「DaiGoの仕事の評論」をここに行います。

 

 この動画をテーマとします。

 趣旨は「砂糖=アルツハイマーになる(罹患リスクを上げる)食品」です。

 

DaiGoの解説文字起こし

 動画の主要な部分の文字起こしをします。

 

***文字起こしはじめ(1:00〜)***

 あるものを食べ過ぎると、アルツハイマーになるぜって結構恐ろしい食品なんですけど、皆さん若い方も今から気をつけたほうがいいと思います。

 これは何かっていうと、バース大学の研究で分かったんですけど、アルツハイマーになりやすい人って、頭の中とか、何が違うのってことを調べたんですよね。アルツハイマーになってしまった人の脳のサンプルを採って、健康な人の脳のサンプルと比べて、脳の中で何が起きてるのかってことを調べるっていう、結構ガッツリした実験になりますね。はい。

 これで何が分かったかっちゅうと、なんとアルツハイマーの初期段階にいる患者さん達は、砂糖、いわゆる糖によってMIFという酵素が、実はおかしくなっちゃっている、変容しているってことが分かったんですよね。

 研究者さんのコメントによると、砂糖がMIFの機能を阻害しちゃってるんじゃないかって言ってるんですね。

 MIFって何かっていうと、この酵素は、脳内に異常なタンパク質、おかしなタンパク質がたまっちゃって、脳細胞が死滅したりして、アルツハイマーになったりするんですけど、MIFは脳内に異常なタンパク質が蓄積するのを防いでくれる働きがある、すごい良いやつなんですよ。「MIF先輩」なわけですよ。

 このMIF先輩を、なんと砂糖の野郎が邪魔するわけですね!はい。ってことなんですね。

 砂糖をたくさん食べすぎると、糖尿病になるよとか、肥満になるよみたいなことをよく言われてますけど、実はアルツハイマーのリスクなんかも関係してることが分かっちゃったんですよね。だから砂糖ってよろしくないよねって話なんですよね。

 これは糖質ってことじゃないから気をつけてくださいね。これが健康的なフルーツだったりとか、お米とかもそうですけど、いわゆる自然な状態の食材の糖分ってのはもちろん栄養になる、そうじゃなくて、あの、ほら、真っ白な粉の砂糖あるじゃないですか?

 精白されたっていうか、漂白されたっていうか、真っ白に加工されてるお砂糖ですね。ああいうのが良くないって話なんですよ。

***文字起こしおわり***

 

 といった感じで、砂糖の有害性(アルツハイマー罹患リスク)をDaiGoは伝えています。

 次は、参照にしている「バース大学の研究論文」を見てみましょう。

 

論文に「砂糖」への言及はゼロ

 論文はこちらです。

Omar Kassaar et al.
Macrophage Migration Inhibitory Factor is subjected to glucose modification and oxidation in Alzheimer’s Disease.
「アルツハイマー病でのマクロファージの遊走抑制因子は、グルコースによる修飾と酸化を受ける」
Sci Rep. 2017 Feb 23;7:42874.

 

 全文確認してみて驚きました。「砂糖」について、何も書いていません。

 論文の概要(Abstract)はこちらです。

 “グルコースおよびグルコース代謝物は、糖化と呼ばれる非酵素的な反応によってタンパク質を悪影響を与えることができる。この反応は、アルツハイマー病(AD)の病理に関連しており、糖尿病によって引き起こされる高血糖の特徴でもある。しかし、ADを特徴づける正確なタンパク質の糖化プロファイルは十分に定義されておらず、高血糖とADの間の分子的な関連性は不明である。

 本研究では、蛍光フェニルボロン酸ゲル電気泳動法を用いてヒト脳の早期糖化プロファイルを定義し、AD脳におけるマクロファージ遊走阻止因子(MIF)の早期糖化および酸化を同定した。この修飾は、MIFの酵素活性とグリア細胞を刺激する能力を阻害する。MIFは、免疫反応やインスリン調節に関与しており、高血糖、酸化ストレス、糖化はすべてADに関与している。今回の研究では、グルコースで修飾され、酸化されたMIFが、高血糖とADの自然免疫系の調節障害との間の分子的なつながりである可能性が示された。”

 

 結論(Conclusion)はこちら。

 “ブドウ糖およびブドウ糖代謝物は、高血糖の特徴である糖化によってタンパク質に悪影響を及ぼすことが知られている。本研究では、疾患に特異的なグルコース修飾を同定することを目的として、蛍光フェニルボロン酸ゲル電気泳動法を用いて、ヒト脳のタンパク質糖化プロファイルを定義することを試みた。この新しい技術は、ボロン酸と糖化タンパク質中のフルクトサミン-タンパク質付加体のシス-ジオールとの間の可逆的な共有結合を利用しており、血漿や脳ホモジネートなどのさまざまな複雑なサンプル中の未修飾タンパク質よりもそれらを同定することができます。この新しい化学的ツールを用いることで、我々は以下のことが可能になりました。これまで検出できなかったヒトの脳内の初期糖化付加物を可視化し、同定することができた。

 興味深いことに、ADの初期および後期の脳において、グルコースで修飾されたマクロファージ遊走阻止因子(MIF)の酸化変異体を同定した。また、これらの修飾は、in vitroで数日のうちに生じ、不可逆的なAGEsが形成されるよりもずっと前に、MIFの活性と分解に影響を与えることを示した。MIFは重要な免疫調節因子であり、インスリンの調節にも関与していることから、今回の発見は、グルコースで修飾された酸化されたMIFが、ADにおける高血糖、酸化ストレス、自然免疫系の調節障害の分子的なつながりに関係していると考えられる。”

 

 以上、概要と結論を転載しました。私はその他全文を確認していますが、どこにも砂糖についての言及はありませんでした。

 この研究が提示しているは、高血糖(血中グルコース濃度が高い状態)が、MIF(マクロファージ遊走阻止因子)という酵素(サイトカイン)の機能不全を起こすことの発見です。

 それが軽度/早期アルツハイマー脳サンプルで、コントロール群と比較してより多く確認されたので、アルツハイマーの発症と関係しているのではないか?という仮説を研究者達は提示しています。

 砂糖は、グルコース(ブドウ糖)とフルクトース(果糖)が1分子ずつ繋がった二糖類です。私たちが主食として食べる米や小麦のでんぷん質は、グルコースが多数連なった多糖類です。

 砂糖の弊害が研究される場合、通常はフルクトースの影響について言及されます。砂糖の半分はフルクトースであり、でんぷんにフルクトースは含まれないからですね。

 確かに砂糖は血糖値を素早く上昇させますが、慢性的な高血糖を起こすことと、血糖値を素早く上昇させる砂糖に、摂取量に関わらず強い因果関係があるという論文を、私はこれまで一度も見たことがありません。

 フルクトースを摂取すると、それは小腸と肝臓でグルコースに代謝され、血糖値(血中グルコース濃度)は上がります。大量に摂取すると小腸や肝臓に負担がかかるかもしれませんが、あくまで大量摂取した場合に限ります。影響は完全に摂取量依存であり、血糖値を上げたり、大量に摂取して体に負担がかかるのは、グルコースも同じです。

 そもそも、論文内に砂糖についての言及そのものが一切ありません。

 DaiGoは全く論文に書いていないことを話しています。一体なぜでしょうか?

 

DaiGoが見ていたのは論文ではなくマスメディア

 “Sugar”や” alzheimer”などのキーワードでGoogle検索してみると、テレグラフというイギリスの新聞紙のwebsiteのニュースがひっかかりました。

 タイトルは「Alzheimer’s could be caused by excess sugar: new study finds ‘molecular link’(アルツハイマーは過剰な糖によって引き起こされる:新しい研究は分子レベルの関連性を発見した)」で、これは先程の研究論文内容を報道したものです。

 トップ画像に、どーんと白い角砂糖と、ジュースの写真が使われています。

 ニュースは、この一文から始まります。

 “People who eat diets high in sugar could be at an increased risk of developing Alzheimer’s disease, a new study has found.”

 “糖質の多い食事をしている人は、アルツハイマー病の発症リスクが高くなる可能性があることが、新しい研究で明らかになりました。”

 

 このSugarは、論文の内容通りに「糖分子」を指しており、砂糖を指すものではありません。そしてニュース本文にも「精製された白いお砂糖」への言及はありません。

 テレグラフは、ただ高血糖の象徴として、白砂糖の画像を利用したのでしょう。

 

 研究元のBath大学も、論文のプレスリリースを出しています。

“Sugar’s “tipping point” link to Alzheimer’s disease revealed”
アルツハイマー病と砂糖の関係が明らかに
↑「砂糖」はあえてweb翻訳そのままです

 もちろん、ここにも砂糖についての言及はありません。白砂糖の写真もありません。

 

 “バース大学のオマー・カサール博士は、「過剰な糖分は、糖尿病や肥満の原因になることはよく知られていますが、今回のアルツハイマー病との関連性の可能性は、食生活における糖分の摂取量をコントロールすべき新たな理由になります」と述べています。”

 と書かれており、「(アルツハイマーのリスクが)糖質の摂取量をコントロールする理由になるだろう」と述べてます。糖質とは、砂糖だけを指しているのではありません。

 

 となると……

 DaiGoが見たのは、テレグラフのようなニュースサイトか。

 もうひとつ考えられるのは、web翻訳にかけるとSugarが「砂糖」に翻訳されるので、それを見て「砂糖がアルツハイマーになるんだ!」と思い込んだか。

 いずれにしても、一次情報(研究論文)を読まずに、二次情報(マスメディア、またはバース大学のプレスリリース)だけを見て、「白砂糖がアルツハイマーになる食べ物だった」と動画をつくってしまったことが明らかになりました。

 論文を読んだフリして適当なことを言う人は世の中にごまんと居ます。そんな人達でも最低限、論文の要約くらいは読みます。

 しかし、DaiGoは論文の要約すら読んでいない様子です。これは評価以前の大問題でしょう。

 

知識があれば気が付く「おかしな表現」

 DaiGoの語り口の中で、生物学や生化学に精通していればすぐに分かる「おかしな発言」を少し述べておきます。

 

 ・砂糖、いわゆる糖によってMIFという酵素が〜

 生化学や生物学において糖とは、主に細胞内で代謝される単糖を指します。米が消化分解されてブドウ糖になれば、それは糖です。砂糖は食品名であり、「砂糖、いわゆる糖」という言い回しになってしまうのは、生物学的な認識になれていない故かと思います。前後の文脈から考えてもおかしい。

 

 ・MIFは脳内に異常なタンパク質が蓄積するのを防いでくれる働きがある、すごい良いやつなんですよ。「MIF先輩」なわけですよ。

 「先輩」は特に面白くないギャグとしてスルーしますが、MIFを「すごい良いやつ」と表現するのは素人の証です。

 MIFは確かに適切に働いた時には異常タンパクの除去をサポートしますが、炎症性疾患、自己免疫疾患では悪化の原因となりますし、がんの発症にも関わりますDrug Discov Today. 2013 Jun;18(11-12):592-600. )。

 全ての生体内物質は、多すぎても少なすぎても弊害があります。単純に良い、悪いで分類できる酵素やホルモンなど存在しません。細胞に糖を取り込むインスリンも、多くても少なくてもダメなのですが、糖質制限のような誤った科学を信じている方はインスリン=悪と決めつけます。

 (↑非公開になってしまったようです)

 そんなDaiGoが糖質制限派医師を酷評していますが、果たして他人を指摘できるだけの仕事をしているのかは甚だ疑問です。

 これらの言い回しで、分かる人にはDaiGoの知識の致命的な欠如が分かるのですが、一般の人には全くわからないと思います。

 

白砂糖が漂白?

 もっと単純なところにも問題発言があります。

 

 ・精白されたっていうか、漂白されたっていうか、真っ白に加工されてるお砂糖ですね。

 と発言しているのですが、白砂糖は漂白されていないんですね。これ本当に漂白していると思っているのか、炎上狙いなのか謎ですが…….一応、農林水産省のページから引用。

 

  • 砂糖の主成分のショ糖は無色透明の結晶です。
  • 砂糖が白く見えるのは、このショ糖の結晶が光を乱反射するためで、雪が白く見える現象と同じ理由からです。
  • 砂糖の製造工程で漂白剤は使用されていません。

 

 まあ……1個の動画からここまで問題が掘り起こせるのも、なかなかだと思います。

 

言い訳していれば許されるのか?

 しかし、DaiGoは卓越したビジネスマンなので、問題にならないように対策がしてあります。

 概要欄に、「この動画は独断と偏見を含む考察で、科学の面白さを伝えるエンターテイメントであり、真偽を確定しない」と言い訳が書いてあります。

 しかし参考文献を読んでおらず、「科学の面白さを伝えるエンターテイメント」がまったく成立していません。

 根拠もなく砂糖でアルツハイマーになる!という恐怖を植え付けるのは、なんにも面白くないでしょう。

 白砂糖は漂白しているのではなく、「白く見えるのは雪が白く見える理由と同じだよ」と伝えるのが科学のエンターテイメントかなと思います。

 

 「正確な情報が必要な方は参考文献をあたれ」は、君がまず読みなさいよ…という話ですし、「信頼できる専門家に相談することをオススメ」は、小山田ブログの過去記事で孤立無援のブログ主のコメントを引用したのですが↓

 

 “もっとちゃんとした答えを求めているのなら、福祉関係の専門家とか障害者自身におたずねください。”

 

 多くの場合、これは無責任で何も知らない人が使う定番の言い訳だってことは覚えておいてください。

 

 いつも名を連ねている「リサーチ協力 Yu Suzuki(鈴木 祐」も、かなり問題だと思います。

 

 著書の帯は常にDaiGoが推薦文を書いていて、ビジネスパートナーでしょう。

 

 こちらもベストセラー1位を獲得したりヒットを飛ばしていますけど、読んだことはありませんが、この調子では内容を疑います。

 

スキンケアでも同じ詐欺をしている

 ほかに誰か、DaiGoの論文誤読を指摘していないか探したら、ありました。

 

 指摘されている動画はこれです。

 やさしい皮膚科というアカウントが、「明らかに論文を読まないまま、ノースウェスタン大学の権威を利用しようとした完全なデマです」と書いている通り、論文の要約すら読めていないレベルの、明らかな誤読です。

 もう誤読というか、最初から読む気がない、ものすごく適当といった印象を受けます。

 あり得ないレベルの誤読原因を、「他のYouTuberからパクったのではないか?」と指摘されています(笑)

 

 この指摘は、残念ながら正解でしょう。

 

結論:DaiGoの仕事は酷い

 結論を出すには十分でしょう。DaiGoのこれまでの仕事は、最低の評価をせざるを得ません。詐欺師レベルで誠意のないものであることに、ひとつの言い訳も出来ないはずです。

 稼いで高額な税金を納めることが偉いとDaiGoは考えているようですが、詐欺まがいの仕事で金を稼ぐことをやめた時に、果たして同じことが言えるでしょうか?

 ほとんど不正と言っていい稼ぎ方で成功してしまっているからこそ、生活保護受給者に対して「頑張ってない」と思わず口から出てしまうのでしょう。

 ちょっと頑張れば、金なんてすぐ稼げると考えてますからね。しかし金が稼げるのは、仕事に対する責任感や倫理感の欠如があってこそです。真面目に論文を読み始めたら、もっと稼げなくなるでしょう。

*****引用おわり*****

 

「年間論文⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎本読破」はもれなく詐欺師

 ということで、「メンタリストDaigoは論文を読まずに動画をつくる」ということが疑いなくご理解いただけたかと思います。

 

 DiagoのYouTube動画「恐怖!【アルツハイマーになる】食べ物」の情報提供者は鈴木佑ですが、wikipediaにはこのような記述があります。

 ”16歳の頃から1年間に5000本もの科学論文を読んでいることから「日本一の文献オタク」を自称している。現在では10万本の科学論文の読破と600人を超える海外の学者や専門医へのインタビューを行ったことを明らかにしている。”

 論文内容と全く異なることを解説する彼は、本当に論文を読んでいるのでしょうか?

 

 

 臨床栄養医学協会の小笹れんが論文どころか生化学の教科書が読めないことは、当ブログで既に証明済みです。

 

 崎谷博征の詐欺は私のブログ読者さんであれば疑う余地はありませんね。

 ということで、事実は明確です。皆さんよく覚えておきましょう。

 

 「年間論文⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎本読破!」

 「⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎本のエビデンスに基づく」

 

 このような宣伝を行う情報発信者は詐欺師です。

 これは例えば、

 

 「述べ⚪︎万人以上の患者を治療してきた」

 「これまでの鑑定(セッション)数は述べ⚪︎万人以上」

 

 と宣伝する医者、治療家、カウンセラー、占星術師などでも同じことです。

 何事も数が増えれば、薄い理解しか得られません。

 

 何かひとつでも、自分の仕事について本質的な理解に至った人は、数を誇示することはないでしょう。

 (ただそもそも本日提示した4名は数の嘘をついていると思いますが…)

 

 まあ、AIの発達によって嘘つき論文読破自慢は淘汰されていくでしょう。

 少なくとも論文に記述のないことを言わず、圧倒的速さで文献を読むAIを前に、彼らの商品価値は既に無くなったも同然です。

 

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