私たち夫婦は自家菜園をやってます。
田んぼエリアに1つ。
山エリアに1つ(トップ画像。写真じゃ分からないと思いますが、防獣ネットのまわりは猪が地面を掘り起こしまくってます。)
基本は、無農薬。
無肥料自然農スタイル(野菜くずコンポスト、米糠、油粕は入れます)か、軽く鶏糞などの有機肥料を入れたりの少肥料栽培。
草マルチとビニールマルチを季節やものによって使い分けてます。
週末はセッションや学校と保育園の行事がなければ、だいたい畑に行きます。
自家菜園をしている理由は、大きく4つ。
- 自給自足に挑戦したい。
- 食糧生産は生物の勉強になる。
- 子供の教育にも良い。
- 単純に面白いし気持ちいいし、採れたて野菜はうまい。
という感じです。
最近は自給率もかなり上がってきて、農ライフも定着してました。だからそろそろ記録をブログにつけて、野菜を育てることについて情報発信していこうかなと。農を通して学べることって山ほどありますからね。
今年の初夏から現在(11月上旬)までの収穫物です。
グリーンピース
そら豆
スナップエンドウ
絹さや
春ジャガ
にんにく
夏大根
かぶ(春)
タマネギ(今年はかなりの不作!)
ねぎ(夏)
トマト、プチトマト、なす、きゅうり、ししとう、ピーマン、ゴーヤ
大量きゅうり
空芯菜
冬瓜
かぼちゃ
可愛いので親バカ三連発。
水菜、小松菜
春菊
青梗菜
冬大根、ターサイ、高菜。
かぶはちょっとだけ(防虫ネット張らず新芽を虫にやられた)
さつまいも。
今年の収穫量は59.3kg。
植えたのは紅あずま60本で、苗代は2156円でした。
さつまいもは肥料なしで全然OKなので、苗代以外は特に費用なし。
白菜。
その他写真掲載外で、オクラ、つるむらさき、落花生、青紫蘇、バジル、レタスなども育てて収穫しました。年中何かしら収穫できるようになってきて、今年の春以降はあまり野菜を買わずに済んでます。
10月の畑↓
畑で野菜をつくることのメリットは冒頭に書いたように色々あるんですが。来月から生化学セミナー復活しますのでね。今日はその観点からひとつ。
野菜は農薬が危ないのはもちろんのこと、肥料も危ないし自然農でなきゃダメだとか。
本当は自然農で育つのに、今の世の中はわかってないだの、うんちゃらかんちゃら。
身体は自然農の畑と同じ。2年目3年目に採れなくなるように、あなたの身体も長年溜め込んだ毒素のデトックスで悪化している。
5年目から自然農の畑はわんさか採れるようになる。君も5年間わたしの提唱する健康法を実践すると健康になるのだー!!
だとかなんとか。
ホンマにアホくさいんですけど(笑)
自分で野菜や食べ物を生産するわけでもナシに、根拠のない話を並べ立てる「健康の指導者」ってすんごいいっぱいいるじゃないですか?
健康の偽情報売って儲けるだけでは飽き足らず、やたらと不安を煽り、うちの商品以外は危険!と暗にアピールして、高額な自社商品を売りまくる。
そんな奴らってだいたい、善悪観念がすごいんですよ。
善悪観念強すぎて、物事をありのままに見ることができない。
たとえば、その指導者が危険だと煽る食品を毎日食べてる人達が、指導者自身、またはその信者よりも健康であることが多いとか。
現代医療の危険性を煽りまくるくせに、自分らの代替医療、自然療法によるまともな治療実績がゼロに等しいとか。
あるあるですよね?
私の周辺に起こった最悪の例としてはですね……
やばいですよ、これは。
ハチミツだのPUFAフリーだの波動療法だのガンは安心させれば治るだの現代医療は猛毒だの言ってる指導者がですね。
安い報酬で働かせてるスタッフが、指導者の言うとおりに現代医療は避けてハチミツ黒糖食いまくりのPUFAフリーしてたら癌になっちゃって。
その指導者は、癌を治した実績がないので、治せるわけない。
結果、相談されても、かるーく見捨てたという。血の気引きますよ。愛のなさに。
ま、今回は自給自足ブログだからこの辺にしといて。笑
自分で野菜を育てることのメリットの話をします。
それは、、、ニセモノの情報や机上の空論に染まらなくなることです。
人間の感覚ってかなり危ういもので、たとえば効果が出ていない自然療法を効いたー!と大喜びする人もいれば、全然関係ないのにワクチンと薬害のせいでワタシの健康はボロボロにされた、、、とか言う人もいます。事実と異なる感覚を持つ人が多いってことね。
比較して野菜を育てることは、目の前の現実がすべてなんです。ちゃんと育つか、育たないか。美味いか、美味くないか。料理しやすいか、しにくいか(←虫食い野菜は洗うとこから大変になります)。
種を蒔いて、苗を植えて、数ヶ月後に出来上がる野菜が、自分のしたことのすべて。結果がすべて、具体的な形として見えてくる。
野菜は人間のように嘘を言いませんから、とにかく目の前の現実がすべて。これがいい。
自分で蒔いた種を、自分で刈り取る。期待した収穫量が得られないと、食料が得られない。だから次はどうするべきか、何がダメだったのか、真剣に考えさせられる。
うまく育てられなかったら、虫や病気にやられたら、必ず理由がある。この事実と向き合わなければ収穫の喜びは得られない。
「好転反応ですよ」とか「デトックスですね」とか、植物に姑息な言い訳は通用しない(笑)
これが最高にいい。農から得られるのはリアルな感覚。
隣の畑で地元のお爺さんが、化学肥料も農薬も使いながらめっちゃ綺麗な野菜をわんさか作っていて、それを頂いて料理したら「めちゃ美味い…」みたいな。そして自分の畑の貧相な虫食い野菜を見てチーンみたいな、そんなのもあるある体験。
こんな経験の繰り返しの中で。
一般大衆の感情を煽り、興奮させる理想論(←妄信的な自然農信仰みたいなね)は、必ずしも通用しないことを、農を通して理解することができます。
私の生物に関する理解力は、農を通して得られている面は大きいです。地に足のついた思考力が得られます。
また嫌われること言いますけど、生産者を訪ねるだけのやつって、農や生物のこと、なんも分かってないですよ(笑)
自分でやらなきゃ何もわからない。農に限らず、何に関しても言えることです。
まだ農について偉そうなことを言える身分では全くないのですが、野菜の自給率90%くらいは、いつか達成できそうなビジョンが持てるくらいの段階にまでは到達できました。
うんちゃら大学卒だの、うんちゃら学会員だの、そういう肩書よりも。
通年野菜をつくる人間の方が、生化学に関して妥当な理解力を持っている可能性があることを、身を持って証明していきます。
自給自足への挑戦は、社会の食糧生産システムに依存しない生き方への挑戦です。
私の生化学セミナーでは、自分の健康を維持するための知恵を、何者にも依存せず自給自足するための情報を提供しています。
※畑の様子は主にはインスタグラムでアップしてます。興味ある方はぜひフォローどうぞ。
※一応断っておきますけど、この記事は自然農そのものを全く否定してません。私たちもトライしてます。
生化学セミナー情報