ホームページを開設して1年と5ヶ月。
旧ブログで健康に関する文章を書き綴り始めてから4年半となりました。
旧ブログから1度も書いた事はなかったですが、タイトル通り本日は初の自己紹介でも書いてみようかと思います。凄まじく長文になりました(笑)
エネルギー代謝学セミナーは難しい上に長期間で、参加の敷居が高いです。興味があっても、どうしようか相当迷われると思います。受講したところで何か資格や認定が出る訳でもありません。
そこで、自分とはこんな人間であると、あらかじめ知っていただく為の記事として書きました。気になるから学んでみよう!となってくれたら嬉しいです。しかし、正直こいつはなんかヤバそうだから辞めておこう!と思う方もおられるであろう人生の履歴を持ってます。
でもフィーリングの合う方に参加して頂いた方がお互いに楽しいですし、セミナーに来れなくてもブログを読むだけの方も、人間像がなんとなく分かった方が楽しく今後も読んで頂けるかなと、正直に書いてみました。
目次
- 生化学をどこで勉強したのか?
- 学生時代のこと
- 菜食料理人時代
- 出版オファーを機に猛勉強
- 整体師を目指していた事もある
- フリーランスの生化学セミナー講師へ
- 占星術講師もやってます
- 2人の子供が居た悦子と結婚。1人増えて現在3人の子の親父として子育て中。
- 職業「講師」としての私のセールスポイント
内容はこんな感じです。
では、本気で長いので、時間のある時に興味のある方だけ読んでください。
生化学をどこで勉強したのか?
よく聞かれる質問ですので、お答えします。
記憶を辿ってみると最初に生化学らしい事を勉強し始めたのは、この本です。
プレミアついてますけど、丸善のwebで定価で買えます。
活性酸素種(ROS)が病気の原因だ!とよく騒がれていた頃に手に取ったこの本を、根拠を知りたくてROSの生化学反応を調べる事から始めました。新品の本がヨレヨレになるまで、かなり読み込んだと思います。2015年の秋頃です。この後、崎谷博征医師の生化学セミナー(健康神話の表と裏)へ行き、かなりの衝撃を受け、すぐに生化学の参考書を書い、糖と脂質のエネルギー代謝を学び始めました。
毎月崎谷医師のセミナーへ、お金がなかったので行き帰り高速バスで名古屋から東京まで通いましたね。帰りは夜行バスなので、宿泊費も無し。
崎谷先生は名古屋に承知しセミナーも主催させて頂きましたけども、今となっては極論や過剰解釈が多くてリスペクト出来ない部分や同意できない食事方針が沢山あります。しかし生化学の面白さは存分に教えて頂きました。10代の頃は東京へ、やはり高速バスで好きなミュージシャンのライブをよく見に行ったものですが、それと同じ感覚でワクワクしながら通いましたね。楽しかったです。
きっかけは崎谷先生の生化学セミナーに与えて頂きましたが、崎谷先生の当時のテキストには生化学の詳しい機序など記載がなかったですし、沢山質問出来るような状況でもなかったので、どのように勉強したかと言えば、完全に独学です。とにかく毎日、生化学の参考書と、気になるトピックの日本語論文を往復しながら勉強していました。
(※) 崎谷理論は生化学を曲解しサイエンスに不誠実に単純化しているので、当時の素人同然の僕にも理解が出来ました(単純で簡単だから)。繰り返しますが、今は全く支持していません。エネルギー代謝学セミナーで崎谷理論を学べるかのような勘違いをして来られる方もおられますので、強調してここに書いておきます。
学生時代のこと
独学で勉強したと言うと、「学生時代に理系を専攻されたのですか?」とよく聞かれます。
この問いに答えます。理系ではありません。文系です。しかし、理系も文系も関係がないくらい、どの教科であっても教科書を全く開かないくらい勉強しなかったです。
- 高校の定期テストのクラス順位が3年間全て最下位
- 単位が足りず、卒業式後も補講を受けさせて頂き、なんとか卒業した
そんな感じです。テストは本気でずっと最下位で、3年間ただの一度も最下位から浮上した事がなかったです。
授業は全て寝てましたし、年間の半分以上は大幅に遅刻していました。化学なんて、本当に教科書を読んだ事がなく、テストはすべて選択肢問題を勘で書くだけでした。生物のクラスでは「ミトコンドリア」とか習ったはずなんですけど、教科書を読んでいないし授業はずっと寝ているので、2015年に生化学系の本を読むまでは何の事か分からなかったです。忘れている、ではなく、授業を聞いてないし教科書を読んでいないから知らなかった、という有様です。
「水兵リーベ」なんて言われても、なんのことか分かりませんでした。本当に、勉強を放棄してましたんで。
高校を卒業してから、22歳までフリーターをしてました。どうしてって、馬鹿すぎて大学受験をせず、何をすべきか分からずフリーターになっただけ。そして友人と音楽のイベントを企画開催し始めたら、それに本気になってしまって、しかし自分の将来設計としては依然として何をして良いのか分からずにズルズルと。
その後、アメリカのCommunity Collage(2年制大学)へ入学し、遅れた大学生活を始めました。語学学校へは行かず、独学で英語を勉強して、TOEFLの点数はなんとかパスしました。
ここまでクズのような人生を送ってきたので、流石に頑張ろうと思って、ここでは成績優秀に過ごしました。4年制大学への編入を視野に入れて渡米したんですけど、再度「学校」と言う場所に入ってみて痛感したのが、やはり「勉強が面白くない。」でした。
卒業時には24歳でしたので、この先の人生何しよう……と、真剣に考えました。留学中に、色々と思うところありベジタリアン化していたのと、食べる事が好きだし、料理も嫌いではなかったので、ベジの料理人になろうと決意しました。カノウユミコさんの菜菜ごはんという料理本を見て「かっこいー」と思ったのが最初のキッカケで、世の中の母親はみんな長年の経験で美味しいごはんが作れるようになってる訳だから、なんの取り柄もない自分も料理くらい出来るだろうと楽観的に目論みました。
留学中の夏休み帰国時(14年前)、なぜか夜中の公園でパイ投げをして盛り上がっている時の写真。公園にいた知らない酔っ払いのオッサンも混じってます。当時の友人関係に真面目で普通な人はあまり居ませんでした。
菜食料理人時代
帰国して採用がないか訪ねた名古屋市中川区の菜食系の飲食店で、最初はワンデイシェフという形で活動させて頂き、その後、店をオーナーから無料で丸々頂く事になりました。
突如、知識も経験もなく、24席ほどの飲食店の経営者に。
当時のランチセットの写真。ヴィーガン(完全菜食)料理ですから、動物性食品が一切使われていません。
バイトで飲食店に勤めていた事はあるものの、皿洗いとか仕込みの補助程度で、調理経験はゼロでした。それでワンデイシェフ、そしてオーナーシェフへ。
オーナーシェフと格好良く言ってみましたが、全てが完全なる未経験で始めた事なので、死ぬほど大変でした。必死こいて料理して……未経験故にわからん事だらけなので、料理本を見ながら(笑)
毎日必死で、余力ゼロ。そんな生活でした。こんな感じですから……色々とやばかったです。で、3年弱しか続きませんでした。
当時、僕に負けないキャラの濃いパートナーがおりまして。途中からはその子と2人経営。24時間一緒にいた訳ですが、一緒に頑張りながらも、喧嘩して熾烈なバトルを毎日のように繰り広げ、まあ相当な濃い時間を過ごしました。
結婚はしてませんでしたけど、一般的な夫婦を遥かに超える濃密な関係だったと思います。お互い、耳と鼻の穴の奥から内臓の中身まで、全部見せたったわ!という感じ。
プロの料理の技術なんて、全く身に付ける事が出来ませんでしたけど、この時の経験が「人間」を理解し始めるきっかけとなり、それが占星術を理解出来る能力に繋がっていると、今になって思います。(ちょっと話が逸れますけど、人間の本質を理解したければ、実体感として本質を見た経験がたくさん必要です。これは占星術なのど心理分野に必要な要素です。)
今現在、悦子とは非常に仲が良く、良い夫婦関係を築いています。この時の失敗経験は、今すごく生かされています。僕は戸籍上は初婚ですが、実質的にバツイチみたいなものなので。何事も一度は失敗してこそ上手く出来るようになる、という気がします……(笑)
当時の相方の作品で、フィギュアスケートの浅田真央選手の、テレビ取材用の20歳の似顔絵バースデーケーキです。ヴィーガン仕様なので、クリームは豆腐です(笑)僕は偉そうに「眉毛の角度を少し下げろ」とか指示しながら、相方が「やばい、全然似てない…」と泣きながら作成した思い出の作品。
店を閉めた後に沖縄へ移住しまして。色々やった後に、またベジ弁当を売って生活してました。
ベジビビンバで、シードオイルで炒め煮にした大豆ミート入り。今はまずお勧めしない料理です。
オードブル。ヴィーガン仕様です。シードオイルまみれで、健康に良さそうで悪い(笑)
弁当屋時代もなかなかハードな経験で、相方と二人で一人暮らしサイズのワンルームのアパートに住んで、そこで時に最大お弁当を100食ほど作ったり。これ、この1文で伝わらないと思うんですけど、かなりのカオス生活です。ただのワンルームのアパートですから、当然無◯可営業。よく成り立っていたと、自分で感心します。2年ほどやりました。
昼にお弁当を路上販売しながら、夜は国際通りで見かけたプロ・ファイアーパフォーマーに弟子入りして、火回し芸をしていた時期もあります。昼は那覇のビジネス街でオーガニックベジタリアン弁当を売り、夜は国際通りで火回し。意味不明(笑)
沖縄の写真じゃないですけど、これ火吹いてるの僕です。
沖縄のレストランでのショー。
もう少し若かりし頃。
弟子入りする前からこの火回し芸は身につけてまして、夏祭りの後の人通りの多い場所を狙ってゲリラパフォーマンスして、投げ銭でちょっと稼いで遊んだりとか、20代前半でやってました。
これも、インターネットで動画をアップしてくれてる人のを見て、独学で習得しました。まあ、全然大したレベルではないんですけど。
火ではなくて、LEDで安全に遊ぶこともできます。綺麗でしょう? やりたい人いましたら、セミナー終わった後にでも公園で教えれますよ(笑)
ちなみにこちらは沖縄で弟子入りさせて頂いた師匠(久遠さん)です。
普段はこんなメイクして無いですけど、メイクしてなくても怖いです(笑)。厳しい方でしたけど、「プロの仕事とは何か」を教えて頂き、感謝してます。(久遠さんの素晴らしいパフォーマンスはこちらで見れます。)
話を菜食時代に戻します。
ここまで見てお分かりの通り、なかなか気合の入った菜食主義者として生きていました。雇われでベジカフェなどで働いていた期間もあります。沖縄のお弁当屋では、車麩のカツ丼に平飼いたまごを使ったりしましたが、使った動物性食品はそれくらいのもので、実際に自分の食生活もずっと菜食でした。9年間やりましたね。よく体が持ったなと思います(笑)いや、持たなかったか……
マクロビ関係ではアメリカ、千葉の超有名どころで研修生も経験してますし、店やってたから顔も広かったですし、当時のマクロビ界隈の実情で知らない事は、ほぼ無いと思います。相当詳しいです。
菜食ライフは、年々身体の不具合が増えていく結果に終わりました。そして振り子が振れたように、今までと真逆の糖質制限を始め、一時的に体調がすごく良くなったような気になり……その辺のことは弁当屋時代のブログに書きましたので、恥ずかしいのですが興味があればお読みください。
僕が菜食をやめた理由**
消し去りたい過去ですし、正直おかしな記述がこの一連のブログ記事にはあります。しかし「疑問を持っていた菜食をやめるきっかけになりました。ありがとうございます。」と、今もなおご報告を度々頂きますので、削除せず残しています。
出版オファーを機に猛勉強
このブログから出版オファーを3社から頂きました。カドカワ、マガジンハウス、洋泉社。初版6500部で、締め切りが寛容で、なんでも書いて良いと言ってくれた洋泉社を選びました。
僕はこの出版の機会を、誤った10年間の名誉挽回をするチャンスと考えました。出版をして名を売りたいとは全く思わず、むしろ今回もまた間違ったのなら一生の恥だと考えていたので、必死に勉強しました。
とにかく「良かれと思って頑張っていた事が致命的に間違っていた事」が悔しかったですし、恥ずかしかったので、少しでも正しい知識を提供できる本にしたいと願っていました。分子栄養学も独学でよく勉強しましたし、毎月血液検査などを受けては理論と照らし合わせて考えました。
崎谷博征医師と出会ったのも、この頃です。ガチで勉強して実践した糖質制限も、分子栄養学も、菜食健康論と同じくして、致命的なレベルで論理的に間違っていると気がつかせて頂きました(笑)。
Facebookで人気の健康に関する知識人や、治療家などにも結構会いに行きました。どいつもこいつも実際に会うと胡散臭く、SNSは詐欺師が幅利かせて商売する場所だなと理解しました。
そんなこんなで、出版するとは言いつつも、健康に関する論理として正解などすぐに見つかるはずもなく、SNSで有名な先生方に会えば詐欺師ばかり(笑)。真実は一体どこにあるのか、時は過ぎ、流石に出版社も堪忍袋の尾が切れるよな……と思いながら、なんとか勉強した事を苦悩しまくりで原稿にして、出版社に送ってみるものの……全く相手にされなかったですね。
内容云々というよりかは、肩書きもない、医者でもない僕が書くことではない、それは売れないと。なんでも書いて良いと言っていたのに、嘘だよなぁ……と思いましたけど、結果的には出版できなくて良かったです。当時の自分の知識など、今と比較したらゴミのようなもので、また恥さらしをするだけだったと思います。
日本各地の畜産、狩猟の現場を取材
出版に向けて頑張ってた時は、畜産とか狩猟の現場にも他方取材に行きました。健康に関する科学的な知識や論理的な話だけでなく、長年避けていた肉食に関する現場の話や、この目で見て感じたことも、全部出版に詰め込みたかったので。
愛媛県中島
石原養豚
この辺のことは、ここには書ききれません。たくさんの場所を訪れ、いずれも貴重な体験をさせて頂きました。めちゃくちゃ頑張ったんですけど、取材させて頂いたのに、出版が実現せずに申し訳なかったです……。
今でもこんな写真を見ると、「怠けてんじゃねえぞコラ、ちゃんと生きてんのか?」と自分に喝が入ります。今でも写真を見て、思い出して、喝を入れてもらえるような体験が、本当に有り難かったです。
たくさんの場所を訪れ、お話を聞かせて頂きました。
山のハム工房・ゴーバルで3週間お世話になった時は、すごく楽しかったです。(今、豚コレラ問題で大変です。ソーセージが最高に美味しいので、みなさん是非食べてみてください。)
名古屋でお店をしていた時は、毎週直接野菜を届けてくれる農家さんといつもお話していました。畜産、狩猟現場での取材経験では様々な立場でのお話を聞かせて頂きました。精魂込めて作られた素材を使って料理を仕事にしていましたし、今は自分で畑もやってます。
その経験のおかげで、安易な論理で食べ物の善悪を決めつけない姿勢を持てたり、同じ種類の食べ物でも生産の在り方によって、健康に対する影響力が大きく異なるものになる事を理解していると思っています。
旧ブログには取材した一部ですけど記事がありますので、そちらも宜しければ読んでみてください。ただ、健康に関する正しい知識は、この現在のhonoiroホームページのブログを参考にしてください。昔は間違った事も書いてます。
整体師を目指していた事もある
菜食料理人はもう辞める。さて、何を仕事にしていくべきか。と考えていた時に、一時期整体師を目指していました。
結局、仕事としてデビューはしなかったです。ただ、手技療法に関しては実体感を元にかなり大きな経験を得ました。
習っていたのは、揉んだり押したりしないソフトな整体です。これが結構結果が出る事もありまして、生化学とは違う面からの健康と身体の変化の理解へと繋がりました。
いろんな人捕まえては練習台になってもらい、施術をしていました。ある時、交通事故をきっかけに7年間半身が痺れていた人を1時間施術して、その痺れをほぼ全消去出来たことがあります。
翌日も痺れから解放された状態で、7年間も痺れという不快感を持って生きていた訳ですから、その方はものすごく喜んでいました。しかし、残念ながら2日後に痺れは戻ってしまいました。
僕がここで理解したのは、相当な慢性疾患でも、一時的な手技療法の施術で劇的な変化が出ることがあるという事実、しかし体内で現実的に不調を起こしていた物質(例えば異常たんぱく質や過酸化脂質など)が消える訳ではないという事実です。
もう少し率直に書くと、手技療法は対処療法として素晴らしい結果を出すことがある。しかし所詮は対処療法である、という意味です。
痺れがまた戻ってしまった方は、ものすごくガッカリしていました。僕としては、たった1時間の施術で大きく変化しただけのポテンシャルがあるのだから、食事と生活習慣を改善しながら頑張りましょうよ。と伝えたのですが、あまり耳に入っていない様子でした。自分の生活を良いものにする事で、自分の健康が大きく変わるという認識がなかったのでしょう。
これを機に、整体師を目指してデビューしても、根本的に身体を作り変えて健康を得てもらうようなサービスは提供できないし、整体院に来られる方はそれを求めないだろうと判断し、整体師はしても副業だなと方向転換をしました。
ただ、手技療法からの健康への影響を理解できたことは、今のエネルギー代謝学セミナーで発揮している俯瞰力に活かせていると思います。料理も、整体も、生化学を教えるための布石として経験した事だなと感じています。
フリーランスの生化学セミナー講師へ
勉強したことを、今と比べたら随分低レベルな講義だったと思うんですけど、2016年の秋頃に初めて勉強会という形で講師仕事をしました。そのあとは、4人以上で少人数でも出張講義しますよって感じで何処へでも。
バックパックに小型スクリーンを刺し、プロジェクターを入れて出動。車、持ってなかったんでね(笑)
油と脂質のことを分かりやすくまとめて、評判を呼びました。出版をしようと勉強していた頃からバイト生活だったんですけど、3つほど掛け持ちしていたバイトを全てやめて、フリーランスの生化学講師を本業として、2017年の春から今まで続けている感じです。
昔は人前で話すのとか、全く得意でもなければ好きでも無いです。そもそも、ここに書いた通り勉強なんて大嫌いでした。ましてや科学なんて信用もしてなかったからこその、長年の菜食主義者だった訳なんですけど……生化学を勉強すればするほど、今までの疑問が氷解していって面白いし、意外にも自分には生命現象を読み解くための俯瞰力があったりとか、理解力や教える力に適性があるのだと気がつくことになりました。
昔から健康に関することに携わりたいという想いと共に、物作りや表現者に憧れたり、五感を磨ける仕事がしたいという欲求もありました。料理は自分の作品を作る感覚でやってましたし、整体師を志したのは五感を磨きたいという欲求に基づいた事でもあります。ファイヤーパフォーマンスは表現に挑戦してみたかったから。
家づくりに憧れて、土の家づくり(アースバッグハウス/日干しレンガ建築)のワークショップで勉強したり、建築プロジェクトに関わっていたこともあります。まあ、どれも中途半端すぎて、何にも自慢できる事が無いんですけども……。
色々と迷走していたんですけど、「理解力」と「ボーダーレスな論理的思考力」を生かした講師業は、間違いなく自分の天職のひとつだなと今は感じています。学生時代の自分からは想像もつかない事で、人生、何がどうなるか分からないものです。
占星術講師もやってます
今年(2019年)から占星術セミナー講師も始めました。実を言うと、自分には生化学よりももっと大きな適性が占星術にあるのだろうと思ってます。
生化学ツールに莫大な時間と労力をかけて健康に関わる真実を論理的に追求し続けているんですけど、残念ながらhonoiroのブログアクセスNo.1は、常にダントツで占星術ブログ記事です(笑)
あれはまだ自分が占星術セミナーをするとは思っていなかった段階の、当時の理解力で書いたものなので、正直全面的に書き直したいと思っているのですが、、、やり始めるとハマってしまうので、今はやりません。2021年はエネルギー代謝学の現場セミナーをお休みして、代わりに占星術セミナーを本格化して再始動する予定です。
生化学も占星術も、僕にとって差はないです。納得のいく、辻褄の合う見解を徹底的に探すだけ。
どうして占星術を理解する能力があるのかと言う話は、元パートナーとの関係で少し書きましたけど、それ以外にも人間の本性みたいなものに直面する事を、平均的なレベルを数倍超える回数と質で経験していると思います。ここに全部暴露しても何の商業的メリットもないので書きませんが……(笑)
これが本当に占星術を理解する事にも役に立ってますし、おかしな情報や詐欺師に容易に騙されない人格形成にも役立ってます。
生化学(物質的)と占星術(心理的)という全く違うものを、かじる程度ではなく両方とも本格的に勉強することで、双方の本質的な理解に役立てていると思います。一度招致した占星術講師の人格と対応がふざけていたので、「もう他人に任せないで俺が自分で教えるわ」と突如始めた占星術セミナーですが、今後もライフワークの一部になっていく予定です。
2人の子供が居た悦子と結婚。1人増えて現在3人の子の親父として子育て中。
2017年に悦子と結婚しました。彼女には2人の子供が居て、それからすぐ1人授かって、現在3人の子供の親として子育て中です。6歳、3歳、1歳(2019年時点)。僕と血が繋がっているのは1歳の末っ子だけです。
苗用カップから泥をひねり出し「うんこ」と喜んでいる長女。
僕に毎日説教されながら修行僧のように精進中の息子。
可愛い顔して一番破壊的な性格をしている末っ子。
結婚に関しては、「どう考えても無理だろ」というシチュエーションを乗り越えて奇跡的に実現しました。隠す気もなければ、占星術セミナーではリアルに話したりもしますけど、ここにおおっぴらに書く事ではないので、詳細は控えます。
悦子の親には「ここで離婚すると子供が絶対に不幸になる」と断言されていましたが、帰省時には、それは撤回すべき発言であったと納得せざるを得ない子供達の様子を、ご両親には見て頂けていると思ってます。
京都府南部の京田辺に2017年に引っ越してきたのですが、近隣に誰も知り合いがいない状態で越してきて、もちろん祖父母も近くにいません。そんな中、悦子も仕事をしながら、3人の子育てにも手を抜かず、生活してます。
僕は「エネルギー代謝学」というセミナーを主催しているのですが、子育ては多くの生物(哺乳類と鳥類)にとって、最もエネルギーを要求される一生の一大イベントです。これをいかに自力で成し遂げるか。自分がしっかりエネルギーを確保し、健康な子供を育て上げることができるかどうか、それは健康を語る人間にとって重要な事だと思っています。
子育てがきちんと出来ない人間に、健康や心理を他人に教えることは出来ない。そう思って、悦子と完全な協力体制を築きながら、日々子育てに取り組んでいます。
職業「講師」としての私のセールスポイント
長々と自分のことを書いてきました。
一流大企業には決して就職できない履歴書を書くしかないような、全く華々しくない人生経歴ですし、健康に関する何の「資格」や「認定」も持っていません。
そんな僕にむしろ興味を持ってセミナーを受講して頂けたらというのが、率直に言ってこの記事の目的ですので、自分が思う自分の講師としてのセールスポイントを書いて終わりにします。
①何事も独学で学び、自分で考える力を養い、実践し続けてきました。学歴は無く、資格や認定を持っていません。だからこそ発揮できる俯瞰力を持っています。
学歴、資格、認定は、セミナー講師業を、ましてや生化学という真面目な分野で活躍しようと思えば、本来はあったほうが断然有利でしょう。
しかし裏を返せば、高額な費用をそこに投資した人は、その恩恵から抜け出す事が難しくなるという一面があります。また、自分は社会的に地位の高い資格を持っていると高慢になり、真実を探すことに努力をしなくなっています。その資格や認定で、十分に飯が食えるだけの金銭を得て、生きていく事が出来るからです。
国家資格を持つ人が健康に関する真っ当な知識を持つのであれば、誰もが医者にかかれば健康を維持できるはずです。大学を出れば、本当の事を知っているはずでしょう。しかし現実的にそうではないのは、火を見るよりも明らかです。
僕は生化学の真っ当な基礎から応用まで扱いながらも、特定の資格、認定が扱う範囲外から、常にボーダーレスに情報を追い、分析し、セミナー化しています。受講者さんから度々ご感想を頂くことですが、扱う情報量は幅広く、膨大で、非常に俯瞰力に富んでいます。
②どこにも所属していないので、縛られるものがありません。だからこそ可能な、純粋な知識の提供をお約束できます。
日本には生化学講師を本業としている人がまず居ないような気がしますが、居るとしたら大学に所属しているとか、民間のセミナー団体に所属しているか、どちらかでしょう。
なんであれ団体には決まった方針があります。
大学に所属していると、純粋な生化学授業の範囲を超えて、生活と強く結びつけたセミナー内容にする事が難しくなると思います。
民間セミナー団体では、治療法を確立し、すでに高額で提供している場合がほぼ全てです。間違った食事指導、間違ったサプリメント処方を高額な診療費を患者から徴収しているので、論理的な間違いに気が付いたとしても、方針を変更するのは容易ではありません。患者やセミナー受講者からのクレーム問題に繋がります。それが経営不振に繋がりますし、たくさんの従業員を抱えているケースもありますから経営が優先です。なおのこと正しい知識は無視しても、現状を維持しようとします。
僕、および悦子とのhonoiroは、セミナーでの知識提供が本業です。サプリメント販売、健康食品販売をしていませんし、認定講師制度を設けていません。提供した知識に間違いがあれば、速やかに正しい情報へ刷新するのみです。
だからと言って間違いばかりでは、知識を売る事が本業ですので、信用が落ちて事業の継続は不可能になります。間違いがないように、どこよりも情報精査と、理解するための勉強に時間を費やしています。
純粋に勉強した事を、高いレベルで形にし、セミナー化する。これは同業者でない一般の方々には、それって当たり前じゃないの?と思われるかもしれません。全然、当たり前ではありません。クリニックも開かず、認定制度も作らず、物販もせず、身体のメカニズムを教える事を本業として生活しているのは、おそらくhonoiro以外には無いでしょう。
③身体の仕組み(メカニズム)に完全なフォーカスがあります。
一般的な健康に関するセミナーは、同じ「科学的」と言われるものでも、例えば「何十万人を長期間調査した研究で、このような食事が、または栄養素が健康に良いことが分かった」と言われるような情報提供がメインとなりがちです。
これは疫学研究というもので、一見科学的に見えますが、ただのアンケート調査に終始した統計ですから、調査対象以外の交錯因子の影響はもちろんのこと、調査対象となっている例えばある食品の「品質」や「摂取する時間」も測り知ることが出来ません。加工食品や農薬の存在しなかった頃ならまだしも、現代では疫学研究は科学的とは言い難いです。
疫学でなければ医師による臨床結果などがベースになっているケースも多いのですが、これがまた非常に詐欺的なものです。一時的に症状が抑制されたものを、なんでも「治療効果があった」と決めつけて、理論立てられています。長期的にどうなるか、症状の根本的な治癒に繋がったのかまでは、追跡調査されていないような患者データを基盤としたものしかほとんど存在しません。
また残念なこと一番多いのは「それ、何やっても良くなったでしょ。」というケース。もともと生活が滅茶苦茶だった人が、多すぎる外食やコンビニ食などをやめるだけで、どんなに間違った食事指導をしても一時的には体調が好転し、症状が軽減します。これを「私の治療方針で患者を治した。」というようなケースは後を絶ちません。
僕のセミナーでは、長期的な影響を可能な限り正確に推測するために、普遍性のある細胞レベルの全生物共通の代謝メカニズムが講座内容の大部分を占めています。科学は自然現象を客観的に説明したものですから、ほとんどの場合間違っている事はありません。間違っているのは、科学を解釈する側の人間の思考です。疫学というアンケート調査や、臨床という主観や詐欺の塊ではなく、客観的に捉える本物の科学を正しく解釈し、生命現象を説明する事に全力を注いでいます。このようなメカニズムに完全なフォーカスを当てたセミナーというのは、意外にも他にほとんど存在していません。
疫学も扱いますが、あくまで生化学という土台を理解した上で解釈していきます。これが分かっているか否かで、疫学の捉え方は大きく変わります。
④食生活は2017年秋から全てインスタグラムに公開し続けています。講義内容と私生活に相違はありません。地に足をつけて生活をしながら、論理と現実を繋ぎ合わせる現実主義です。
毎日の食事やおやつを欠かさずインスタグラムに悦子と僕でアップし続けています。これも僕ら以外にやってる人は居ないでしょう。講座内容と実生活に相違はないですし、講座内容がいまいち実生活へイメージ出来ない方のためにも日々の食事をアップし続けています。
で、インスタ見て頂ければ分かると思うんですけど、辛い食事制限とは無縁です。美味しいものは、だいたい全部食べられる。それで健康を維持できるし、回復できる。それを論理的に証明するのが自分の仕事だと思ってます。
学べば学ぶほど、理解するほどに、生きていくのが楽になる。そんな知識を提供しています。
……ということで。長〜〜い自己紹介を終わります!
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学生時代はなんのために学ぶのか興味が湧かず、大人になってからは勉強する意義は見出しても情報に翻弄され……それが生化学との出会いによって持ち前の理解力と俯瞰力が花開き、科学への認識が180度変わり、きちんと勉強することの面白さと実用性に気が付いたので、これを最高水準のセミナーとして皆様へお届けし、人生のお役に立てればと思っています。
肩書きや認定では無く、情報の中身を重視できる方は、これ以上無いものをお届けしてますので、是非セミナーでお会いできれば幸いです。
藤原悠馬