久しぶりに「目に見えないもの(意識)」ではなく「目に見えるもの(肉体)」の話です。
いや、本当に久しぶりすぎることに自分で驚く(笑)
それが専門みたいなものだったのですけどね。
体組成計で半年ほど自分のデータを取って分かった筋肉と脂肪の話を書きます。
- 運動不足の人の筋肉は“霜降り化”へ一直線 – 第12回 「やせの糖尿病」と筋肉の深~い関係(日経グッディ)
- ご存じですか?糖尿病を引き起こす「霜降り筋肉」と「脂肪肝」(毎日が発見ネット)
こんな記事に興味がある方、その解決方法が知りたい方は是非どうぞ。
−目次−
- 体組成計と共にトレーニング開始の経緯
- 体組成のデータの推移
- 筋質点数とは?
- 2022年12月時点の自分の全データ
- 筋トレで平熱は上がる
- 筋トレの内容
- ストレッチの内容
- 食事の糖・タンパク・脂質は?
- 嗜好品は何を食べたか?
- 食事だけでは筋肉の質が上がらない
- 筋質点数が測れるタニタの体組成計は貴重
- 要点のまとめ
体組成計と共にトレーニング開始の経緯
今年の初夏くらいに、少し調子悪いなぁって感じだったんです。
具体的には、
- パソコンのディスプレイの光に目がすごく痛い。
- 首こりがひどい。
- 肩と肘が痛い。
- しばらく無かった腰痛も出てきた。
という感じ。
それで普段は施術サービスを全く利用しないのですが、近所の鍼灸接骨院に行ってみました。
お灸をしてもらってビックリ。
身体の右側に全く熱さを感じない。
神経がちょっと麻痺ってるのか?(笑)
矯正整体をしてもらってガッカリ。
身体のあちこちが硬くなってる。
SNSでは畑に行って身体動かしてる風に見えるかもしれませんが、あれは週に1度か2度だけの話。
時期によっては歩いてごく軽い軽作業をしてるだけで、運動にはなってないです。
仕事は座りっぱなし。
身体を怠けさせすぎたと反省。
いつもに比べると体脂肪も増え気味でした。
それで1日10分筋トレ&1日10分ストレッチを日課とすることを決めました。
毎日合計20分は身体のメンテナンスに使うと。
我が家には3年くらい前に買ったタニタの体組成計があります。
これがなかなか優れもので、体脂肪率、筋肉量、その他いくつかの体組成を測定し、スマホと連携してデータを記録 &グラフ化できます。
体組成計は精度の悪いものも多いのですが、タニタRD-906は、医療現場でも使用されるInbody270と比較しても、体脂肪率の誤差は1.4%であったとの報告があります。
参照:タニタ インナースキャンデュアル RD-906を口コミ・評判をもとにレビュー【徹底検証】
なので測定値もまあまあ信頼できるのではないかと。
ちなみにInbody270は公式ショップで82万5千円の超高価な体組成計です。
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7月下旬ごろから「1日10分筋トレ&1日10分ストレッチ」を開始して4ヶ月半が経過したのですが、結構良い感じに改善がありました。
それから「筋肉と脂肪」について、皆さんのダイエットや健康維持に参考になりそうな結果が得られたので、データを公開します。
体組成のデータの推移
体重(青線)と体脂肪率(黄線)の推移
グラフの期間は6月上旬〜12月8日の半年間です。
赤線のところくらいから「1日10分筋トレ&1日10分ストレッチ」を開始。
体重は以前と変わらず、体脂肪率は右肩下がりで落とすことができました。
体重(青線)と内臓脂肪レベル(黄線)の推移
こちらも体脂肪率と同様に減らせました。
ここまでの記録を振り返って、「1日10分筋トレ&1日10分ストレッチ」程度のことで、脂肪は簡単に落ちるということです。
では筋肉量は増えたのか?
ということを見ていきます。
筋肉量(青線)と体脂肪率(黄線)の推移
筋肉量に対して体脂肪率はかなり減少しているので、一見良さそうに見えます。
しかし1日10分の筋トレを欠かさずに続けているにも関わらず、筋肉量は筋トレ開始前から増えていません。
脂肪は減っているが、筋肉はあまり増えていないという結果。
体重(青線)と筋肉量(黄線)の推移
体重に対する筋肉量の割合は、もともとはグラフ上で体重が上回っていたのが、筋肉量が上回るようになりました。
良くはなっていますが、筋肉量そのものは、大きく増えていないようです。
筋肉量は増えていないようですが、腕立て伏せをできる回数は倍近くになりました。
見た目的にも、以前より筋肉がついたよう見えます。
それから何より、夏の頃よりずっと体調が良いです。
- パソコンのディスプレイの光に目がすごく痛い。
- 首こりがひどい。
- 肩と肘が痛い。
- しばらく無かった腰痛も出てきた。
これ、全部解決しました。
特に首こりは数年前から結構悩まされていたのですが、ほとんど感じていません。
この実体感や健康度の向上とデータが、最も一致すると感じられるグラフが以下2つです。
筋肉量(青線)と筋質点数(黄線)の推移
筋肉の「量」はあまり変化がないのですが、「質」はかなり向上しているようです。
体重(青線)と筋質点数(黄線)の推移
こちらは体重に対する筋質点数のグラフ。
体重は1kg減ったか減らないかというレベルで大きな変化はありませんが、筋質点数は夏からの5ヶ月弱で平均15点ほどアップしています。
体重が少し減った内訳として、筋肉は減ることなく、脂肪が減ったということです。
筋質点数とは?
筋質点数は、タニタが独自に開発した、筋肉の質を評価するために設定した基準です。
今回データを取っているタニタの体組成計は、身体に微弱な電流を流すことで体組成情報を測定しています(生体電気インピーダンス法)。
- 脂肪は電流をほとんど通さないが、電解質を多く含む筋肉や水分などは電流を通す。
- 筋繊維の太い人は電気抵抗値が低く(電流が流れやすい)、細い人は電気抵抗値が高い。
(体組成計の原理 – タニタ公式サイトより引用)
この仕組みを使って、筋繊維の太さや、筋肉に含まれる脂肪の割合などを測定できるようです。
より精度を高めるために「リアクタンステクノロジー」と「マルチ周波数測定」なる技術が利用されているようです(気になる人は公式サイトを見てください)。
我々が使っているメタトロンも、類似する技術が利用されています。
筋肉とは筋繊維、脂肪、水分、結合組織の複合体です。
電気抵抗値を測定することで、「どれだけ筋組織に余計なものが混じってるか?」という感じで筋肉の質を測定しているのですね。
世界初※筋質チェック
タニタは“加齢”や“運動習慣の有無”により、筋肉の質が変化することを解明。
デュアル周波数測定により、カラダを細胞レベルで分析できるようになり、この“筋肉の質”をチェックすることが可能になりました。
- 筋質点数が高い:筋繊維が密で、脂肪、水分、結合組織が少ない
- 筋質点数が低い:筋繊維が細く、脂肪、水分、結合組織が多い
ということになりますが、点数の基準は以下。
僕は現時点で39歳、もうあと10日で40歳です。
夏の頃65点前後だったのが、最高で80点に届きました。
30代の基準で「筋質点数が高い」の域です。
以下、勉強になる測定例。
会見のトークセッションに登壇したタレントの松村邦洋氏(左)とモデルの西内ひろ氏(右)。松村氏の場合、その丸々とした外見から想像される数値とは違い、筋肉量は63.95と年代標準(40代)より多かった。しかし筋質点数は48点で、40代標準まで1点足りない「低い」という評価だった。
一方、現役モデルで20代の西内氏は、筋肉量が年代標準クラスの39.45だったものの、筋質点数は92点で「高い」という評価だった。
(「健康指標は量から質へ」、筋質点数を測れる体組成計はデュアル式計測を採用 – MONOist)
意外と松村邦洋(当時40代後半)は筋肉が多いが、筋質点数は48点で「低い」。
そして食事法や栄養学を学び、スポーツを嗜みフルマラソンに出場するほどのモデルの西内ひろ(当時20代中盤)は筋肉量は標準クラスだが、筋質点数は92点で「高い」。
松村氏はもちろん体脂肪率もなかなかに高そうですが、筋肉量だけで健康は判断できない。
筋肉が多ければ良いというものではない。
筋質点数を測る重要性が見えてきます。
2022年12月時点の自分の全データ
掲載したグラフの最後の時点での自分の全データです。
タニタが定める脂肪と筋肉の基準は以下。
- 体脂肪率:15%台は標準マイナス / 16%台から標準プラス(30代男性の場合 / 40代から16%台から標準マイナスに)
- 内臓脂肪レベル:9.5以下で標準(性別年齢問わず)
- 筋質点数:30代男性は80点から「高い」 / 40代男性は77点から「高い」
デスクワークで週末以外は不健康な生活をしているわりには良好かと。
基礎代謝量も基準の数値がわからなかったのですが、「多い」となっています。
もうすぐ40ですが、体内年齢はいつも30代前半です。
ただし、本当はもう少し体脂肪が多いはずです。
自分が持っている体組成計RD-906は足で乗っかるだけのタイプで、それは筋肉量などを下半身で測定し、全身の平均を予測しているみたいです。
それに対してInBody270のような手の指からも測定するタイプは、全身を測定します。
僕は上半身より下半身の方が筋肉が多いみたいなので、全身を平均するともっと体脂肪が多くなるはずです(年齢のジャスト標準程度)。
筋トレで平熱は上がる
首こり、腰痛、目の痛み以外にどんな健康の改善があったかというと、明らかに去年と違うと感じているのが耐寒性です。
12月に入ってからぐっと寒くなりましたし、我が家は非常に気密性の悪い家ですっごく寒いんですけど、暖房つけずに夕方5時までデスクワークできてます。
寒くないってことは無いですし、ひざ掛け使ってブランケットも羽織ってますが、耐えられる感じ。
去年はこの時期に暖房なしでデスクワークはとても無理でした。
今日、昼食後に体温計ったら37.1度。
食後3時間ほど経過した夕方で36.9度。
もともと36.5〜36.8度くらいが平熱だったはずなのですが、上がったみたいです。
何か体内で炎症でも起きていて発熱してるんじゃないかと疑って、数日間定期的に計測してみました。
(体温の測り方って僕も正確に把握していなかったのですが、こちらのリンク参考になります)
体温は時間帯によっても異なりますし、脇の下に汗かいてると低く出てしまったり、正しく脇の中央に当てないと正確に測れなかったり、平熱を正確に測定するってなかなか難しいのですが、やっぱり以前よりも平熱は上がっていることを確認できました。食後でもないのに36.8度以上が頻繁に測定されることは、以前は無かったので。
筋肉量はあまり変わらないが
↓
筋肉の質は上がった
↓
代謝アップ!
↓
体温上がった
ということで間違い無いと思います。
ちなみに日本人10代〜50代の平均体温は1957年の東京大学の調査では36.89℃だったものの、2008年のテルモが行ったインターネットリサーチでは大人で36.14℃、2011年のテレビ番組の企画で行われた調査では、大人で36.2℃だったようです。
参照:日本人の平均体温(三和書店)
60年間でこれだけ体温が低下してしまった原因に、やはり圧倒的な運動不足と脂質過剰の食事が合わさって「筋肉の質が低下したこと」はあるでしょう。冷え性改善には、靴下を何枚も履いたり、生姜をせっせと食べたりするよりも、何より筋トレが効果的です。
その他の体感的な健康の向上としては、風呂上がりによく眠くなってたのですが、それがだいぶ減りました。
カウンセリングやセッションをしていると「食後に眠くなって困っている」という人が多いのですが、半年くらい毎日筋トレを続けられたら、きっと大幅に改善すると思います。
筋トレの内容
夏からどんな筋トレをしたのかというと、誰もがやるような普通のことです。
スクワット、腕立て、腹筋が基本。
スクワットは足の開き方を変える、腕立ては手を置く角度を変える、腹筋は膝を上げてやるとか、バリエーションを持って満遍なくいろんな筋肉が鍛えられるように工夫してます。
ただし「のんびり10分」ではなく、必ず息が切れるほどにやりました。
夏だと、たった10分で汗だくになって、シャワー浴びたくなるくらい。
冬でも、やってるうちに上半身の服を脱いでタンクトップ1枚になりたくなるくらい。
秋くらいから普通の筋トレに飽きてシャドーボクシングもしてみたり、最近は倒立の練習を始めたりしてます。
何をするにしても10分後に息が切れて冬でも汗をかくくらいはやってます。
人間、わずか10分で簡単に吐きそうなくらい激しく息を切らすことができます(笑)
それくらいの強度でトレーニングすると、翌日に筋肉痛も起きたりします。
初めてシャドーボクシングをやった時はヤバかったです。
普段全く使わない筋肉を使ったからなんでしょうが、肩甲骨の内側あたりがすごく痛くなったり。
でも2、3日で落ち着きますから、軽く筋組織を壊して、より強く再生していくイメージでやってます。
10分の集中筋トレ以外に、ちょこちょこと普段のルーティンを筋トレ化してます。
タバコは座らず立って吸うようにして、さらに片足で軽くスクワットしたり。
デスクワークの合間、トイレに行くついでに腕立て10回だけとか、30秒だけでもシャドーボクシングしたり、キックしたり。
うちのトイレめちゃくちゃ寒いんで、これやると暖かくなって寒さも防げて一石二鳥。
効果的な筋トレに関しての自分の結論は、
- 毎日やること
- 激しく息が切れるほどに1日1回はやること
- 僕みたいなデスクワーク人は普段のルーティンの中で少しでも鍛えること
- どこか1ヶ所ばかりを集中的に鍛えないで全身を鍛えること
です。
これで筋質点数が15点ほど上がりました。
筋トレの道具みたいなものも不要、ジムに行かなくても自宅で10分間「もうダメ (;´ρ`) グッタリ」ってくらい体動かすだけ。
好きな音楽をかけて、楽しく( 〇□〇)ハァハァしましょう(笑)
腕立てとか出来ません!面白くない!という女性の方々は、キックボクシングがお勧めです。
始めはこのくらいから。
動画のタイトル通り夏なら確実に10分で滝汗です。
僕はこれやったことないですけど、これと同じくらいの活動レベルでキックボクシングはよくやってます。
闘争本能が目覚める曲を集めてプレイリスト作ってボクササイズすると楽しいですよ↓
※「10分だけ」で効果的に早く結果を出したかったら激しく運動しなくてはならないという意味で、日頃30分以上運動の時間が取れる方は、中程度の強度の運動をゆっくりやれば同じ効果が出ると思います。歳をとるといとも簡単に体が壊れるので(笑)、中高年以上の方は無理せずやってください。
ストレッチの内容
ストレッチは、これも普通で、とにかく満遍なくあちこち伸ばしてます。
スワイショウとか、体操っぽいものも取り入れてます。
筋トレだけではたぶん体を痛めるので、ストレッチもセットでやるのがおすすめです。
効果的なストレッチに関しての自分の結論は、
- 毎日やること
- とにかく満遍なく全身を伸ばすこと
です。
よく「○○筋を伸ばすだけで劇的に改善!」みたいな触れ込みってあると思うのですが、自分のこの5ヶ月弱の経験では、「全身を満遍なく伸ばさないと根本的な改善はできない」と強く感じています。
全身を鍛えてストレッチしたら首こりが大幅に改善したのは自分でも驚いたところで、やっぱり全身繋がってますし、首だけほぐしてもダメなんだなぁとしみじみ思いました。
要するに筋トレもストレッチも、
- 偏らずに全身やる
- 継続は力なり
アスリートやダンサーではなく健康維持のためだったら、この2つを覚えておけば十分だと思いました。
YouTubeになんでも見本が載ってる時代ですし、好きなことを偏らずにやればOKかなと。
今日はうどん食べながらこれを見て、今まで適当に壁に向かって倒立してたのですが、これでしばらく練習しようと思いました。
出来るようになったら楽しそう。
楽しいことをやりましょう!
食事の糖・タンパク・脂質は?
食事はたまにインスタやTwitterに載せたりしてますけど、昼と夜と間食は特に変えていません。
朝と日中のおやつに、果物は多めに食べるようにしました。
夏の果物がない時期はバナナを毎朝1本。
秋は今年は柿が豊作でたくさん頂いたので、かなり食べました。
冬はみかん、りんご、手製の干し柿。
旬のもので何でも良いと思います。果物はダイエットに最適です。
10月下旬からサツマイモ、里芋、じゃがいもと大量に収穫したり頂いたりで、我が家には食べても食べても減らないくらいに芋があります(笑)
芋の摂取量は、昨年以前も同様ですが、秋からとても多いです。
寒くなってくると僕はカフェオレをよく飲みますし、サツマイモが大量にあると、グラタン風にしたりポタージュにしたり、牛乳の摂取量は秋から少し増えます。
自分のタンパク質摂取量は、たぶん日本人として普通かやや少なめ。
タンパク質を意識的に摂取している人と比べたら、絶対に少ないです。
昼はおじや、うどん、パスタとか、ほとんど炭水化物に偏ってます。
夕食は子育てのことも考えますし、酒飲むにはタンパク質のおかずが欲しいので、平均的な量を食べてます。
朝昼の食事はおそらくタンパク質少なめ。
プロテインやアミノ酸サプリも摂取してません。
ビタミンやミネラル等のサプリメントも摂取無しです。
タンパク質摂取量が少ないので、筋肉量があまり増えないのだと考えてます。
でもこの半年間の自分のデータを見る限り、筋質点数の方がおそらく重要だと考えています。
「量より質」の方がきっと重要。
※タンパク質摂取量が少なくても、もっとトレーニングをしたら筋肉量は増えます。今の運動レベル(1日10分+α)では、このタンパク質摂取量だと筋肉量はあまり増えないという意味で理解してください。
嗜好品は何を食べたか?
だいたい夜中に、頻繁に悪いものを食べてます。
パンチが効いてて美味いけど裏見たら1枚100kcalもある😆
夜中の2時によくこういうもん食って酒飲んでタバコも吸いますけど、すべて量をわきまえてるんで体型も健康も維持できますよ。 pic.twitter.com/DM8yhBDRZI
— 藤原悠馬 (@honoiro2021) November 27, 2022
今、僕が子供たちに見つからないように隠し持っているお菓子を写真撮ってみました。
いずれもカロリー高いです。
しかも、どのお菓子ももれなく(僕がセミナーで控えた方が良いと伝えている)「質の悪い植物油」入り。
どのくらいの頻度で食べるのかというと、ストレス溜まってくると毎日に近いことも(笑)
スナック菓子やカロリーの高い洋菓子をたくさん食べるとどうなるかというと、当然太ります。
僕と違ってジャンクフードをほとんど食べず、超ヘルシーライフを送っていた昨年の悦子のデータです。
筋質点数がなんと100点満点中99点です。
これはたった1日だけ出た奇跡の記録ですが、誤差があるにしろ、筋質点数がもともと高くない人がバグでこの数値が出ることは無いです。
いつ計測しても、悦子の筋質点数は「高い」の領域か、標準の高値となっています。
顕著なのは体脂肪と内臓脂肪の低さです。
僕との嗜好品摂取の違いを考えると、やっぱり質の悪い脂肪はきれいに代謝されずに内臓や筋肉にたまりやすいかもしれません。
単純に、悦子より僕の方が脂質摂取量が多いというのもありますが。
僕は夜中にうどんやにゅうめんを作って食べることも頻繁にあるのですが、油を使わず適量であれば、炭水化物を寝る前に食べたからって太る事もないと思います。
結論として質の悪い脂肪を避けた方が、絶対にダイエットには効果的です。
ただし悦子みたいな超ヘルシーボディ(低脂肪ボディ)を目指さずに、僕程度のレベルで十分であれば、嗜好品レベルでは何でも好きなもの食べても平気ってこと。
日本人男性が、仮に1日に2500kcalを摂取するとして、そのうちの1/10の250kcalくらいをジャンクフードで摂取しても、全然問題ないです。
実際、スナック菓子とかほとんど毎日食べながら体脂肪も減って、筋質点数上がってますしね。
嗜好品で何を食べるかよりも、毎日の3食の方が遥かに大事!ってことです。
我が家の食事は、そりゃ自給自足目指して畑やってるくらいですし、栄養と生化学の理論的にも熟知してますから、嗜好品以外の食事は良好です。
食事だけでは筋肉の質が上がらない
トップ画像に「異所性脂肪」という言葉を使いました。
皮下脂肪、内臓脂肪に続く第3の脂肪と呼ばれ、本来ならたまるはずのない場所に脂肪が蓄積されることを指します。
異所性脂肪は、特に骨格筋や心筋などに蓄積されやすいのです。
参照:vol.166 「異所性脂肪」っていったい何?(オムロン)
異所性脂肪についての論文から、参考になる研究結果を一部引用します。
異所性脂肪の蓄積メカニズム:エネルギー制限と運動
我々は 2 型糖尿病3)や肥満症4)に対する食事や運動療法による介入検討を以前行ったが,短期間の(2 週,3カ月)生活習慣介入により,食事療法は僅かな体重減少(~2 %,~6 %)にて,脂肪肝を著明に減少させ(~25 %,~40 %),肝糖取り込みを改善させることが明らかとなった。
また,骨格筋においては,2 型糖尿病に対する 2 週間の食事+運動療法は脂肪筋を減少し,筋インスリン抵抗性を改善したが,食事療法ではそのような効果を認めなかった3)。
これらのことから,食事療法は主に肝臓の,運動療法は主に骨格筋のインスリン抵抗性を改善し,そのメカニズムとして異所性脂肪の減少が関与していることが考えられる.
食事療法では肝臓の糖代謝を改善させたが、筋肉では改善が見られなかった。
食事療法に運動療法をあわせると、筋肉での糖代謝が改善された。
ということですね。
食事療法に効果はあるが、運動しないと効果が頭打ちです。
そして異所性脂肪の減少は、筋質点数アップと同じこと。
僕の筋質改善データと実体感としても、納得できる研究報告です。
ある程度食事に気をつけて、毎日筋トレ&ストレッチに励めば、糖尿病や高血圧など怖くありません。
新型コロナのリスクも大幅に減って良い事づくめです。
筋質点数が測れるタニタの体組成計は貴重
RD-906はダイエットや高血糖低血糖の「根本的な対策」にとてもオススメなアイテムです。
まわし者でも何でもないんですけど(笑)
骨格筋や心筋に異所性脂肪が蓄積していないか、モニタリングできますからね。
筋肉量って、やっぱりある程度のタンパク質量を摂取しないと増えないはずなんですね。
筋肉が増えると代謝が上がってエネルギーを消費してしまうので、必要もないのに過剰に増やさないように身体はプログラムされています。
タンパク質摂取量を体の欲求に沿わない形で増やしたり、プロテインを飲んだりしてまで筋肉量を増やす必要はなく、「筋質」の方が重要である可能性を、自分の測定データから少し可能性を示せたのではないかと思います。
自身の筋質データを観察して、ぜひ毎日トレーニングしてください。
筋質点数はトレーニング開始2ヶ月後くらいから必ず測定結果が良くなってくると思うので、継続するモチベーションが保てると思います。
僕のデータを見てもらって分かる通り、結構波打ちながら変化していきます。
おそらく体にはバイオリズムがあって、そんなに脂質を摂取していないのに脂肪が増える時もあり、毎日のデータで一喜一憂せずに、1週間単位くらいでデータを眺めていくのが健全だと思います。
要点のまとめ
ということで「1日10分筋トレ&1日10分ストレッチ」の結果報告&実践アドバイスでした。
以下、自分の実体感とデータから理解したことのまとめ。
- 脂肪は簡単に減る。筋肉はなかなか増えない。
- 筋肉は標準量あれば、それ以上の量よりも「質」である。
- 全身を満遍なく鍛えて伸ばす必要がある。
- 1日1回は「もうダメ (;´ρ`) グッタリ」になれると効果的。
- 質の悪い脂肪は良くないけど、健康維持が目的なら多少は大丈夫。
- 毎日トレーニングを継続することが何より大事。
という感じなんですけど、わりと良い感じに短期間で改善データが得られたのは、やっぱり「普段の食事が良いから」だと思うんですね。
運動しないと筋肉の改善が見込めないのは研究報告から紹介した通りなのですが、食生活の改善が運動の効果をグッと高めると思います。
食事に関しては、健康維持法として論理的に根拠があり、なおかつ縛られずに自由になるための生化学講座を来年こそは!必ず!できるだけ早く!再開します。
机上の空論ではなく自分自身の実践からもきちんと理論の妥当性を証明していくのが自分のスタイルなので、確かな知識を得たい方はぜひ、来年に期待して待っていてください。
個別にアドバイスが欲しい方のために、LINEによる食事アドバイスのメニューを立ち上げました。
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食と健康の知識がない方、逆に溢れる情報に振り回されている方、一生リバウンドしないダイエットの方法を知りたい方、お申し込みをお待ちしております。
この3年間は「肉体」よりも「意識」という目に見えないものにフォーカスしてhonoiroは活動していました。
悦子は整体で身体を触られても、IMEDISで周波数的に肉体をチェックしてもらっても、「あんまり悪いところが無い」と言われるタイプです。
今回のタニタ体組成計での測定結果でもわかる通り、物質的データ上は僕よりも遥かに健康体です。
でも様々な症状を抱えていて、日常生活には全く支障はないものの、健康とは言い難い状況です。
超ヘルシーボディでコロナ発症して寝込んで後遺症っぽい症状まで出てますから。
(なんでそんなことになったかという理由はこちらの記事で)
この辺はもう意識の世界から根本解決するしかないということを、この3年間ブログで綴っている次第です。
何を食べても、運動しても変わらない!という方は、僕のサビアンシンボル・アナリシスまたは悦子のタイムウェーバー・セッションで是非お待ちしてます。
住宅の健康は電磁波対策から