幼児園が休みの週末は、2歳息子と5歳娘をどこかへ遊びに連れ出さなくてはなりません。家に居ても、エネルギーあり余しちゃいますもんね。
我が家で一番ホットで僕と悦子も気に入っている場所は、車で10分かからない場所にある虚空蔵谷。谷に入れば異空間。ひんやりと冷たい空気と、苔とシダの生える原始的な世界に癒されます。
こんな場所が近所にある京田辺、最高。
小さな滝まで、裸足でゴツゴツの岩を裸足でバランスを取りながら歩いていくのは、子供達にとって最高のトレーニング。僕ら大人にとっても、もちろん最高です。
先日はツルツル滑る水の中をひとりで歩くのを恐れる息子の手を引いて歩いて行ったのですが、今回は手を貸さずに挑戦させました。
最初は転んだりして、まだ少し冷たい水に尻餅ついて泣いたりするんですけど、甘えが出るのは条件反射みたいなもの。本当は、挑戦してやり遂げる喜びを知っているし、子供は何かできない事が出来るようになるのが大好きです。すぐに立ち上がり歩き出す。
滝へたどり着くまでに、どんどん岩を渡り歩くのが上手になっていく。いつもはしょうもない事で「みてみて!」とか「褒めて!」モードになりますが、あまり言葉も発せず、少しナビゲーションしてあげれば、真剣な表情で、でも楽しそう。
無事滝へ辿り着いたら、今度は降りていかなくてはなりません。これが登るよりちょっと怖いところがあると思いますが、登っていけた経験があるから、もう大丈夫。
頑張った息子を「かっこいいじゃん。頑張ったなあ。」と褒めると、「うん」と頷き、おふざけなしの良い顔。
静かに、成長の喜びを噛み締めている。いつもは甘えん坊でふざけているばかりの息子ですが、こういう時、とても良い時間をお互い共有できます。
これが人がいっぱいで、人工物と作られた自然しかない公園では、なかなかやる気を出さなかったりします。
人目が気になって恥ずかしがったりとかもあるんだろうけど、おそらく「本能に訴えかけない」というのが一番の理由かなと。
手付かずの自然という最高の「場」があれば、あとは見守るだけで勝手に成長してくれる。手は貸さない。自発的に、今超えたい壁に向かっていく。こういうのが理想だなぁと、息子と裸足で沢を歩きながら思った週末でした。
ま、こんなシチュエーションばかりではないので、基本はいつも嗾けて「成長しない奴は許さん」という態度なんですけどね(笑)
帰り道。僕らはスタスタ歩ける道でも息子にとってはクライミング。
全力で遊ばせて、車にのって3秒で落ちる(笑)僕と息子が遊びにいくと、これが基本スタイルです。子供はこうでなくちゃ。