夫婦のパートナーシップ問題も、テクノロジーが解決方法を導きだす時代です。
この数年間、私はパートナーシップについて悩み続け、その経過をブログにも綴ってきました。
関連するSNSもよく見ましたし、本も読み、どこかに正解があるのではないかと探していました。
でも、その時の「私の正解」は、自分を肯定してくれるもの。
当然、それでは私たちの関係が改善することはありません。むしろ私に共感してくれるものを理由にすればするほどに、関係は改善どころか反対の方向にすすんでいく。
関係が近いから?距離感が必要?と思う時もありましたが、距離感をしっかりとっていたのが1度目の結婚生活。私はそれでは満足できなくて、距離感という視点では解決しないことも明らか。
何かのカウンセリングを受けにいっていたとしても、私は自分に共感されないと納得出来なかったと思います。
事実、過去、占いに申し込んだことがあります。2020年1月のことです。そこで私は共感されたことで涙を流し、問題が解決したという感覚に陥りました。
それについて綴ったのがこちらの記事です。
結論はタイトル通り「共感による自己肯定は、問題解決には繋がらない。」
パートナーシップの問題、改善方法を見出すために、どうしたらいいの?という話ですが、そこで活躍するのがタイムウェーバーです。
タイムウェーバーが解決に向けての糸口、方向性、自分自身の課題を提示してくれます。そこから行動していくのはもちろん自分ですが、その道標を提示してくれます。
心理もテクノロジーが分析する時代になっています。
パートナーシップ問題をテクノロジーでどのように解決の糸口を見出していくのか。
実際の症例を元に、紹介します。
ーー目次ーー
1、夫への不平不満(私の事例)
2、離婚か再構築か(クライアント C様)
3、夫にイライラ(クライアント D様)
4、テクノロジーによる心理分析のメリット・デメリット
1、夫への不平不満(私の事例)
タイムウェーバーのプレゼントステート機能で導き出されるのは、フォーカステキストに対する回答です。それ以上もそれ以下の意味も含みません。
例えとして、私の事例を出します。
「私が夫に不平不満を抱かないようになるために必要な意識・行動を分析します。」の結果です。
「別居する。」インテンシティー 10/ ポットD3
「自分だけを肯定しない。」インテンシティー 9/ ポットD2
この2つは同レベルのヒット率の高い結果です。
今の私の状態では、一緒にいることで夫に不平不満を抱いてしまうので、別居した方がよい、という結果。
それと同レベルで、自分だけを肯定しないという結果。
また、他にも感情のコントロールが出来ない状態で分析をすると「離婚すべき、私が感情をコントロールできないから。」という結果となり、同じ時に「夫と最適な関係を築くために私に必要な行動や意識を分析します。」という分析をすると「感情をコントロールする。」という結果が出るわけです。
タイムウェーバーが導き出す結果は、フォーカステキストに対する現在の状態の意識です。
私の事例では今の意識のままでは別居すれば「夫に対しては」不平不満を抱かなくなる。もしくは、自分だけを肯定することを止めると決意し、意識が変われば、自然と不平不満を抱かなくなる、という結果です。
ここで重要なのが、不平不満を抱かなくなるのはあくまでも「夫に対して」です。
そして、そのどちらを選択するかを決めるのはタイムウェーバーではなく、私自身です。タイムウェーバーが人生を決定することはありません。
2、離婚か再構築か(クライアント C様)
C様 50代女性
ご主人との関係の悪化を改善されたいも、ご自身の気持ちもわからなくなるほど(離婚か、再構築か)悩まれ、セッションへのお申し込み頂きました。
タイムウェーバーが「離婚すべき」「再構築すべき」という明確な答えは出さないこと、分析結果はC様のフォーカステキストに対する回答であることを説明させていただき、十分ご理解され、フォーカステキストを考えてくださいました。
まずは「私が何をしても満たされない原因を分析します。」
「お酒をやめているから。」インテンシティー 8/ ポットD1
C様は健康のためにお酒をやめている様子でした。私たち夫婦はお酒が好きです。もちろん飲み過ぎは問題となりますが、お酒が健康を害するとは考えていません。むしろリラックスの手段だと思っています。
また、お酒を飲み過ぎてしまうなら、そうなってしまう要因に目を向けることが必要だと思います。
本当は好きなものを、健康を害すると思い込み止めることで、むしろストレスが増えてしまったり、人生の楽しみが減ってしまうことで、結果的に健康にも影響してしまうかもしれません。
それを示唆するような結果が次の分析です。
フォーカステキスト 「私が幸せで豊かな人生を送るためにやるべきことを分析します。」
「真面目にならない。」「不良精神。」インテンシティー 10/ ポットD3
とても興味深い結果でした。
同様のフォーカステキストで以下も高い結果となりました。
「愛について考える。」「今は離婚すべきではない。」「夫とペットの時間に感謝する。」インテンシティー 9/ ポットD2
豊かで幸せな人生を送るため、というフォーカステキストでは離婚すべきではない、そして愛について考え、夫とペットとの時間に感謝する、という結果です。
最後に、ご主人にどのように対応していくかを分析させていただきました。
フォーカステキスト「夫の嫌味や拗ねた態度に対する私の最適な意識・行動を分析します。」
「楽しみを共有する。」「呑みに誘う。」インテンシティー 10/ ポットC1
これ以外にも、全体的な結果としては今すぐに離婚ということではなく、再構築すべき視点での結果となりました。
離婚か再構築か、それすらもわからなくなるほどに苦悩されていたC様、今後の方向性が分析結果より示されたことで、セッションにご満足いただき、私もとても嬉しかったです。
また、C様からのご感想は意識に対してとても学びとなる見解でした。ご紹介させていただきます。
素晴らしい分析結果をありがとうございます。私の中で繋がったものが物凄くたくさんありました。
単純に、タイムウェーバーは意識を可視化するということに直面出来ました。
この認識が正しいかは不確かですが、顕在的に浮かんでいたことは潜在意識においては全くと言っていいほど無関係であった…
これは無惨な結果と同時に、潜在意識は思惑の外…、頭で考えていることは大したことではない、と思ったら、とても清々しかったです。
いろいろ正解を外側で考え過ぎていた。
いまは散々な夫婦関係ですが、逆を追えば、それを覆すための証明ができる相手なのかもしれないという思いです。
離婚も視野に入れながらでしたが、全力でぶつかっていい相手なんだと思い直せました。
だからと言って幼いエゴや傲慢さは内省しながらコントロールしながら向き合っていこうと思います。
道標が確認出来て力強く進んでいけそうです。
「顕在的に浮かんでいたことは潜在意識においては全くと言っていいほど無関係であった。」これこそがタイムウェーバーでの分析することの大きなメリットだと思います。
タイムウェーバーは潜在意識、深層心理を可視化します。
よく頂くご質問に「自分のことなのに、自分で決めずにタイムウェーバーに頼ってしまいそうです。」というものがあります。そのお気持ち、すごくわかります。
でも、顕在的な意識だけでは辿りつかない考えや思考、そこだけで判断していては問題解決に至らないこと、気がつかないことを分析、可視化してくれるのがタイムウェーバーです。
その結果を踏まえて行動していくのは自分自身。正直、そこからが大変です。でも、まず受け入れることが出来れば意識が変わり、行動も変わっていく。
その時の行動指針、道標もタイムウェーバーで分析することが可能です。
3、夫にイライラ(クライアント D様)
D様 40代女性
夫と一緒にいるとイライラしてしまう。その原因がご自身ではわからず、分析をご希望されました。
フォーカステキスト「旦那さんの存在にイライラしてしまう原因を分析します。」
「私の自己肯定感が低いから。」「受動的なこと。」インテンシティー 8/ ポットD1
これは私も同じような結果が何度も出ていますし、他のクライアント様でも同様です。
自分の人生を能動的に生きた時、その過程が自分の自信となり、自然と自己肯定することができるのだと考えています。
それが出来ていないと、その不満足感がイライラとなり、自分自身や、身近な人に向けられてしまうのだと思います。
4、テクノロジーによる心理分析のメリット・デメリット
3症例、紹介しました。
1、3の症例は、心理セッションなどでセラピストさんから言われたら、いかがでしょうか。
「夫に不平不満を抱かないためには?」→「自分だけを肯定しない。」
「夫へのイライラの原因は?」→「私が能動的に生きていないから。」
…受け入れ難くないですか?笑
でも、それは真実だからこそ、受け入れ難かったりするのです。
ましてや、それを人から言われると「あの人はわかっていない。」「そんなこと言わなくても!」と新たな理由を探し出しちゃったりするのが人間です。もちろん、悩んでいるからこそ、そうなりやすいとも言えます。
また厳しい結果だけでなく、症例2のように、自分だけではたどり着かない、「まさか!」という視点もタイムウェーバーは導き出してくれます。
ただ、大前提としてクライアント様ご自身で文言を考えていただくことが重要です。そこでの結果と、セッションでの会話から結果を導き出していくことが私の役割。
タイムウェーバーを保持されているセラピストさんは多数いらっしゃいます。
でも、このようなタイムウェーバーセッションを展開している方はまずいません。(理由はこちら。一言で言えば、ここまでの分析結果を出すことが大変だからです。)
今は情報過多の時代。
何かに悩んでも、検索すればそれなりの回答をネット上でみつけることも可能です。
でも、それでは本当の意味で解決には至らないどころか、むしろ自分に都合のよい回答を選択し、問題を余計に複雑にしている可能性があります。
また、ネットの世界に溢れている社会の声を、正しいと思い込むことは誰にでも起こり得ます。
人間の思考は主観や刷り込みに支配されやすい。そして自分を肯定してくれる回答を「正しい」と認識したくなってしまう。だからこそ、テクノロジーを用いることで、その方にとって解決の糸口を導きだせます。
これがテクノロジーによる心理分析の最大のメリットです。
テクノロジーのデメリットは、真の共感がないことです。
共感では解決しなくても、共感されることで安心して自分の心をオープンに出来ることもあると私は思っています。その役割は私が担当させていただきます。
この数年、私は感情が荒れ狂っていました。人と向き合うとは、自分と向き合うことで、自分から逃げられなくなり、逃げ続けてきた私にとってはそれが苦しくて、それを相手の責任にしてぶつけつづけました。特に能動的に生きるのを放棄し出してからは、それが顕著に。
ただ、この経験がなければ、今、こうしてパートナーシップの問題に向き合わせていただくこと、悩んでいるクライアント様へ、心からの共感は出来なかったと思います。
そしてタイムウェーバーを用いたとしても、分析結果を導きだすことも出来なかったと思います。
タイムウェーバーで自分の深層心理に向き合うことは厳しく感じるかもしれませんが、安心して飛び込んでくださいね。
能動的に生きるために、自分自身を知ることが大きな助けとなります。
自分自身を知ることを目的として、占星術のサビアンシンボル分析セッションを提供しています。