「皮膚の症状」と「治癒」の定義とは?(症状と炎症について思うことpt.3)

こんにちは。久しぶりのブログ投稿となってしまいました。

「症状と炎症について思うこと pt.3」を書きます。

 

前回からpt.1から書いてます「皮膚症状」について、非常にわかりやすい状態の変化を公開してくださっているブログを見つけましたので、こちらを紹介させて頂きます。

 

【ステロイドも排出】雑草セイタカアワダチソウでアトピーは治る!

※「治癒」という定義についてディスカッションする題材としてこちらの記事を紹介させていただきますが、このブログ筆者さんを非難するものではないという事を最初に書いておきます。著者さんの「自分で治す」という積極的なチャレンジ精神は素晴らしいものだと思います。

 

26年間苦しんだアトピーのこと

 

こちらにも症状の歴史が綴られていますが、本当に辛そうな重度アトピーです。

 

詳しくは冒頭のリンク先と合わせてご覧いただきたいのですが、「セイタカアワダチソウ」のお風呂に入ったり、お茶を飲んだり、また砂浴やビワ温灸療法と合わせて、劇的にアトピーの皮膚炎が消失した記録があります。

 

長年ステロイドを塗布してきた結果として重度のアトピー性皮膚炎を患うことになります。

 

どうしてステロイドを塗布してしまうのかと言えば、症状が辛いから、そしてステロイドが症状を鎮静させるからです。

 

なぜステロイドで症状が鎮静するのかというと、免疫細胞が働くためのシグナル(情報伝達)を遮断するからです。

 

つまり、免疫を抑制する(自分の持っている免疫力を抑制/低下する)ことが、ステロイドが効く作用機序になります。

 

 

しかし、だんだん効かなくなってきますし、塗らなければ症状が激しく出ます。

 

それどころか、ステロイドの長期的な慢性使用によって、アトピー性皮膚炎だけでなく、他の症状も出てきます。

 

  • ステロイド糖尿病
  • ステロイド精神病
  • ステロイド骨粗鬆症
  • ステロイド潰瘍

 

ステロイドが病気を作ります。

 

理由は全てひとことで言えば、「ステロイド(コルチゾール)がエネルギー産生を低下させるため」であり、「エネルギー産生が低下すると身体の恒常性を維持できなくなるから」です。もちろん、免疫力が低下するということは、細菌感染にも弱くなります。

 

そんなわけで、ステロイドの長期、慢性使用はあらゆる問題を起こしますし、それが大人のアトピー性皮膚炎の最大の原因となります。その症状の治療法そのものが、症状の最大の原因となる。皮肉なものです。

 

紹介したブログの著者さんは、そんなステロイド慢性塗布の結果として治癒が困難となった重度アトピーを、セイタカアワダチソウを使った自然療法によって見事なまでに皮膚炎を治めた記録を公開されています。

 

しかし、やはり記事を書いた数ヶ月後には、アトピーが再発していますし、ステロイドも再び使用しているようです。1年以上経った今も、時にステロイドを使用しなければならないほど症状は治っていません。つまり「完治」はしていません。

 

こんな事って、全ての皮膚症状あるあるです。特に大人になればなるほど。

 

治ったかと思いきや、治っていなかった。

長い間出ないと思っていた症状が、何かをきっかけに数年後であっても出てくる。

 

アトピーが治るとは?

 

悦子も同じテーマで過去に記事を書いてますし、ビフォーアフターの写真も載せてますので、よかったらこちらも読んでください。

 

現代医療は、薬を使って症状を消失させるが、自分自身の自然治癒力を妨げ、長期的な使用は体調を悪化させることがあるという事は、多くの人々へ浸透してきたと思います。

 

だからこそ、自然療法や、代替療法が提案され、注目を集めていますし、多くの人々が実践します。

 

でもね、自然療法って聞こえは良くて、実際にすごい効果を発揮したりするんですけど、突然効果を発揮するって、何故なのでしょうか?

 

アトピーなどの皮膚炎の話で言えば、

 

  • 排出すべき「ゴミ」が体内に蓄積されている
  • そのゴミが問題で皮膚炎を起こしている
  • 皮膚炎はゴミを処理するために発生している

 

ということが言えると思います。

 

多くの現代人に蓄積している「ゴミ」とは

 

  • 過酸化脂質
  • 過酸化しやすい脂質(PUFA)
  • 重金属
  • 石油由来の内分泌かく乱物質(エストロゲン)
  • それらを原因としてダメージを受けた自分の細胞(DAMPs)
  • 体外から侵入してくる微生物由来のゴミ(PAMPs)

 

などがあります。

 

「ステロイド剤の成分が体内に蓄積するのか?」という疑問への答えは僕には分かりません。一般論的には、蓄積されないとされています。

 

同じステロイドホルモンであるエストロゲンを投与された家畜には、データを見る限り蓄積があるようです。

国産鶏肉、米国産鶏肉、牛肉の赤身、脂肪共にエストロゲンが高濃度に検出。

(先ほどFBに投稿しましたが、何故国産鶏肉にエストロゲンが高濃度に蓄積されているのかは不明です。←現在問い合わせ中です)

 

血液検査では分からないことなのでステロイドが蓄積するか、否かは判断がつきません。

 

ただ、その真実がどちらかなのかは、ほとんど重要ではありません。

何故なら、ステロイドを塗布、吸引、内服のいずれであっても、作用した部位の炎症細胞だけでなく、正常細胞にも作用します。

 

ステロイドが作用するということは、細胞のエネルギー産生が低下するということです。それが長期的に続けば、先に書いた様な「ゴミ」は体内に蓄積しやすくなります。

 

何か自然療法によって、汗、尿、便などから、それらのゴミが急速にキレイにデトックスされるのでしょうか?

 

例えば重金属などの外因性のゴミの場合は、キレーションされて排出される様なケースが、もしかしたらあるのかもしれません。しかし不可逆的なダメージを追った自分の細胞や、炎症の元となる酸化しやすい脂肪酸がすぐになくなるかと考えれば、それはあり得ないと思います。

 

新陳代謝には時間がかかりますし、ステロイドが作用した部位はエネルギー代謝が低下しています(=新陳代謝を起こす力も低下しています)。

 

そもそも、身体の立場になって考えてみれば、炎症を起こす原因となる重金属やPUFA(過酸化脂質)などが一気に動くのは生体にとって非常に危険を伴うので、細胞内に留めておき、排出のタイミングを待っているとも考察できます。

 

では様々な自然療法や、代替医療において、劇的に症状が消えるのは何故なのでしょうか?

 

冒頭に書いたステロイドの作用機序を振り返ってみたいと思いますが、

 

  • 免疫細胞が働くためのシグナル(情報伝達)を遮断するから
  • 免疫を抑制する(自分の持っている免疫力を抑制/低下する)ことが、ステロイドが効く作用機序

 

という事でしたね。免疫細胞の働きを低下させれば、症状は起こりません。炎症とは全て免疫細胞が発生させます

 

だから現代医療において「抗炎症剤 = 免疫抑制をするもの」です。非ステロイド系の抗炎症剤(NSAIDs)でも一緒です。

さて、この記事で何を皆さんにお伝えしたいのか、ですが。

 

  • ありとあらゆる自然療法や代替療法などの「身体に負担が少ないと考えられている治療法」も、根本的には現代医療で使われるステロイドやNSAIDsと同じ作用機序を持つかもしれない。

 

という事を忘れてはいけないのではないかなという事です。

 

免疫が抑制されると、症状消えますから。

(決して忘れてないけない事実です)

免疫の本質はゴミ掃除!

 

慢性的な症状が突如消えるとは、免疫が抑制された結果であることが殆どであると思います。

そして、免疫が抑制され、そこの処理すべきゴミは身体に残ったままです。

 

セイタカアワダチソウの花は非常に強いポリフェノールによる抗酸化力や、サポニンによる殺菌作用を持ちます。そのお風呂に入って、体外で(皮膚表面で)炎症の原因となっている活性酸素(フリーラジカル)や病原性を持つ細菌を消去することは、有効だと思います。

 

しかし、体内に(細胞内に)強い抗酸化力を入れ続けるのは、また別の問題があります。過剰な還元力は、エネルギー代謝を低下させます(これは難しい話なので、また別記事で…)

 

それからもうひとつ大事なこと。

 

  1. 皮膚症状は症状の発症と消失を繰り返す。
  2. 皮膚症状は、魔法のようにサーっと綺麗になる事もよくある。
  3. 反対に、治ったかと思いきや、突然症状が爆発する事もよくある。

 

ということですね。

 

  • 皮膚症状は変化が激しいので、ビフォーアフターの写真などで話題になりやすい。
  • そこで紹介される治療法や健康法が、身体に良いものであるという認識で情報が世の中を回っていく。

 

この点、注意していただくと、冷静になって情報を見直すことが出来るのではないかと思います。

 

さて、ではどの様にして健康度が上がっていくのかと言うと

 

  • 身体の恒常性を保つためのエネルギー産生を取り戻すこと
  • 体全体の「生命場」が良好になっていくこと

 

しか、根本的にはあり得ないのかなと思います。

 

そして

 

  1. 生命場がよくなってくると、免疫細胞もエネルギーを得てゴミ掃除を頑張ります
  2. ゴミ掃除をする過程では、ゴミが溜まっている人ほど炎症が発症します
  3. 特に皮膚では発症しやすいです(排出器官でもあるため/また外因性のダメージを長期与えているケースが多いため)

 

ということを知っておくと、皮膚症状に対処するための心構えも良くなりますし、長期的な目線で治癒へ取り組んでいけるのではないでしょうか。

 

そのための「糖と脂質」を、6クラス編成で、徹底的にお伝えしているのが僕の生化学セミナーです。

来週末の東京で一旦このクラスは終了しますので、興味のある方はぜひ。

 

セミナー受講者様からのご感想【東京2018.08.04-05】

 

抑圧ではなく

症状が今消えたということではなく

自分自身の生命場が綺麗になっていくこと

それが僕の中では、治癒の定義です。

 

またこのシリーズは続きを書きますね

 

症状と食事を読み解く生化学セミナー

東京

11月23日(金/祝)24日(土)

糖 & 脂質 全6クラス

@八重洲藤山ビル 2階「ふれあいセミナールーム八重洲④」

 

大阪

11月27日(火)

 【残1】母ちゃんたちに聞いて欲しい、生化学のおはなし -悠馬さんの脂質クラス1-

@産巣日(交野市) 詳細はこちら

 

岡崎(愛知

12月27日(木)

脂質クラス1&2

@竜美丘会館

 

 

11月20日

ホロスコープセミナー残席1あります

浜本彩香さんのホロスコープセミナー@京都

参加者様はこちらの記事を確認してからご来場ください

 

 

藤原 悠馬生化学講師、
EMFA1級電磁波測定士、整体師

「症状と食事を読み解く生化学セミナー」主宰。細胞レベルの代謝、病理、自然界、食文化を縦横無尽に繋ぐ他に類を見ない俯瞰力と圧倒的なリサーチ力、分析力が話題を呼び、全国から多数の現役医師、治療家、美容家、栄養士、料理人、ボディインストラクターなどの健康・治療業界のプロから一般の主婦までがセミナーへ集う。どこにも所属しない、日本で唯一のフリーランスの生化学講師。MCサビアンシンボルは乙女座29度「読んでいる書類から秘密の知識を得る男」。知識の中に留まる事なく実践と行動から現実と知識に架け橋を作り続ける。

藤原 悠馬ブログYuma's Blog

健康を知ること
= 自然の法則を知ること

藤原 悠馬生化学講師、
EMFA1級電磁波測定士、整体師

「症状と食事を読み解く生化学セミナー」主宰。細胞レベルの代謝、病理、自然界、食文化を縦横無尽に繋ぐ他に類を見ない俯瞰力と圧倒的なリサーチ力、分析力が話題を呼び、全国から多数の現役医師、治療家、美容家、栄養士、料理人、ボディインストラクターなどの健康・治療業界のプロから一般の主婦までがセミナーへ集う。どこにも所属しない、日本で唯一のフリーランスの生化学講師。MCサビアンシンボルは乙女座29度「読んでいる書類から秘密の知識を得る男」。知識の中に留まる事なく実践と行動から現実と知識に架け橋を作り続ける。